- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091920812
作品紹介・あらすじ
同じ季節、同じ時間を共有した鴨居とちなみの恋の行方は何処へ!?
▼第1話/卒業まで▼第2話/それからの季節▼第3話/なごりの冬の…▼第4話/再会そして…(前編)▼第5話/再会そして…(後編)▼第6話/遠い日にさよなら▼第7話/あの日からのカレンダ-▼第8話/あの恋には戻れない▼第9話/新しい秋▼第10話/フラッシュバック'82▼第11話/心まで届かない▼第12話/春にむけて▼第13話/同じ夜の空の下▼第14話/流れる時を追いかけて▼第15話/明日からは思い出▼第16話/これからは二人きり▼第17話/愛が間に合うのなら▼第18話/想い出は欲しくない(前編)▼第19話/想い出は欲しくない(後編)▼第20話/それぞれの明日へ(前編)▼第21話/それぞれの明日へ(後編) ●登場人物/鴨居透(大学時代に同級生の名取ちなみと交際、卒業を前に別れる。広告代理店勤務)。名取ちなみ(鴨居の元・恋人。市場調査会社に勤務する。気は強いがさみしがりや)。 ●あらすじ/名取ちなみと鴨居透は同じ大学に通う同級生。付き合って3年の仲だ。就職活動時期に突入し、鴨居とちなみは市場調査会社でアルバイトを始めるが、鴨居はちなみが課長の海江田の話ばかりをするのが気に入らない。早く大人になりたい、と鴨居はちなみとも距離をおき、会社訪問にいそしむ。その後、ふたりの別れはあっけなくやってくるのだった(第1話)。▼社会人となって1年目の秋がやってきた。鴨居はちなみのことが忘れられず、意を決してちなみの自宅に電話をかけ、会う約束をとりつける。久しぶりに会ったちなみは仕事に打ち込んでおり、鴨居は彼女の心に入り込む余地はないと感じる(第2話)。 ●本巻の特徴/心を残したまま別れた鴨居とちなみ。そして鴨居は社内の佐倉杏子とつきあいだし、ちなみは上司の海江田に魅かれるも、叶わずに鴨居の影をひきずり続ける。そしてちなみは親の勧める見合いをすることを決めるのだった。ちなみが見合いをした相手は飛鳥浩史。大手建設会社に勤務する30歳だ。秋にニュ-ヨ-クに転勤することが決まっており、彼はそこに妻を連れていきたいという。飛鳥と鴨居の間で揺れるちなみの心。だが結婚式を目前にして、ちなみと鴨居はついに互いの気持ちを確認しあい、ベッドをともにするのだったが…。▼エッセイ 林真理子
感想・レビュー・書評
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今朝は懐かしのマンガ、柴門ふみさんの『同級生』を読んでいます。
我が青春のマンガ、ドラマも好きだったなぁ~
東京ラブストーリーよりも好きでした。
高校の頃にとっても大人な気分で読んでいましたが、いつの間にか鴨居くんとなるみちゃんの年齢をはるかに超えてしまったんだな、と感慨深いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人に話を聞く時は不機嫌な表情をするもんじゃない!「ディズニーランドではしゃぐ鴨居くんが好きだった」・・・就職活動時のすれ違い。ぼくたちはおとなに対して嫉妬している。それが、つまりぼくたちがまただ子供だという証明なのだろうか?ぼくはその時、部屋の片隅からちなみの視線を感じた・・・。誘わなきゃ手を出せないのよ、男が弱虫で卑怯だから、女に誘わせといて、責任逃れしようとしてるんだわ。コネで入っても実力がないと、一日中豆袋の点検ばっかり。好きになりかけていると愛してるとは違う。男は同じ職場で30年だぜ、同じ上役、同じ同僚と30年顔をつきあわすわけだ。女が男を捨てる時は、他に好きな男ができた時だけよ。あたしの、みっつめの願いは「あたしとちなみさんをダブらせないで」ってことだったのよ。気持ちってものは自分の意志でどうこうできるもんじゃないし・・・しようがないさ。スレッカラシ?「強くたくましく」で生きてきたのに「シャイでナイーブ」に負けた・・・これが片付かないことには俺の青春は終わらない。
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確かに、思わずドラマを作っちゃいたくなるような漫画ですな。
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コミック・ラノベ・BL
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90年代のトレンディドラマ。
恋愛ってこんなに引きずるもんだっけ?結婚したくなった。 -
結構有名な漫画だとは知っていたのですが、父の看病の合間に
読んだのがいけなかったのでしょうか?
「ふ~ん…」という感じ。
それとも私の恋愛感情にカビでも生えているのでしょうか… -
『大学の同級生から社会人へ――。時の流れのなかで、愛に苦しむ二人は何処へ行くのか―――。』
柴門ふみの小説であまりお気に入りはないけれど、
小学館文庫から出ているこの
「同・級・生」
をはじめ、
「東京ラブストーリー」
「あすなろ白書」
「Age,35」
すべてドラマ化されてるとおり、名作ぞろい
すべて5つ星
いろんなカタチの恋愛、、、すべてむずかしいねぇ -
読んで思ったのは、ここまでおもしろくなかったのかと……。
多分、トレンディドラマの頃、今から20年近く前に読んでいると思うのですが。
でも、その頃も、
「えっ、これがあの名作『僕の唄は君の歌』をかいたのと同じ人?」
と、ビックリした記憶があるような気もするので、こんなもんなのかもしれません。
この主人公2人、まるで理解できないのですが……。
それは、もてない灰色の20代を送ったためでしょうか? -
ちなみと鴨居くんが何でうまくいかなかったのか今でも全然わからない。
ラストとちなみから鴨居くんへの手紙を読むと大人になるってほんとにいいことなのかなんのか、必要なのかどうなのか…心が痛い。