神の左手悪魔の右手 (4) (小学館文庫 うC 4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 117
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091921840

作品紹介・あらすじ

狂気、殺戮、霊世界……夢と現実が交錯する少年・想が体験した恐怖の数々!

▼第5話/影亡者7~26 ●登場人物/山の辺想(八天王小学校生)、山の辺泉(想の姉/屋敷高校生)、土井みよ子(泉と同じ学校に通っている/芸名・花みよ子/第5話) ●あらすじ/補導されて家に連れられてきた想が、玄関まで迎えに出た母を見た途端、「お母さんの霊は去年死んだお婆ちゃんだっ!!」と叫んで母の背後を指差した。母と泉には何も見えないのだが、想は花もようの赤い襦袢を着たお婆ちゃんが見えるのだと言う。お婆ちゃんと母しか知らない赤い襦袢の秘密を想が知っていたことに、母は愕然とする。翌朝、大女優・大森世津子の死亡を告げるニュース番組を見ていた想の一家。「あれっ!この人みよ子さんだっ」。ニュースの次に始まったワイドショーを見ていた想は、雛段状に並んだゲストのなかで一番目立っている女の子の後ろに座っている女の子は、絶対にみよ子だと言い張る(影亡者/7)。▼バッジの針が刺さったために、画面に映っていた女の子が突然うずくまった。すると、想の言ったとおりその女の子の後ろに座っていたみよ子がアップで映しだされて泉は驚くが、同じ画面を見ていた想には、怪物のようなみよ子の背後霊が周りの背後霊を脅かしている姿まで見えていた(影亡者/8)。 ●本巻の特徴/最終章となる第5話の中盤~終盤を収録。次第に凶悪な背後霊の力によって変わっていくみよ子と、三郎太にのりうつられた想の周辺で起こる出来事が描かれる。終盤で三郎太はみよ子の背後霊と戦うのだが……。本作のタイトルの意味が最終話で明確に明かされる。 ●その他の登場人物/想の父(市立病院の外科医)、想の母、香月(霊能者)、小谷(物部村の霊能者/香月の師匠)、三郎太(みよ子の先祖の一人/背後霊)、兵藤タケル(アイドル)

感想・レビュー・書評

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  • HORROR4 影亡者
    うわー霊のバラバラ死体だ!
    ……って、何が何やら。
    シリーズ完結だがいまひとつか。

  • 最終回だ!!みよこちゃんを殺そうと三郎太が色々とやるところだったり、どんどん悪くなる、みよこちゃんを見てるのは面白かったけども、最終回の「影亡者」さすがにやり過ぎで個人的にはいまひとつ!

  • すごいな、発想がすごい。無茶苦茶にも程があるぜ。ラストの怒涛の展開はまさに舌を巻いた

  • 「でも、とにかくこのままでは今に、わたしたちの問題だけではなく
     もっと恐ろしいことが起きると思うの。」

  • 想くんの力はどこから来たものなのか…

  • 2009/6/17購入。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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