THE MOON (4) (小学館文庫 しD 4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091921949

作品紹介・あらすじ

9人の少年少女とザ・ム-ンが正義のため闘う、少年マンガ。

▼第1話/白原に死す(後編) ●登場人物/ザ・ムーン(魔魔男爵が2兆5000億円かけて製作したロボット。9人の子供達の脳波が一致したときだけ作動する)、魔魔男爵(悪のはびこる世の中に怒り、力こそ正義だと信じる。ザ・ムーンを発明した人物)、糞虫(男爵の手足となる人物。子供達をすみやかに危険から守る役割を果たす)、サンスウ(ザ・ムーンを動かす9人の子供達の中心的存在。カテイカのことが好き)カテイカ(9人のなかの唯一の女の子。お父さんは刑事)、木の国屋商衛門(自称、日本一の商人。金になることなら何でもする)、セントバ-ナ-提督(円盤に乗ってやって来たケンネル星人) ●あらすじ/行方不明になっていたサンスウが、首相に直訴するために姿を見せた。「地球は大変な時にきている」と首相に訴えるサンスウ。ケンネル星人に捕えられていた彼は、ケンネル星人の目的を伝え、ケンネル星人と友好的な関係を結ぶことを提案する。一方、ケンネル星人を金で買った木の国屋商衛門は、ケンネル星人の科学力で自分が地球を支配することを企む。木の国屋商衛門の策略か、ケンネル星人探偵隊員が殺され、政府要人が次々に暗殺される。そんな最中ケンネル星人・セントバ-ナ-提督と会談する中田首相。会談後、首相はケンネル星人が地球上にカビが生える機械を設置しており、1年後にそのカビで地球が滅びることを告げた。そこで、サンスウにザ・ム-ンの力を貸して欲しいと頼む。しかし、ザ・ム-ンは怪ロボットに連れられ行方不明になっていた。ザ・ム-ンの行方を必死で探すサンスウ。木の国屋商衛門の所有する山を探していると、体中カビが生えた人が倒れていた、そして、その山にザ・ム-ンは隠されていたのだったシャカイたちと合流し、9人の力で再び息を吹き返したザ・ム-ン。9人の少年たちとザ・ム-ンでカビを発生させている装置を撤去しようと向かっていくのだが…(第1話)。 ●その他の登場人物/刑事、中田首相、下北沢、ポパイ、黒龍号(第1話)

感想・レビュー・書評

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  • 人間の業が重なるとかくも世は複雑になるってお話し。
    最後はなかなかの力技。
    純粋と洗脳は紙一重。

  • 銭ゲバも凄かったけど。こちらには懐かしさを感じるんだな。絶望の中ムーンと共に散ってゆく幼い彼らに救いが訪れることを願って止みません。

  • 全体的に、なんだかすごい漫画です。 

  • マジンガーZやジャンボーグAなどのロボットブームの頃発表された異色のロボット漫画を紹介します。

    大富豪の魔魔男爵が巨費を投じて作った「ザ・ムーン」。
    何が正義で何が悪か判別しにくい大人の社会を嘆いた男爵はピュアな心を持った子供たちに「ザ・ムーン」を託しました。
    子供たちの名前はコクゴ・サンスウ・リカ(双子)・シャカイ・ズコウ・オンガク・カテイカ(女の子)そしてヨウチエンの9人。
    9人の心が一つにならないと「ザ・ムーン」は動きません。
    例えば危機的状況の時でもヨウチエンが親と呑気に動物園に行ってたり、カテイカが(敵の罠で)デートに行ってたりすると「ザ・ムーン」は動けないのでそんな時「ザ・ムーン」は涙を流し「ムーン、ムーン」と泣きます。

    敵も正義を名乗り善行もするが腐敗する日本を嘆き水爆を落として日本再興を図ろうとする組織とか、カビ化されてく地球を嘆き訴え犬に化けてやって来た宇宙人とか一応は正義なんです。
    そう正義対正義に悩みながら子供たちは戦います。日本国憲法第9条もでてきます。

    戦ううち子供たちはいつの間にか般若心経を唱え「ザ・ムーン」を飛ばしたりサイコネキシスを使わせたりします。

    ラストは結構ショッキングなので自分の目で確かめてください。
    とにかく凄い漫画です。


    「ザ・ムーン」ジョージ秋山 1972〜1973 少年サンデー

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