- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091925626
作品紹介・あらすじ
▼第6話/臥薪嘗胆▼第7話/呉の滅亡▼第8話/因習打破▼第9話/改革者の悲劇 ▼第10話/孫子の兵法▼第11話/業因強国策●主な登場人物/伍子胥(第6話)、句 践、夫差(第6、7話)、西門豹(第8話)、呉起(第9話)、孫武、孫濱(第 10話)、商鞅(第11話)●あらすじ/中国南部の後進国・呉は、臣・楚から亡命した 伍子胥の提案を取り入れて国力増強に努めた結果、天下の大国となった。だが、中央 に進出して天下に号令するためには、隣国の楚を討たなければならない。呉王は、後 顧の憂いをなくして楚と戦うため、呉の南にある小国・越に攻め入った。絶対的に不 利な戦況にあった越であったが、奇策が成功し、呉は思わぬ打撃を受けて退却させら れるばかりか、このときに受けた傷がもとで呉王も死去する。その後を受けて呉王と なった夫差は、伍子胥とともに国力の回復に力を注いだ…(第2話)。●本巻の特徴 /越に殺された父王の恨みを忘れまいと、寝床に薪を敷いた夫差。その夫差への屈辱 を胸に留めるため、苦い肝を嘗めた句践。初志貫徹した二人を描いた「臥薪嘗胆」を はじめ、全6話を収録。●その他の登場キャラクター/文侯(第8、9話)、武侯、 田分、公叔、悼王(第9話)、孝公(第11話)●本巻に登場する故事成語・諺・歴史 用語など/臥薪嘗胆(第6話)、牛耳る(第7話)、大夫(第8話)、三老、吮疽の 仁(第9話)、風林火山(第10話)、秦の法(第11話)
感想・レビュー・書評
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呉越戦争メイン。面白かった。
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横山光輝「史記」2巻。
呉越の結末、官僚の発生、呉起、孫ビン、商鞅。
領土でなく俸禄で人材を召抱える官僚制度と、商鞅が作り上げた法治国家が、歴史上の意義としてはとても大きな出来事。官僚の代表として戦国時代・魏の西門豹が語られています。彼は官僚制とかの前に、迷信を一刀両断してゆく様がなによりも爽快。エピソードとしても秀逸ですね。
戦国時代で一番好きな物語の孫ビン。ビンの字が出てこない。
なんといっても、龐涓を嵌めたクライマックスの場面がカッコ良すぎる。いやいや、あのエピソードが語り継がれてきたことと、それを形として残したこと。多少、脚色されてるのではないだろうか、と思うぐらい質のいい物語となってますね。
幻想水滸伝2で、これをモデルにしたシーンありましたな。そりゃあ、モデルにするよなぁ、と納得です。
かっこいいんだ。 -
<目次>
第6話 臥薪嘗胆
第7話 呉の滅亡
第8話 因習打破
第9話 改革者の悲劇
第10話 孫子の兵法
第11話 業因強国策
2015.11.07 読書開始
2015.11.08 読了 -
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2巻では呉越の宿命的な闘いや、クセのあるキャラクター伍子胥の活躍と末路が描かれるとともに、孫臏ら著名な兵家が登場する。読みごたえがある。
史記では、司馬遷が強い影響を受けた天命思想または仁に代表される儒教思想にのっとって人の運命が理由付けられる。歴史に屹立する絶対的な古典であるがゆえに、現代的な視点からはそのような思想に理解が及びにくく、また人物の内面や背景がパターン化、もしくは単純化されているように見える。しかし、そこに横山光輝一流のタッチで人物に喜怒哀楽が華々しく添えられることで、我々が登場人物へ感情移入できる巧みな仕掛けがなさなれている。
ヒトの最大公約数を知るための、または、ヒトの原風景に立ち返るときの一冊。 -
両足を斬られて入れ墨の刑罰を喰らっても衰えぬ孫子の鬼謀。敵が友人だったにしても洞察力が半端ない。
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史記の2巻目。
4文字熟語のことわざの元はこうだったのかと、普段使わない言葉の意味を改めて知ることもできる。
マンガなので気を張らずに、ちょっと暇なときにさらっと読めてしまうのがだ、それでいて深いものがあり、なかなか面白い。
さすがに小学6年生の息子には難しすぎるのか、「わけわからない」の一言。