14歳 (7) (小学館文庫 うA 57)

著者 :
  • 小学館 (2002年1月18日発売)
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本棚登録 : 75
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091925879

作品紹介・あらすじ

▼第4章/地球重態(27)~(28)▼第5章/子ども選び(1)~(18)●主な登場人物/チキン・ジョージ(バイオ鶏肉のササミ細胞から誕生した天才科学者)、岬一郎(日本国総理大臣)、アーサー・ヤング(アメリカ合衆国大統領)●あらすじ/ 不老不死の研究に失敗した経済界の黒幕・ローズ。彼は実験の副産物として生み出された人工人間を商品化しようと、岬総理のもとに人間を精巧にコピーした秘書を送りつける。「3歳以下の子どもの寿命が、すべて14歳で尽きる」と不吉なことを告げる秘書を、岬はすぐに偽物と見破るが…(第4章・27話)。●本巻の特徴/破滅の序曲が鳴りひびく近未来の地球。だが、人々は未だその事実を知らされず、人工人間「もの」同士によるアトラクション“殺人プロレス”の異様な興奮に酔い痴れていた。この状況のなか、各国政府は生命を宇宙に逃れさせる決定を下した。だが、ロケットに乗せられるのはごく少数であり、優秀な子どもだけを選ぶほか選択肢がなかった。極限の状況に追い込まれた権力者たちの下した決定は!?●その他の登場人物/ローズ(世界経済を牛耳る影の権力者)、タロウ(岬総理の息子)、アメリカ(ヤング大統領の息子。緑色の髪の毛を持つ)、戸川ヨッコ(女子高生。14歳のとき子供を産んでいる)、戸川きよら(ヨッコの息子。3歳)

感想・レビュー・書評

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  • 子ども選び③④がまた唐突な「子供には見せられない」描写。解説者がマイクをへし折ってたのと同様に手に力が入りました。美少年 嵐×ゾンビ 草野

  • これもう楳図さん向こう側にいっちゃってるなぁ・・・(笑)地球の自転が狂ったり、殺人プロレスの異様さに読み終わって頭がクラクラする・・・(笑)でも異様さだけで、単純な作品の面白さには欠ける。読んでいて今回もやっぱり疲れちゃうなぁ。

  • 「そしてそのために、子供を100人、宇宙へ移住させるって本当ですか?
     そして、もう子供が選ばれてしまったのでしょうか?
     選ばれたとしたら、それはどこの誰でしょうか?」

  • 合成肉から生まれたチキン人間を軸に、人間の世の中を描き切った天才の最後にして最高傑作。

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著者プロフィール

楳図 かずお(うめず かずお)1936年和歌山県生まれ。55年に貸本漫画家としてデビュー、『週刊少年サンデー』などに作品を発表。ホラー漫画の第一人者。代表作に『漂流教室』『まことちゃん』『わたしは真悟』『14歳』など。ホラー、SF、ギャグ、時代劇まで幅広い。1995年以降、腱鞘炎という理由で漫画は休筆中。タレント活動を行い、2014年には長編ホラー映画『マザー』を初監督・脚本・出演。

「2022年 『こわい本11 猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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