冬物語 (5) (小学館文庫)

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著者 : 原秀則
  • 小学館 (1997年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091930750

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冬物語 (5) (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • ああ、これは善い大学受験もののマンガであり、最上のラブコメ(ややシリアス?)マンガだなあ……。主人公の光が進路にしても恋情にしてもえらくふらふらしているせいというかおかげというか、彼なりに現実的に物事を見るということが描写されていて、当初のヒロインだったしおりへの横恋慕を止め、見開きでの東大の赤本をゴミ捨て置場に捨てるシーンが一番の見所だったように思う。そこから奈緒子の方へようやく振り向く……といったところで奈緒子はまた年下の男の子である淳との仲を深くさせているのだけれど、ここら辺もむべなるかなといった感じで、だからこそ光が仕事でアメリカへ旅立つ奈緒子の見送りをしに羽田空港へやって来て無言で号泣する様は、なかなかに情けなくもあるけど、心の奥底で自分が一番好きな人は誰なのかということを奈緒子とともに光もようやく気付くその心境は、ああ、ようやく一歩踏み出せたじゃないか……としみじみそう感じるのだった。無駄に思わせぶりな女性キャラが登場していたり、何かあるのではと印象付けさせられるコマがそのままほったらかしになっていたりと粗があるにはあるのだけれど、でもまあ、奈緒子が淳に泣きながら別れを切り出してからのラスト5話を思い返すと、それらはあまりに些細なことだよな、と思い、奈緒子による二度の「よかった〜ねっ?」の台詞が大変素晴らしく響いてくるのだった。いやもう、本当、善かったよねえ……。しかし、一目惚れに勝るものって案外ないんだな、とか思ったり、年上のお姉さんはやっぱり善いと感じたり、いい恋愛マンガでありました。まあ、俺は最初から奈緒子にしか目がなかったけどね!2006-06-02読了。

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