- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091931764
作品紹介・あらすじ
隔絶された地で、死の影と戦いながら懸命に生きる少年たちの愛と勇気!!明日なき人類の行く末を警告する、SFロマン!!
感想・レビュー・書評
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百田尚樹氏が、YouTubeで、涙を溜めながら、激しくお勧めされていたので、読んでみた。
漫画を読み慣れていないせいで、人物が、誰かわからなかった。
11年連続100万部数の売り上げと言う
輝かしい記録の持ち主である百田尚樹氏と、私の感性は、少し違ったみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「太陽の地図帖33」を読んだのをキッカケとして、初めてこの名作全巻に目を通した。後半はまるきり記憶になかった。この頃毎週少年サンデーの立ち読みは続けていたはずなので、途中の怪物の描写や813人の大和小学校の先生や生徒がほとんど死んでいく展開に、嫌気がさして読み飛ばしていたのだと思える。40年以上経って、やっと平静にそれらの絵を見ることができるようになり、この作品が名作だということに気がついた。人間て、なかなか成長しない。
サンデーコミックス3巻目80-81pに、高松翔が先生の狂気から生き残り、全校集会で生徒に説明する言葉は、その後の40年以上後の原発事故等で証明されはしなかったか?
「おとなの人は、だいたいものごとをりくつで考えるだろう。だから、りくつにあわないことがおきたときに、あたまの中がめちゃくちゃになってしまって、たえられなくなってしまう」
もちろん、子どもたちだけで世界をつくったからといって自動的に理想社会が創出されるはずもない。子どもたちだからこそ、純粋な形で権力争いが勃発するだろう。食料争いやペストなどの病気(サンデーコミックス5巻の新大臣の行動)、或いは生き残り戦略の対立で、子どもたちは残酷なほどに死んでゆく。
また、見事なほどに公害や奇形物や地震や機械文明への疑問等々の当時の社会批判が生きており、当時はまだクローズアップされていなかったはずの異常気象、バーチャルリアリティまでも垣間見せ、この物語は、思いもかけない、まるで数十年後のジブリアニメ(「ナウシカ」や「もののけ姫」)を思わすようなラストに向かって行くのだ。
かなり遅れた読者だけど、いい体験でした。
2017年6月読了 -
一番最後のコマで泣いた(´;ω;`)ブワッ
救われる終わり方なんだけど
決して最高のハッピーエンドじゃないところがスゴイ! -
みんな、地球は大事にしような…
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(´;ω;`)関谷も死んだしいいラストだった(´;ω;`)(´;ω;`)傑作
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うわあああああ・・・。へぴーでした。とてもへぴー。。
会社帰りに一冊ずつとか読むものじゃなかった。深く反省。
そして、過去にこれが少年サンデーに連載されていたという事実を知ってさらにダメージ。
どんだけ凄いんだ。。
これだけ酷いことが立て続けにおこるのに、いつまでも希望を捨てない主人公たちが本当に凄いと思う作品。
昨今の人間なら逆境もここまで酷いと精神的にぶっ壊れそうです。
非常に勉強になりました。はい。 -
言わずと知れた楳図かずお先生の名作。眼を背けたくなるような表現のグロテスクさと、翔ちゃんや咲っぺはじめ子どもたちの勇気や一途な想い、家族の絆など、涙なしには読めない話の数々が同居しています。まあ、それが楳図作品の真骨頂と言えるのでしょうが…。
さらに、「漂流教室」は、荒廃した未来をテーマに環境問題にも警鐘を鳴らす社会派作品でもあります。うーむ、その奥の深さに脱帽です。