YAIBA (2) (小学館文庫 あD 2)

著者 : 青山剛昌

• 小学館 (2001年12月14日発売)

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2020年11月19日]

国会議事堂を鬼丸城として占拠した鬼丸は、雷神の剣を狙って刺客たちを送り込む。八鬼は敵ながら憎めないキャラばかり。クモ男のタコ焼きレストランはおいしそうで、当時から記憶に残ってるワンシーン。日本はちょっと大変なことになってるけど、基本的にこの辺りはコメディ路線なので笑いながらバトルアクションを楽しめる。

コメディとしてはともかく、バトル要員としては役に立たなかった八鬼の次に現れたのは、なんと蘇った佐々木小次郎！武蔵と肩を並べる剣術と、魔剣・物干し竿の力。バトルはもちろん、イケメンでナンパな性格でギャグ要員としても強い。
少しずつ力を蓄えてきた刃の成長も見どころ。ついに雷神に打ち勝った刃。そして、あの新しい必殺技もいいよね。あれは当時、ホウキで真似してた気がする。