うしおととら (1) (小学館文庫 ふD 1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 658
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091935113

作品紹介・あらすじ

伝説の「獣の槍」を操る少年・うしおと、五百年ぶりに解放された妖怪・とら。この不思議なコンビが贈るハイパー伝奇ロマン!!

感想・レビュー・書評

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  • 昔から1番好きな漫画
    何回も読み返してしまう
    少し古くさいが、熱くなります。

    全編泣けたり、胸が熱くなったりしますが
    個人的には妖怪「サトリ」の話が1番泣けます
    サトリ自信も悲しいんですが、あの真っ直ぐな潮が、戦い後に麻子に辛い気持ちを打ち明けるシーンは何度読んでも、少し思い出すだけでも「涙腺が崩壊」します

  • 妖怪退治に使われる『獣の槍』で500年間封印されていた妖怪。その槍を抜いて封印を解いたうしおと、その妖怪『とら』の物語。
    うしおととらのいがみ合いながらも愛嬌たっぷりなやり取りと、いざという時は助ける関係性がいいね。とらは本来はかなりすごそうな妖怪なんだけど、なんとも憎めないキャラで見ていたくなる魅力がある。

    うしおは正義感たっぷりでまさに少年マンガの主人公の熱さ!巻末に寄稿されている高橋留美子先生の言葉通り、紋切り型の正義ではなく己の理想の正義のために命を懸けるところがカッコいい。

    「でもよ…許せねえもんは許せねーんだよ!礼子サンは、生きてながら死んでんだぜ、わかってんのかよ!?ともだちもよろこびも…笑いガオもとったら…女の子にゃ骨だけしか残らねえじゃないか!」
    『絵に棲む鬼』のこのセリフがカッコいい。

    うしおととら以外のキャラもいいよね。『絵に棲む鬼』での間崎の「いやだーっ!オレはもうはなさんっ、おまえが一番つらい時に手をはなしたのはオレだ!もう…絶対…はなさねえ…ぞ」の言葉があったからこそ、礼子も踏ん張れたんだと思う。

    『とら街へゆく』での真由子もよかった。犠牲者を増やさないためにデパートへ戻らなかったり、あんな目に遭ったのに空腹のとらにハンバーガーを差し出したり素敵だった。

    そして、敵となる妖怪や鬼たちの迫力といったら!子どもの頃に読んでいたらかなり怖かったと思う。容赦なく恐ろしく描いているからこそ、ドラマの説得力が強く生まれてる。『からくりサーカス』よりもまだ線も荒い感じだけど、それがかえって躍動感に繋がっていてそれもいい。初めて読むので今後も楽しんでいきたい。

  • どろなんてなんだい!
    サイコーです。やっぱいい!

  • 読んでいて飽きない!展開がいちいち熱くて、後半は常に半泣きで読んでいました。個人的に絵も迫力があり好きでした。あと、とらが可愛い

  • 絵がなぁとちょっと敬遠気味だったことに心底後悔したマンガ。もうめちゃくちゃ面白い。
    読んでて途中、何度鳥肌が立ったことやら。名言の連発。
    完成度が本当に高い作品。本当にザ・少年マンガってかんじ。

  • ・絵‥‥‥7
    好き嫌い分かれるが躍動感すごい
    はまったら抜け出せない中毒性あり

    ・話‥‥‥8
    週刊誌だったこともあり比較的読みやすい
    人によっては一気に読まないと忘れるところあり?

    ・キャラ‥‥‥9
    主人公だけでなく脇役や敵役まで魅力的
    感情表現豊か
    話が進むにつれ変化していくのもまたよい

    ・熱量‥‥‥9
    とにかくこの人の作品は全て熱い
    しかし比較的他の作品よりも穏やかなシーンも多いため気張らないでも読める

    ・笑い‥‥‥5
    笑いはちょこちょこ入れてくれるがそこまでセンスがいいとは言えないかもしれない
    それでも寒い感じのはなくかわいく思えるので嫌いな人は少なそう

    ・涙‥‥‥8
    熱さで泣き、キャラの背景で泣き、敵役にも涙する
    ほとんどのキャラに山場があるのでこの作品を好きになった人はみなどこかで泣いているのでは

    ・恋愛‥‥‥6
    あるけど普通の恋愛とは少し違うかも
    藤田さんは運命的な繋がりを大事にしてるのかな
    恋というよりは愛を感じる方が多い
    恋愛要素のいくつかをいらないと感じる人も中にはいそう

    ・伏線、落ち‥‥‥9
    簡単なものから壮大なものまでいくつもの伏線あり
    ほぼ全ての謎を明かして話を終わらせてくれる
    深読みして読んでもかなり楽しめる


  • 全33巻。
    父に言われ蔵を整理していた蒼月潮が地下で見つけたのは、獣の槍とそれに縫いとめられていた妖・とらだった。


    うしおの”勝てなくても負けない”という戦いはまさに少年漫画。

  • 不器用でいたいくらいまっすぐな人やバケモノたちがたくさん登場する
    人生の中で好きな漫画のひとつ

  • 絵で敬遠してたけど超面白いです。やっぱりストーリーが大事ですね!個人的には真由子が大好きでした。

  • 何回 鳥肌たったかなあ…
    何回 泣かされたかなあ…

    名言・名シーン満載の、胸が熱くなる傑作。
    これぞ少年漫画だと思う。

    しかし衾は未だにトラウマです。むり。

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著者プロフィール

北海道旭川市出身。1964年生まれ。88年、『連絡船奇譚』(少年サンデー増刊号)でデビュー。少年サンデーに連載された『うしおととら』で91年に第37回小学館漫画賞、77年に第28回星雲賞コミック部門賞受賞。ダイナミックかつスピーディー、個性的ながらエンターテインメントに徹したその作風で、幅広い読者を魅了し続けている。他の代表作に『からくりサーカス』(少年サンデー)がある。

「2007年 『黒博物館 スプリンガルド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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