- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091940032
作品紹介・あらすじ
●長い時の流れの中で、はるか昔に絶滅してしまい、現在では決して相まみえることのできない生物たちに対する限りないノスタルジックな気持ち。それはのび太でなくても、だれもが心の奥底に持っているものでしょう。そして、そんな絶滅生物たちの代表である恐竜への思いは、とくに熱く、深いものがあるはずです。今はなき永遠のヒーローである恐竜を生き生きと描いた胸おどる物語など12編を収録。▼第1話/恐竜ハンター▼第2話/地球製造法▼第3話/ネッシーがくる▼第4話/のび太の恐竜▼第5話/宇宙ターザン▼第6話/恐竜が出た!?▼第7話/恐竜さん日本へどうぞ▼第8話/恐竜の足あと発見▼第9話/大むかし漂流記▼第10話/石器時代のホテル▼第11話/モアよドードーよ、永遠に▼第12話/異説クラブメンバーズバッジ▼解説/高見沢俊彦
感想・レビュー・書評
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恐竜が恐竜の時代にもタイムマシンで行けるのがびっくりした。そんな昔には行けないと思っていた。
自分だったら、戦国時代にいって色々な武将を見てみたい。
2023/03/09 5歳詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
想像というものは自由で限り無い。時間や場所を超えてそれは想いを致すことができる。過去への限り無い想像、それは、人間ではない、すでに消え去ってしまった恐竜たちへと辿りつく。ドラえもんはそういうことさえも、可能にする。のび太と恐竜、日本誕生、創生日記、の原型がここにある。
絶滅した存在。土や岩に残されたわずかな痕跡からしかもはやそれを認めることはできない。そんな存在が実際いたかは問題などではない。そうした存在に憧れや夢をいだける、そういうことが不思議で重要なのだ。ひとはどこかで、そういうものが向けることばに耳を傾けながら、子どもっぽいとか、くだらないとか言って耳を塞いでしまう。ともすれば笑われてしまうそういうものを、なんとなしに持ち続けるのび太と、そういうのび太をバカにしながらも、なんだかんだで叶えてくれるドラえもんがいる、そんな世界になんだかほっこりする。 -
ピー助とかネッシーとか、ドラえもんに出てくる恐竜の話を集めたもの。のび太くんの出来ない癖に安請け合いする性格が如実だけど、自分で考えて恐竜を過去へ返したり、成長も見られる。
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僕が初めて買った漫画はてんとう虫コミックスの『ドラえもん』18巻と31巻と34巻でした。以後、漫画、アニメ、映画からいかに影響を受けまた学んだものか…。勇気や友情をはじめ、人生に大切なものはほとんどすべて『ドラえもん』から学んだと言って過言ではありません。
しずかちゃんのお父さんが語る「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人間〜」は、確かに僕の理想の人間像を形成しています。全45巻(そしてプラス)に永遠の名作とそのもとが溢れていますね。