大長編ドラえもん: 大長編ドラえもん 4 (4) (小学館コロコロ文庫 ふ 1-14)
- 小学館 (1995年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091940148
作品紹介・あらすじ
●あらすじ●今回の舞台は海底。海底へ遊びにきたドラえもんたち仲よし五人組は、チョモランマと富士山を足した長さの海溝を下ったり、口の悪い水中バギーに乗って、海底ドライブを楽しんだりと、大満足のキャンプになるはずだったのに、とつぜん、現れた海底人によって、ドラえもんたちは一瞬にして囚われの身に!! なんと海底には高い文明を持つ海底人の国、ムー連邦があったのだ! 海底人のやさしい少年、エルからくわしい話を聞いたドラえもんたちは、ただただ驚くばかり。ムー連邦の首相は、この国の存在を陸上人からかくそうと、ドラえもんたちを一生国内に閉じこめようと考える。そして、国境を無断で越えれば死刑になると知りながらも、脱出を試みるドラえもんたち。はたして、無事国境を越え、再び陸上にもどることができるのか!? 海底人の追っ手が猛スピードでやってくる!! にげきれるのか、ドラえもん!? 大長編ドラえもん激動の第4作!!
感想・レビュー・書評
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この作品、『のび太と鉄人兵団』とともに、しずかちゃんの優しさが染み入る名作ですよね。しずかちゃんの涙に四次元ポケット内で反応するバギーの一言が泣けます。ムーとアトランティスの抗争という設定と、バミューダ・トライアングルをうまく絡み合わせた物語展開が秀逸。エルは原作では黒髪、映画では金髪。
子どものころ、幽霊船が漂うシーンや巨大イカに襲われるシーンが超怖かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バギーちゃん!
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もう、この作品、原作のこの大長編もアニメ版も号泣してしまう程良い作品です。
しずかちゃんの優しさは本当に凄いです。
もしもドラえもんがあの道具を出さずに、どこでもドアを出してたらあの優しさは見れず、ラストも終えられずと恐怖しか無いです。
本当に良い作品で、お気に入りです。 -
ドラえもんの王道を通る話。のび太としずちゃんは山にいきたく、
ジャイアンスネ夫は海に行きたい。ドラえもんは海底の山を提案。
しかし、そこには海底人がいた。。。。。。
バギーが最後に意外な活躍?そして、結末は。。。。
面白いですよ。 -
シンプルながら勇気、友情、冒険、それにギャグが詰め込まれ、安定したおもしろさがある。ラストの戦いはあっさりしているが見せ場での伏線回収がよかった、
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海底鬼岩城<br /><br />未来やもしもボックスとかの異世界ではなくて、現代の地球の海底が舞台というところが熱い。<br />古代戦争の超破壊兵器といい、ポセイドンのデザインといい、少年のハートを疼かせるものが盛りだくさん。
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大長編4作目「のび太の海底鬼岩城」です。海底人の王国ムーと、滅んだ王国アトランティスとの攻防に巻き込まれるのび太ご一行様。大長編シリーズの脚本としては最高傑作なんじゃないかとおもいます。タイムマシンで全てを解決させなかった頃の懐かしいドラえもんです。ぽんこつバギーこと『バギーちゃん』がしずかちゃんによせる愛情と、その集大成ともいえる例のシーンは、何回見てもたまらない気持ちになります。あんなに悲しいのに、読後感はとても良いです。ふしぎ。