大長編ドラえもん (13) (小学館コロコロ文庫)

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  • 小学館 (1997年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091940834

大長編ドラえもん (13) (小学館コロコロ文庫)の感想・レビュー・書評

  • ブリキのラビリンス。

    今回の大長編の舞台は、チャモチャ星という、
    機械文明が発達しすぎて、人間は指一本動かさずに快適な生活を享受することになったが、
    発明ロボット「ナポギストラー一世」を皇帝とするロボットに支配されて星である。


    機械文明が日進月歩で進み、どんどん利便性を追求するようになるあまり、自分の体を使わなくなりつつあるという状況は、現代の先進国の文明を見ても同じことが言えるのではないだろうか。

    サピオの父は、人間の体を使わせなくしてしまった機械文明に対して反対の立場をとるが、
    たとえ、人間の体が使えなくなったとしても、それを補うことのできるカプセルまで用意されているといった有様。

    機械が人間に対して反乱をおこすなどというようなことは、この漫画ならではの表現方法であろうが、
    どんどん機械なしでは生きていけない文明にある我々は、半ば、機械を「使っている」のではなく、機械によって「使わされている」状況に陥りつつあり、
    本来人間が人間であるべき主体性という根拠を喪失しつつあるのではないか、
    という藤子・F・不二雄氏のメッセージでもないだろうか。

    物語の終わりに、「ドラえもんの道具に頼るのはやめよう」と決心したのびたであるが、次の瞬間に、
    「ねえねえ、道具に頼らずに済む道具はないかしら」と、ドラえもんを追いかけまわすオチに、
    やはり、人間というものは弱いもので、どうしても道具に頼らざるを得ないものであるというイロニーが見て取れるような気がした。

    「道具に頼らずに済む道具」なんて、突き詰めれば、要はチャモチャ星の人類を堕落させた「イメコン」である。

    「ドラえもん」の悪い意味での「魅力」は、のび太をさらに弱くさせるような発言をのびたに言わせ読者の共感を得ているという点にもあるのではないだろうか。

  • ボリューム感が・・・<br /><br />ブリキの迷宮<br /><br />散々風呂敷広げた割に、すぐしまってしまった印象。<br />もう少し丁寧にど派手にやって欲しかった。<br />でもそれはおそらく映画を見ればいい話なんだろう。<br /><br />映画見よ。

  • 『雲の王国』に引き続き、ドラえもんが壊れ、さらには海底に捨てられてしまうという衝撃内容の本作。機械に支配された人間という設定が面白かったなあ。そして、迷路好きの僕は、地下室の大迷宮に憧れると同時に、かなり怖かった…(笑)。

    ロボットたちに『鉄人兵団』ほどの迫力がなかったのが、残念と言えば残念ですけどね。

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