- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091941312
作品紹介・あらすじ
かわいくて、やさしいドラえもんの妹・ドラミちゃん。ドラミちゃんが元気に活やくする傑作13本を集めました。
感想・レビュー・書評
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すごく良かった。
ドラミちゃんが出てくるときってすごくワクワクしたのを覚えてる。なんかいつもと違うイレギュラーなことがおきた感じがして。
途中でドラミちゃんが助けてくれる回がすごく良かったです。ずっとドラミちゃんがでてくるより、最後にちょっと出てくる感じがいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
可愛らしく、しかししっかり者のドラミちゃん。お兄ちゃん思いなところや、ゴキブリが嫌いなところ、細かいところまで好き。
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このドラミちゃんという存在はこの物語において、しずかちゃん同様に、女性的な役割を担っているかのように見える。だが、その働きはしずかちゃんとはだいぶ異なっている。
ドラミちゃんのもつ特徴は、ドラえもん同様にポケットから道具を取り出すことができるところにある。なので働きとしてはドラえもんに近い存在である。
ところがドラミちゃんはドラえもんとはどうも違う様に見える。同じロボットで、同じように道具を出すのに、どうもドラえもんとは違ってしっかりしているように見える。これがドラミちゃんがしっかり者の設定だからと言ってしまえばそれまでであるが、それではドラミちゃんを置く必要性があまり感じられない。ドラえもんがしっかりすればいいだけの話である。
ドラミちゃんのもつその特性は、ドラえもんにはない確実性である。ドラえもんの出す道具は、胡散臭さの漂うものが多いが、ドラミちゃんの道具はそういうあいまいさやいかがわしさは一切ない。ドラミちゃんの道具を使えば、確実に人物に変化が生じて、しかもそれは確実にその人物のためになるという類のものである。セワシ君は、ほんとうにのび太を変えたければ、何よりまず、ドラミちゃんを派遣するべきである。
逆に言えば、ドラミちゃんに従ってさえいれば、何も物語として動きは生じないのである。そういう意味で、ドラミちゃんはこの物語における優等生なのである。
こういう存在がいるおかげで、ドラえもんの極めて特異的な立場が補償されるし、のび太との関係の不思議な何とも言えない関係が確かなものとなる。ドラミちゃんは、野比家に対する支援者である。世話係と言ってもいい。ドラミちゃんはその職務をきちんとまっとうしている。ところが、ドラえもんはドラミちゃんと同じロボってでありながら、決してのび太の指導者ではないし、かといって対等な立場の友人でもない。世話をしていると言えば明らかに振り回されているし、していないかと言われれば、のび太の想像性を活かして、道具を見つけ出して世話をしているとも言える。
時に、ドラミちゃんが登場することで、物語の中のドラえもんの働きを確固たるものにしてくれる。いわば引き締め役である。 -
僕が初めて買った漫画はてんとう虫コミックスの『ドラえもん』18巻と31巻と34巻でした。以後、漫画、アニメ、映画からいかに影響を受けまた学んだものか…。勇気や友情をはじめ、人生に大切なものはほとんどすべて『ドラえもん』から学んだと言って過言ではありません。
しずかちゃんのお父さんが語る「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人間〜」は、確かに僕の理想の人間像を形成しています。全45巻(そしてプラス)に永遠の名作とそのもとが溢れていますね。 -
日本で一番有名ないもうとキャラ。
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ドラえもんとのび太の関係に比べて、このドラミとセワシの関係はどうだ。
22世紀っ子だからかもだけどあまりにドラミに淡白なセワシ。
「ちょっと代わりにおじいちゃんのところ行って来て」って言えちゃう。
そんな関係を、ドラえもんとのび太の日常を見ているドラミはどう思っているのか・・・
と、考えながら読むと涙腺がちょっとゆるみます。けなげ!
ドラミちゃんは古典的かつ史上最強の妹キャラですよ。