ドラえもん (パニック編) (小学館コロコロ文庫)

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  • 小学館 (2005年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091941381

ドラえもん (パニック編) (小学館コロコロ文庫)の感想・レビュー・書評

  • ドラえもんの道具の驚くべき特徴のひとつに、既存の存在の慣習をぶち破るというものがあるのだと思う。まさに想像の実現、クリエイティブ。
    普段何気なく使っていたりものや暮らしの空間に、ありえない世界を体現する。家の中でスキーをしたり、無重力になれたり、地面で魚釣りができたり、ババ抜きが深刻な外れクジとして実現したり…こういうことが考えられる作者の想像力はやっぱり、他の作者の真似できるものではないのだと思う。
    どんなに既存のものであっても、使い方や見方を変えて組み合わせれば新しいものとなる可能性がある。記号論的な考え方はまさにここにある。マグリットの探究した世界もここにある。
    しかし、この作者はたぶんそういうことを考えてはいなかっただろう。組み合わせを変えるだけで新しい何かを生み出すということと、ひとがどこかで空想していた夢は同等の関係ではないからだ。夢の中に、そういう組み合わせ次第で変わる可能性としての夢もあるだろうが、夢はそれだけでないのである。それは過去や未来、宇宙や世界さえも含んでいる。
    しかもこの作者はディズニーの世界のようにそういう夢を魔法ではなく、不思議なロボットが出す「道具」で実現させるのである。魔法のような道具かもしれないが、道具である以上、どこまでも現実的で日常的なものである。ドラえもんの物語としての卓越性、作者のスタイルの卓越性は、たぶん、ここにあるのだと思う。

  • 僕が初めて買った漫画はてんとう虫コミックスの『ドラえもん』18巻と31巻と34巻でした。以後、漫画、アニメ、映画からいかに影響を受けまた学んだものか…。勇気や友情をはじめ、人生に大切なものはほとんどすべて『ドラえもん』から学んだと言って過言ではありません。

    しずかちゃんのお父さんが語る「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人間〜」は、確かに僕の理想の人間像を形成しています。全45巻(そしてプラス)に永遠の名作とそのもとが溢れていますね。

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