ピンポン (3) (小学館文庫 まC 4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 180
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091962430

作品紹介・あらすじ

地上最高速の球技、卓球!

卓球のイメージを塗り替えたネオ「スポ根」漫画!
努力と才能の果てしなく美しい責めぎあい!
ドラゴン対ペコのクライマックスの死闘!
ペコ対スマイルの哀切極まる最終戦!
見よ!かっこいい卓球!

感想・レビュー・書評

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  • 人生の教科書、バイブル

    ピンポンは主人公が固定されてないから、登場してくる全ての人物のいろいろな人生を垣間見ることができる。唯一無二の作品。

    それぞれが卓球をする背景にさまざまな事情を抱えていて、また卓球をする目的も人それぞれ。その中で生まれてくる感情、人間関係が本当に面白くて美しかった。

    それにあれだけ卓球(勝ち負け)に縛られて、見えないところで常に怯えていた風間が最後のペコとの試合で、これまでにない表情で心から卓球というものを忘れて楽しんでいる姿に感動した。


    そして最終話も良かったな〜
    スマイルの
    「いいじゃないですか、凡庸。」
    「僕ワリと好きですよ、そういう選手」

    こういうテンションで生きていくのって大事やなって思った

  • 久々によみましたが、面白い。映画もまた見てみよう。

  • 映画もアニメも視聴済み。漫画だとスマイルVS猫田はたったの5ページだと知った。笑わないから“スマイル”ではなくて卓球やってた時に笑っていたから“スマイル”というあだ名、ペコの天才性が再び開花するまでのシナリオ、スマイルVSチャイナでの鼻歌、ペコVSドラゴンでの韻が心地よいモノローグ、ペコVSスマイルの躍動感が好き。また読み返すと思う。

  •  よく出来た漫画だと本人も書いているけど、書きたいことに軸を絞って、それが一番上手く見えるように構成が練られていると思った。
     アニメ版ではペコとスマイルの対決がきちんと描かれないのが少し残念に思ったが、こうして読み返してみると「勝敗が意味を持たない試合」といった台詞がオーバーラップしてきて、楽しそうに試合をしている事実を提示するだけで十分な気がした。
     端的に言えば、ヒーローの復活劇だったんだなあ、これは。
     風間のプレッシャーが常勝一本に絞られていたのは、アニメとは違うところだった。

  • アニメ先にみたけどやっぱり最高
    綺麗とは言いづらいちょっと荒削りな絵も勢いと迫力に結びついていてたまらない。
    映画的な因縁の様子や直接語られるでもなく表現される感じが秀逸。
    過去を思い出したり、他の場面との重なり方がごちゃごちゃになりそうなのにうまく盛り上がりに繋がっていてすごい描き方だなと思う。

    スマイル、ペコ、アクマ、カザマ、コンを中心に選手の悩みや葛藤と喜び

    顧問の小泉や道場のオババもいいキャラだしノスタルジックな哀愁が生まれていて面白い。

    セリフもセンスあり過ぎる。あつがなついとか。ペコは特にキャッチーで言いたくなるセリフが多い。

    やっぱり1番好きなのはアクマ。少し泣く。

  • 1996〜1997年ビックコミックスピリッツ連載。文庫版2012年8月初版。決勝戦はスマイルとペコ。ヒーローがやって来る。そして5年後が描かれる。卓球を通した友情と感動。

  • お帰り、ヒーロー
    ペコ&スマイル どっちもサイコーです
    ヒーロー見参
    ヒーロー見参
    ヒーロー見参

  • おかえりヒーロー(泣)

  • ペコ、スマイル、チャイナ、アクマ、ドラゴンそれぞれがインターハイ予選で得たものがあったようで救われる。

  • 松本大洋の描く少年たちは愛しさと切なさと心強さと!!
    ヒーローが皆を救っていきました。ペコかっこいいし可愛いし。
    でもやっぱりアクマとチャイナが好き。
    スマイルの笑顔と涙に胸がきゅーっとなった。あの頁を見ると、漫画でしか駄目だなと思う。

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著者プロフィール

漫画家。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』『竹光侍』『Sunny』『ルーヴルの猫』(すべて小学館)などがある。現在「東京ヒゴロ」、シリーズ「むかしのはなし」連載中。

「2022年 『劇場アニメーション「犬王」誕生の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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