- Amazon.co.jp ・マンガ (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091970633
感想・レビュー・書評
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読了:2022/10/16
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一篇一篇の物語の断片が流れになる。物語の編みあげかたが美しいなと思いながら読み終えました。
そして、確かに面白い。いまの漫画ではなかなか見られない、重厚な、耽美な、豪奢な、繊細な…。名作であることに異論はない。
評価としては高いのだが、ただ個人的にはのめりこめない。もう私が若くはない所為もあると思う。若い頃なら深い感銘を受けただろう。
でももっと致命的に趣味じゃないというか、嗜好が違う。少年同士の組み合わせ(しかもどちらも華奢系)では心が動かないのよそそられないのよ滾らないのよ。
などと業の深い感想を旧来の友人に話したら、曰く「そりゃその時代に読まねばハマらないよ。あと多感な時期に読まないとね」とのお返事。
一度は「そういうものか~」と納得したものの、改めて考えるといまこの時代、この年齢で読んでも充分に心動かされる物語、否応なく心を巻き込んでくる物語は、古い時代のものでもあることはあるのです。
なので単純にやっぱり嗜好の問題が大きいかなと結論。
巻末の「月蝕」は素晴らしかった。この愛蔵版全3巻のなかで一番好き。嗜好にぐっさり刺さる。 -
1~10まで普通のコミックスで読んだ。どの版を登録したらいいのかわからないのでこれで。
メリーベルがめっちゃ好きだった。美少女の真髄だと思ってる。