ポーの一族 3 (小学館叢書)

著者 :
  • 小学館 (1988年8月1日発売)
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本棚登録 : 113
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091970633

感想・レビュー・書評

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  • [図書館]
    読了:2022/10/16

  • 一篇一篇の物語の断片が流れになる。物語の編みあげかたが美しいなと思いながら読み終えました。
    そして、確かに面白い。いまの漫画ではなかなか見られない、重厚な、耽美な、豪奢な、繊細な…。名作であることに異論はない。

    評価としては高いのだが、ただ個人的にはのめりこめない。もう私が若くはない所為もあると思う。若い頃なら深い感銘を受けただろう。
    でももっと致命的に趣味じゃないというか、嗜好が違う。少年同士の組み合わせ(しかもどちらも華奢系)では心が動かないのよそそられないのよ滾らないのよ。

    などと業の深い感想を旧来の友人に話したら、曰く「そりゃその時代に読まねばハマらないよ。あと多感な時期に読まないとね」とのお返事。
    一度は「そういうものか~」と納得したものの、改めて考えるといまこの時代、この年齢で読んでも充分に心動かされる物語、否応なく心を巻き込んでくる物語は、古い時代のものでもあることはあるのです。

    なので単純にやっぱり嗜好の問題が大きいかなと結論。

    巻末の「月蝕」は素晴らしかった。この愛蔵版全3巻のなかで一番好き。嗜好にぐっさり刺さる。

  • この世界感がたまらない。

    エヴァンズの遺書
    ランプトンは語る
    リデル・森の中
    ホームズの帽子
    エディス
    白い鳥になった少女
    妖精の子もり
    雪の子
    月蝕

  • もっと色々な話を読んでみたい、と思える作品。

    ラストはどうだろう、自分的には生きていると思うのだが…。
    それはそれで主人公はまた、同胞を求めて生き続けていくのだろうな。。

    少女漫画だけれど、割とシビアな展開で、
    読み終えた時、何ともいえないやるせなさが…。

  • 1~10まで普通のコミックスで読んだ。どの版を登録したらいいのかわからないのでこれで。

    メリーベルがめっちゃ好きだった。美少女の真髄だと思ってる。

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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