- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092271517
作品紹介・あらすじ
台湾に東洋一のダムを建設した日本人の物語
八田與一(はったよいち)は、日本統治時代の台湾で、約10年の歳月をかけて当時東洋一のダムを建設した土木技師です。台湾の灌漑施設の建設に数々の足跡を残しましたが、太平洋戦争中、乗っていた船が撃沈され、非業の死を遂げました。その妻・外代樹も、戦争終結後、ダムの水路に身を投げるという悲劇の最期を迎えています。
與一は台湾では教科書にも登場した、最も尊敬されている日本人のひとりで、現在でも毎年の慰霊祭には台湾の総統が出席するほどの人気です。
1930年に完成した烏山頭(うざんとう)ダムと給排水路は現在でも完全に機能しており、現地の人々が大切に管理し続けています。生誕125周年の今年はダムの近くにあった住居が復元され、記念公園として開園されます。実家のあった金沢でも毎年生誕祭が開かれています。
この本は、日本の土木技術の発展に大きな影響を与え、日本人と台湾人を区別することなく労働者を大切にした、偉大な技術者・八田與一の生涯とその業績を描き下ろした学習まんがです。
【編集担当からのおすすめ情報】
当時のダム建設のようすがよくわかる解説と、貴重な写真も収録。
感想・レビュー・書評
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ダムを授業で習った小6兄が、見つけてすぐ手に取りました。学校では習ってない人だーと興味を持っていました。
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八田與一さんが台湾でダムを作ったお話。台湾と日本の関係に興味を持った時にこの話を知り読んでみた。漫画なので彼が台湾で成し遂げた偉業がよく分かるが、ちょっと話があっさりしすぎて物足りなかった。本当はもっと苦労があったと思うので、どう考えてどう行動したのか詳しく知りたいと思った。より詳しい本を読んでみようと思う。
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どんなことがあってもめげずに、最後までダムを作り続けた。
周りの人の力は、凄いなと感じた本。
一度台湾の鳥山頭ダムに行ってみたい -
978-4-09-227151-7 163p 2011・6・1 初版1刷
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先の大戦中、台湾にダムを作った日本人がいた
その苦労たるや相当なものだと思われる
もっと知られて良い、歴史の一部分だと思う -
八田 與一の名を台湾で知らない人はいない。
嘉南平野に烏山頭ダムを作った、日本人技術者。単なる技術だけじゃない、台湾人と同士として共に働き完成させた。
大人向けの本は数多くあれど、子ども向けは私が知る限りこの1冊だけ。
次世代の日本を背負う子ども達は勿論、台湾に行こうと考えている方にも1度は読んで欲しい本です。