ダレン・シャン / 9〔小学館ファンタジー文庫〕

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092301092

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  • シリーズ9作目。
    バンパニーズ大王を追ってクレプスリーの故郷にやってきたダレンたちは、バンパニーズの罠にはまり追い詰められます。さらには町を襲っていたバンパニーズの犯行の濡れ衣を着せられ、警察や自警団にも追われる羽目に。
    ついに大王と直接対決する機会を得、クレプスリーが辛くも大王に勝利しましたが、クレプスリーもスティーブ・レパードにより帰らぬ人となってしまいます。
    さらに、クレプスリーが倒したバンパニーズ大王は影武者であったこと、そして本当のバンパニーズ大王はスティーブであったことがわかり、ダレンはさらに深い絶望へと落ちてゆきます。

    残りのチャンスは2回。
    果たして、どういった結末になるのでしょうか。

    解説でも触れられていましたが、このシリーズ作品の初めに書かれていた一節、「現実の世界はきたないし、とても厳しい。主人公がどうなろうとおかまいなしで、ハッピーエンドなどそっちのけだ。人は死ぬし、けんかには負けるし、悪が善に勝つ」という言葉の意味がこの9作目でわかるような気がします。

    物語の展開はスピード感がありましたし、7,8作目に比べると戦いの描写も臨場感があってよかったと思います。全体として、かなり盛り上がりもあるよい話だったとは思いますが、クレプスリーが死んでしまったことに対するショックが大きくて、あまり「読みかえしたい」とは思えない巻になってしまいそうです。
    ダレンの師であり、父代わりであり、友でもあった、ラーテン・クレプスリーの存在は大きく、ダレンの心痛は察するに余りあります。
    クレプスリーの最期の「憎しみに人生をゆだねるな。吾輩が死んでも、かたきなどとらんでよい。自由に生きろ。やけになり、復讐にとりつかれ、ゆがんだ生きかたをするでない。」という言葉をダレンには大切にしてもらいたいと思います。
    もちろん、バンパニーズ大王であるスティーブは、クレプスリーのかたきであるだけでなく、一族にとって最大の敵ですが、かれを殺すことだけを目的として生きるのではない、もう少し「救い」のある生き方が綴られることを期待します。

  • くそっ!スティーブめ。もうゆるさん、よくもクレスプリーを~!

  • 残酷だしたくさん死ぬし、あまり好きじゃないんだけど、児童書の売れ筋は読んでおこうという変な義務感(?)から、気が向くと細々と読んでるシリーズ。

    「お約束」が覆される巻。児童書なのに何でもアリ?
    どうしてスティーブも一緒に落ちなかったんだろう。

  • バンパニーズ大王を、バンパイアの追討隊が倒さなければ、バンパイア一族は滅び、闇の世界を支配するのはバンパニーズとなる――。ミスター・タイニーの予言のもと、主人公ダレンたちはバンパニーズ大王を追う旅に出た。そして、師であるクレプスリーの故郷の街で、かつての親友スティーブが仕掛けた巧妙なワナにはまります。バンパニーズが作った地下水路の舞台で、手に汗をにぎる戦いがくりひろげられます。待ちうけるものは、誰もが予想もできぬ、恐ろしい結末だったのです

  • 面白くて、続きが気になりました。 

  • 親友のスティーブとフリークショーを見に行った少年ダレン・シャン。サーカスにいたバンパイア、クレプスリーの毒ぐもを盗んだことが原因で、クレプスリーに半バンパイアにされてしまう。嫌々彼と共に旅をするダレンだったが、しだいに親子の様な関係を築いていく。
     バンパイアの敵であるバンパニーズとの戦いが始まり、バンパニーズ大王を倒さなければ、バンパイア一族が滅びてしまう。ダレンとクレプスリーはバンパニーズ大王を倒す決心をするが…。
     いつも、ストーリー展開は予想外なことばかりで、先が読めないしかも、今回は衝撃のラスト読むのは二度目だけれど、やっぱり悲しいです。12巻まで読んでもまた1巻から読みたくなる本です!

  • ダレンシャンは集めてましたね〜。
    これはお小遣いからじゃなくて母持ち。
    わくわくして、続きが気になって、毎回びっくりさせられて、でも最後は唖然としました。こういう終わり方もあるんだね。

  • 1話から、ぐーっと引っ張り込まれた作品。
    闇の世界の住人とか、ほんとうは苦手なんだけれど、引き込まれた勢いで全巻読んでしまいました。

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