読書感想文がラクラク書けちゃう本: 宮川俊彦のオタスケ授業 (わかるできるのびるドラゼミ・ドラネットブックス 日本一の教え方名人ナマ)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092535091

感想・レビュー・書評

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  • 帯には小学校中学年〜高学年向け、と書いてある。
    しかし侮る勿れ、大人でもなるほどと納得できる読書感想文の書き方と本の読み方を漫画とポイントで教えてくれる。少なくとも私はこの本を読んで感嘆した。まあ、自分が小学校レベルの事も知らなかった、というだけかもしれない。

    まずみっつの柱を考える。
    ①どんな本か?
    ②何について書かれているか?
    ③読んでどう思ったか?
    これだけ書ければもうできあがり!
    後はとっちゃまん(宮川俊彦氏)の作戦や術、方程式に乗っ取って書いていけばスラスラ書けるそうだ。

    私も今までよりマシな文が書けそうでワクワクした。

    文の「書きだし」のアイデアだけで20の例が、テーマ探しのコツで11の例が載っている。迷ったときのアンチョコ本として活用できそう。

    ‘ズバリ言っちゃうと本を読むという事は、書いた人の考えや、作り出した世界について考えることだ。それは同時に、自分自身について考えることにもなる’p31

    基本に立ち返る、という意味で大人のみなさんに如何だろう?
    もちろん、「読書感想文、うざい〜、書けない〜」とお困りのお子さんにも。
    漢字にはすべてふりがながふってある。

    感想文の例文として使われる児童文学、絵本の名作が、本好きの人なら多分知っているものなのも楽しい。
    でもひとつだけ分からないものが、、、海蔵さんが井戸を掘るお話ってなんだろう?

    追記
    新美南吉の『牛をつないだ椿の木』だった。
    このお話は知らなかった〜。

    • nejidonさん
      5552さん、こんばんは(^^♪
      いやぁ面白そうですね!中学年・高学年向きなら私はぴったりです。
      ①と②がやはり大事かなぁ。
      すごく素...
      5552さん、こんばんは(^^♪
      いやぁ面白そうですね!中学年・高学年向きなら私はぴったりです。
      ①と②がやはり大事かなぁ。
      すごく素敵なレビューって大体③に重点を置いてるんですよね。
      読んでで素晴らしいんだけど、未読のひとには今一つ伝わらないです。
      だから私は①と②に忠実。③はなくてもいいくらいに思ってます。
      あと「書き出し」のアイディアに興味ありますね。
      5552さんがだいぶ前にレビューを載せてた「読書の腕前」を今日やっと読みました。
      面白かったですよ!いつもありがとうございます。
      2020/07/08
    • 5552さん
      nejidonさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます!

      いえ、まさかブクログの大先輩のnejidonさんからこちらの本のコ...
      nejidonさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます!

      いえ、まさかブクログの大先輩のnejidonさんからこちらの本のコメントをいただけるとは思ってもいませんでした。
      そうですね、本を紹介するのが主なら①と②を重点的に書けばいいのでしょうね。でもそれがたまにメンドクサイです(苦笑)
      nejidonさんのレビューは①と②をしっかり、じっくり書こうと意識して本を読んでらっしゃるから、必然的に③も深まり、印象的なレビューになるのかな、と思いました。
      「書きだし」は、いろいろアイデアがあるんですね。ホントに困ったときに読み返したいです。
      あと、こちらの本では「批判」の大切さが説かれていて、「批判」の苦手な自分には耳が痛かったです。

      『読書の腕前』読まれたのですね!
      読んだのがだいぶ前なので細かなことは忘却の彼方なのですが、こちらの本でエリック・ホッファーの自伝を知り、読みました。そちらも面白かったですよ。

      2020/07/09
  • フォローしている方のレビューを読んで、借りてみた。いつも参考にさせて頂き、ありがとうございます。

    勤め先の学校は、なんと読書感想文が夏休みの宿題ではない。
    けれど、たまに任意で書く生徒がいる。
    書き方を相談されることはないが、目を通すとムムムとなる場合も少なくない(私自身も感想文はとても苦手だったから、よく分かるのだが)。

    もし聞かれることがあったら、的確に答えられるように、この本を手元に置きたい。
    巻末にある「感想文おたすけトラのまき」が、要点を分かりやすくまとめてあってとても良い。
    2020.7.31

  • ドラえもんのマンガが使われているので、子どもたちが入っていきやすいと思う。
    〜作戦、〜の術と、たくさんの方法が書かれているので、それらを参考にしながら書けば、良い感想文を書けそうである。

  • [墨田区図書館]

    全く関係ない、後藤武士さんの「読むだけですっきりわかる国語読解力」(←こちらは全然ダメだった)を登録しようとして一緒に引っかかった本(笑)

    ただ、これも内容的にはイマイチだった。一緒に読んだ、"~読解力"よりは少し使えるかも、というぐらいだったかな?彼がまるで自分の説のようによく使えるワザとして紹介する「な・た・も・だ」も然り。子どもにも覚えやすくまとめたのは一長だけど、そもそも普通に使う論理展開だし、その説明が下記のように乏しい時点で先が読めてしまう。

    ただ万一子供自身が読んでみて、その結果少しでもヒントになったり心に残ったりすることがあるなら読んでみる価値があるかな?という感じだった。

    ■な・た・も・だ
    ・ぼくはこう思う…まず感想や意見を書く。
    ・なぜなら…理由。どうしてそう思うかを書く。
    ・たとえば…例。とにかく例を挙げる。
    ・もしも…仮定。思いつくことを書く。
    ・だから…結論。まとめ。

    ■「感想を見分けよう」
    印象に残ったところは?ムカついたところは?うれしかったところは?悲しかったところは?なみだが出そうになったところは?思わず泣いてしまったところは?関心したところは?気に入ったところは?気に入ったセリフは?ハラハラしたところは?許せないと思ったところは?

  • 34年8組 松本勇樹
    僕は小学生ぐらいの頃から読書感想文が嫌いでした。
    と言うよりも、今思い返せば本を読むのが嫌いだったのかな。
    だからこの年になって、本を読むようになったから、小学生時代の自分ともう1度一緒に勉強したくなりました。
    これがこの本との出会いです。
    この本には何度も何度も感想文力は意見力だと繰り返し書いてありました。
    当時の僕なら、面白かったです。とか、〜思いました。ぐらいしか書けなかったですがこの本が伝えようとする三本柱とされることをちゃんと守れば、苦手で鉛筆が進まなかった自分が嘘のように感想文が書けるようになりました。
    このようにいくつになっても出来なかったことを恥じずに果敢に勉強し、挑戦して人生の達人になりたいと思いました。

    おしまい

  • 読書感想文がラクラク書けちゃう本
    要約

    <どんな本か>
    感想文を書くことに苦手意識を持っている子供たちに対し読書感想文を効率的、論理的に書くことができるようにする。

    <テーマ>
    3つの柱と言うツールを使い簡単に読書感想文を組み立てる。

    <読んでどう思ったか>
    子供向けにドラエモンをつかってをわかりやすく書いてあるが、説明されているツールは大人でも十分活用できる内容だと思う

    <興味を持ったポイント>
    感想文の3つの柱
    1どんな本か?
    あらすじ
    主人公と登場人物
    事件、出来事
    始まりと終わり

    2何について書かれているか?
    その本のテーマ
    作者は何を伝えたいのかなぜその方書いたのか

    3読んでどう思ったか?

    組み立て理論
    1.本との出会いを描く具体的なエピソード
    2.ざっと読んだ感想一言で印象的に描く
    どきっとした、考え込んでしまった
    3.本のテーマについて
    この本のテーマは何何だと思った
    4.そのテーマだと思った理由
    5.大っかみしたストーリーや大切だと思うことを文中から引き出して書く
    6.それに対しての自身の意見
    7.もしもだったら
    もしも僕だったら
    8.もしもの理由
    9.だからで意見をまとめる
    10.感じたことを付け加えて書く
    印象に残ったのは
    11.最後のまとめを書く
    は僕にとって何々だ

    あらすじのまとめ方5W1H

  • 作文が苦手な子に夏休みの読書感想文を書かせるために購入。
    いくつかの手法が簡潔にまとめられているが、作文の苦手な本人に読ませても無理だろう。
    親が読んで、最適と思われる手法を選び、手順をノート1ページくらいにまとめてあげてから書かせる。

  • タイトル通り「読書感想文がラクラク書けちゃう本」です。
    漢字にはふりがなが付いているので、小学生からでも読めます。
    お子様へのプレゼントに良いです。

  • 2006/4/26 この方の本は本当にかけちゃいそうな気がします。

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著者プロフィール

1954年 長野に生まれる。表現教育者・国語作文教育研究所所長。34年間にわたり作文・表現教育を実践。200万人を越す指導・分析を土台に、言語・表現をフィルターとした人間社会の骨格還元読解や根底洞察に向かう。大学の教授・副学長・政府関係委員など歴任。元NHKテレビラジオのコラムを担当の後、テレビキャスターを経て、評論家・寓話作家としても知られている。著作は、『壊れる子どもの事件簿』『北風は太陽に負けない』(角川書店)『「戦略」としての教育』(山手書房新社)『親のぶんまで愛してやる』(サンマーク出版)『10分作文らくらくプリント』(小学館)など100冊を超え、海外でも翻訳されている。
なお、国語作文教育研究所では、小1から中高大生、一般までを対象に、文章教室を開催。通常クラスのほか、春夏冬の集中講義、通信講座、出張講座も。

「2007年 『教育3.0 誰が教育を再生するのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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