カムイユカラと昔話

  • 12人登録
  • 3.89評価
    • (4)
    • (0)
    • (5)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 萱野茂
  • 小学館 (1988年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (540ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092643017

カムイユカラと昔話の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • アイヌの昔語りの口調そのままに、臨場感に溢れ、生き生きしたアイヌの世界を知ることができる。その物語はどれもおもしろい。
    見目麗しい男女は神と見まごうほど。神はそんな男女に横恋慕して、殺して魂を奪い、神の国へ連れて行こうとする。それは病気の神だったり、下等な獣の神だったりする。そんな神はアイヌに怒られ、体をばらばらにして湿地にばらまくぞと脅かされたりする。すると、神は謝って、自分を神の国へ取りなしてくれ、祭ってくれれば、ずっと守護すると約束する。神とアイヌが対等以上なのがおもしろい。
    男達は熊や鹿を狩り、その頭を祭って祈り、神の国へ、イナウや土産物をたくさん持たせて帰す。すると熊や鹿は、ごちそうになりたくて、ユカラを聞きたくなって、再びアイヌの所へやってくるのだ。物語を途中でやめて続きは次回にと、帰すこともあったという。
    50以上ある物語を毎日少しずつ読み、アイヌの世界に旅する時間はとても楽しかった。

全2件中 1 - 2件を表示

萱野茂の作品

カムイユカラと昔話はこんな本です

ツイートする