ルイ・ブライユ (学習まんが人物館 世界 小学館版 30)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 120
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092700307

作品紹介・あらすじ

点字の発明者ブライユの一生が分かる決定版

1809年、フランスのパリ郊外で生まれたルイ・ブライユは、3歳の時、事故によって失明してしまいます。10歳の時、パリの盲学校に入学します。当時は、目の見えない人が読み書きできる文字はありませんでした。本を読みたくても誰かに読んでもらわなければならず、手紙を書くことすら出来なかったのです。
優秀で勉強熱心だったブライユは、研究に研究を重ね、16歳の時に現代でも世界中で使われている6点点字を発明します。目の見えない人が自分たちの文字を手に入れた、画期的な発明でした。
ピアニストでもあったブライユはその後、盲学校の教師としてさらに研究を進め、点字の楽譜や、目に見える人と見えない人が互いにコミュニケーションを取れる文字の開発にも取り組みました。
身体の弱かったブライユは若干43歳で亡くなりますが、彼の発明した点字は世界中に広まることになりました。今では140か国以上の国々で使用されています。
本書では、ブライユのドラマチックな生涯を描きながら、豊富な写真と解説記事によって、ルイ・ブライユという偉人を多角的・立体的に紹介します。
また、小学校4年生の国語の授業での「調べ学習」にも、最適の内容になっています。


【編集担当からのおすすめ情報】
まんがは『ダレンシャン』『ARAGO』『レ・ミゼラブル』の超実力派作家・新井隆広氏。ストーリー協力は全盲の文化人類学者・広瀬浩二郎氏(国立民族学博物館准教授)。監修は視覚障害者研究界の重鎮・大内進氏(元国立特別支援総合研究所上席統括研究員)。最高の布陣でルイ・ブライユを描く、ブライユ伝記の決定版です。また、カバーには本物の点字と触図(触って分かる絵)の浮き出し加工をほどこしました。「読んで」「触って」「楽しめる」伝記が誕生しました。

感想・レビュー・書評

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  • 伊藤亜紗さんの本で見えない世界に興味を持ち、点字のことを調べたらルイ・ブライユについて知りたくなった。
    幼い時に失明し、盲学校で浮き出し文字やソノグラフィーに出会ったブライユは、目の見えない人と他者とのコミュニケーション方法に興味を持つ。目の見えない者同士の伝達方法として、従来の方法だけでなくブライユ点字を生み出したり、オルガン奏者としても有名で点字楽譜を開発するが、なかなか世の中に受け入れてもらうのに大変だった様子。見える人にも伝えることができる「デカポワン」とそれを書く道具「ラフィグラフ」の発明。目が見えない人の扱いのひどさ、教育の重要性が強調。ブライユ点字は使いやすさ合理性から世界各国へ広がり、日本では東京盲唖学校石川倉次によって1890年翻訳されたとのこと。
    歩道で見かける点のブロックは「とまれ」線のブロックは「すすめ」を意味するらしい。缶ビールや牛乳パックにも応用。昨今では点字に代わってスマホが活用されているらしい。
    カバー表面に点字が施された凸凹があるが判別できずわからなかった。目がだいぶ悪くなり夕方にはドライアイ眼精疲労で軽い半目状態軽く白内障もあるので、点字は今後習得できるのか別の方法があるのか調べようと思う。

    • 5552さん
      ベルガモットさん、こんばんは!

      ベルガモットさんも白内障が少しあるのですね。
      私も先日、目の調子が悪くて眼科に行ったら、医師に「白内...
      ベルガモットさん、こんばんは!

      ベルガモットさんも白内障が少しあるのですね。
      私も先日、目の調子が悪くて眼科に行ったら、医師に「白内障のはじまりですね」と言われました。
      いきなり宣言される老い 笑
      いずれ見えなくなる可能性も大きいので(手術という手もありますが)、点字の本を少しブクログで調べてみたりしました。
      ルイ・ブライユさんという方が、ブライユ点字を発明されたのですね。
      こちらの本は漫画で読みやすそうです。
      2022/12/23
    • ☆ベルガモット☆さん
      5552さん、コメントありがとうございます!

      5552さんも目の調子が悪いのですね、歳を重ねると目のトラブルがいろいろ出てきますね。目の大...
      5552さん、コメントありがとうございます!

      5552さんも目の調子が悪いのですね、歳を重ねると目のトラブルがいろいろ出てきますね。目の大事さがわかりました。
      まだ手術適応ではないのですが、いずれ考える時期が来そうです。
      こちらは漫画で伝記としては読みやすかったです。もう少し点字以外の他の情報も集めようと思います。
      穂村さんの患っている緑内障も気になるところです。
      お互いに体調を整えつつブグログLIFE続けられますように。
      2022/12/24
  • 点字の発明者。本書で初めて知る。
    漫画で分かりやすかった。
    最後に、解説が出てくるが文字がビッシリ書かれてあって目を瞬いた。
    スラスラと読めます。一度読んでおいて良かった。

  • とても感動した。
    点字という文字を始めて作った人。
    そしてイケメン。

  • 漫画で歴史を理解する。

  • ルイ・ブライユさん

    点字を発明した19世紀のフランス人。
    点字のことを英語ではブレイルという。それは、点字を発明した人がルイ・ブライユというフランス人だから。

  • (2017-02-19)(2017-11-26)

  • 世界で初めて、現在の点字に繋がるものを作った人。それまでも凸字による、文字を表現する方法はあったが、全盲の人にはやや読みにくいものであった。

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著者プロフィール

自称「座頭市流フィールドワーカー」。
1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。01年より国立民族学博物館に勤務。
現在はグローバル現象研究部・准教授。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、“さわる”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。
『目に見えない世界を歩く』『さわって楽しむ博物館』『それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける!』(編著)『知のスイッチ』(共編著)など、著書多数。

「2021年 『ユニバーサル・ミュージアム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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