小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

著者 :
  • 小学館
3.95
  • (51)
  • (33)
  • (37)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 373
感想 : 54
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092897267

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドラえもん大好き。敵が攻めて来る前夜の過ごし方がいい。みんな不安なんだけど自分の出来ることを精一杯していて、みんなカッコ良い。

  • 電子書籍で読了。

    国民的アニメーションのノベライズ本で、勿論ご都合主義的な展開もいくつかあるが、「パラサイトイヴ」の瀬名秀明氏が作者ということもあり、期待以上に面白かった。

    特に、鉄人兵団の襲来を翌日に控えた夜の、3人+1(のび太、ジャイアン、スネ夫、ドラえもん)の過ごし方を描いた部分が良く、またパー子のエピソードも子供たちだけのストーリーにアクセントを加えていて、印象的だった。

  • 劇場版ドラえもん「のび太と鉄人兵団」のノベライズ作品。予想していた以上にドラえもんへの愛で溢れた作品で驚きました。主要な場面は一切変えずに随所で深い解釈が加えた上で補完しているどころか、オリジナル展開も雰囲気を壊すことのないもので素晴らしかったです。劇場版を中心とした他の作品からの引用も嬉しい限り。ファンを幻滅させることのない作品だと思います。

  • のび太かっこよすぎ

  • 瀬名さんの想いが伝わる「ドラえもん」オマージュ作品。いつまでもどこまでも、瀬名さんは少年期のロマンチストだ。
    「八月の博物館」を思い出した。

    そして、「ドラえもん」はやはり日本の誇りだ。

  • 子供向けアニメと侮ることなかれ。十分に読ませる作品です。
    原作を忠実に追いかけて、殆ど脱線がないのに、それでもちゃんと、瀬名秀明節は効いているのは、本当に凄い。

  • はっきりいって、小説単体としての出来は微妙だと思います。文章もテンポがいいとは言えない。あくまで、マンガか映画でこの作品を体験したことがある人のための作品。それだけに、ドラえもん好きにはたまらない作品。随所に、作者のドラえもん愛、藤子F愛があふれています。意外なキャラの出演もあったり、SF的な考察が加えられていたり。あと、マンガの再利用でもいいので挿絵がもっと欲しかったな。

  • 懐かしい話.
    小説としてもしっかりつくられており,一気に読み終えた.

  •  コミックの版の完全なノベライズです。

     瀬名英明がところどころでドラえもんトリビアを入れてくるし、秘密道具に科学的な根拠を与えようと、小難しい科学話を挿んでくるしで、結構楽しいです。

     はっきりしているのは、これはマンガを知らない人が読んでも全く面白くないということ。

     『のび太と鉄人兵団』が大好きな人は、その魅力を記憶から掘り起こしながら、新たな魅力を発見できると思います。とてもオススメです。
     

  • スネ夫にラジコンロボットを見せつけられたのび太。ドラえもんにすがりついて巨大ロボットをせがんだけれど、さすがのドラえもんにもそんなロボットは出せず、挙げ句の果てにはケンカする始末。しかし、どこでもドアで部屋を出ていったドラえもんを追いかけて行った先で、のび太は奇妙な女の子を見かけ、思わぬことでロボットを手にする…

    実はこの元となった映画は未見なんですが、この小説版はドラえもんたちのキャラをしっかり掘り下げていて、読んでいて思わず惹かれてしまいます。ドラえもんに出てくる人たちって、みんないいヤツなんだなぁ。そして、ピンチになってもあきらめない、助け合う、王道の物語も良いのだなぁ。ルビ付きなので高学年の子でもOK。

著者プロフィール

1968年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)在学中の95年『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞し、作家デビュー。
小説の著作に、第19回日本SF大賞受賞作『BRAIN VALLEY』、『八月の博物館』『デカルトの密室』などがある。
他の著書に『大空の夢と大地の旅』、『パンデミックとたたかう』(押谷仁との共著)、『インフルエンザ21世紀』(鈴木康夫監修)など多数ある。

「2010年 『未来への周遊券』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬名秀明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
冲方 丁
有川 浩
伊坂 幸太郎
和田 竜
村上 春樹
池井戸 潤
有川 浩
三浦 しをん
貴志 祐介
高野 和明
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×