白をつなぐ

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著者 : まはら三桃
  • 小学館 (2015年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092897434

白をつなぐの感想・レビュー・書評

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  • 群像を描くのに駅伝は最適だと思う。
    中学生から大人までが関わる都道府県対抗駅伝、様々な視点が入ることで、学生の話とは違う、より広い世界の物語になっている。

    同じ時、同じ場所、同じ競技を目指していても、人はそれぞれの状況を、悩みを、考えを持っている。
    一丸となって、なんてことはないのだと思い知らされる。
    一方で、それでも走るということで、どこか繋がっている人たち。それは心躍ることだ。

    白、駅伝ではこんな悲しいものはない。
    繋がらなかった襷、でも、それでも繋ぐものがあるという話。
    吉竹の話が、いぶし銀で好き。
    川原くんのエピソードもいい。

  • 都道府県駅伝のお話。

  • 面白かった。タイトルもいい。

  •  この作者のYA向けの本いろいろあります。ちょっとかわった視点のお話を書かれる方だなという印象。そこがおもしろいです。
    (一般担当/1号2号)

  • 駅伝小説の名作と言えば「風は強く吹いてる」が鉄板(自分比)やけど、この本もなかなかエエぞ。こっちは県別対抗の広島駅伝を舞台にしている。大学駅伝と違って色んな年齢層の混成チームってのも良い。

    こっから先、ネタバレします。バラさないと書けないことです。

    つないでいくとはどういうことか、最初俺はたすきの色かと思ったら、いきなりそうではなく、この作品のテーマも白とは何か?をずっと考えさせられる。
    「風が吹いてる」同様、駅伝シーンは各走者が主人公となり、その目線でレースを走り、白とは何かを考えていくわけだけど、この構成いいなぁ。

    何よりすごいのは、所謂通常の意味では「タスキをつなげなかった」レースになること、そっからどうしていくのか?でもたすきをつながなかったからこそ、白をつなぐ最高のレースにできたという落とし所が、小説として上手いなぁと思った。

    お正月、お節つつきながら朝祝いで飲む時、ニューイヤーとか箱根の中継をテレビで流すんだけど、こないだまでは景観DVD的な味方してたのが、自分でも走り出して、「風が吹いてる」読んでから、ドラマを見いだせるようになって…

    この本読んだから、次の正月の駅伝中継が楽しみである。もっと色んなこと考えて見れるようになるんじゃないかなぁ

  • 前半で期待を抱かせたけど、中盤で失速。
    特にレース開始からレース中盤くらいまでは「なななんじゃこりゃ?」と驚くような出来。ほんとうに同一著者が書いとるんかいなと思うほど、物語前半との質の差がでかい。
    レース中盤からはまた盛り返してきて、また質の高い物語になって一安心ではあった。つくづく中盤が惜しい。

  • 読み出したらスタートからゴールまで止まらない、疾走感がある話だった。
    男子全国都道府県駅伝に出場する福岡チームは「白」をテーマに走り抜く。最後まで襷は繋がるのか?白って結局何なんだ?そういえばレースの結果は??意外な結末ではあったものの、気持ち良く読了できた。
    各章にそれぞれの選手やコーチ陣の視点からの「白」が書かれており、飽きが来ない。今回の課題図書の中では1番読みやすいと思う。

  • 1月に広島で開催される「都道府県対抗男子駅伝」の話。
    駅伝って凄く好きで、いろんな駅伝があるなかで都道府県対抗を選んだってところが良い。
    地域色が濃くなるし郷土愛が出る。
    中学生から社会人までがチームになるから、その内容もいいです。

  • 全国都道府県対抗男子駅伝大会の福岡県チームの面々が主人公。監督やコーチ、選手、それぞれの視点で物語が進んでいく。
    中学生から社会人まで様々な年代の選手がたすきをつないでいく。それぞれドラマがあり、特にアンカー選手の走りには心揺さぶられた。来年の走りもぜひ読みたいと思った。名残惜しい。。

  • 毎年1月に広島で開催される全国都道府県対抗男子駅伝競走大会での、福岡県チームの物語。

    都大路での惜敗にリベンジをかける高校生、海のものとも山のものともつかないお調子者の中学生、イケメン大学生、ベテラン社会人ランナー等々、個性豊かなランナー達とコーチ達のおりなす広島路。

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白をつなぐの作品紹介

坪田譲治文学賞作家が描く感動の駅伝物語

毎年一月、広島で開催される都道府県対抗男子駅伝を舞台に描く、感動の駅伝物語。
故郷を代表し、周囲の応援と期待を背負い、中学生、高校生、大学生・社会人と、世代の違う福岡県チームの七人が、たすきをつないで走る。
選手それぞれが、悩み、葛藤しながらも走り続ける理由とは?
そして、最後に待っていたドラマとは?




【編集担当からのおすすめ情報】
『伝説のエンドーくん』では、中学生の教師たちを主人公にした新たな視点でYA小説を描き、話題を呼んだまはら三桃氏。
今回選んだテーマは、“全国都道府県対抗男子駅伝”。
世代の違う選手たちがひとつのチームとして、故郷のたすきをつないで戦います。
ランナーひとりひとりのドラマが、たすきのように、次々とつながれて、最後の意外な結末へ……。
読めばますます駅伝を愛したくなる、そんな新しい駅伝物語の誕生です!

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