あまからすっぱい物語 1 初恋の味 (創作児童読物)

著者 : 濱野京子 吉田純子 いとうみく 如月かずさ 赤羽じゅんこ

制作 : 日本児童文学者協会 

• 小学館 (2016年6月22日発売)

作品紹介・あらすじ

初恋の味は、どんな味がするのかな？

食べ物を通して、いろいろな人間関係を描いた「あまからすっぱい物語」アンソロジーの1作目。リアリズム、ファンタジー、ナンセンスなどさまざまな手法で、「食」を通して、友達や家族との「あま、からい、すっぱい関係」を描き出した掌編が、5編収録されています。人気作家の濱野京子、吉田純子、いとうみく、如月かずさ、赤羽じゅんこが、書き下ろしました。
「初恋の味」、それは、どんな味でしょう？ 食べ物は、思い出を印象深く心に刻みます。それぞれの味を楽しんでください。


【編集担当からのおすすめ情報】
人気作家5人が書き下ろした､笑いあり、感動ありの短編集です。
朝読に最適です。

感想・レビュー・書評

[うるるぺさんの感想 · 2020年11月11日]

「ショコラとバレンタイン」の話には涙。むしろ自分が猫になって家の猫と接したい。
また、最後の話は反面教師となりました。自尊心と自己肯定感を履き違え、同調圧力で他人を脅して自分の行動を正当化する。努力する人を笑うような、そんな人間になりたくない。心底そう思い、そのために何をするのかを考える日々です。

[ひげうさぎさんの感想 · 2017年5月15日]

初恋のかたちはいろいろ、あじわいもいろいろ

正統派胸キュンストーリーからせつない片思い、変化球の恋まで
初恋をテーマにした５つのものがたり

　　濱野京子　　：「がんばっている君が好き」
　　吉田純子　　：バタークッキー
　　いとうみく　：チューインガム
　　如月かずさ　：ショコラのバレンタイン
　　赤羽じゅんこ：チョコっとサプライズ

朝読書にぴったり
実力派の書き手によるアンソロジー３部作の１冊目

[びすこさんの感想 · 2017年4月11日]

児童書だし可愛い初恋のお話ばかりかと思ったらちょっと意外な内容のものもあったりして楽しめました！

[灰色猫さんの感想 · 2017年1月9日]

表紙がずるい！
思わず手に取るって(笑)
恋のはじまりのむずかゆい感じが、ほんのりあたたかくて、キュンキュンしてていいですね。
ただ、表紙の女の子は出てきませんので微注意。
あえていうなら、恋する女の子を具現化したってヤツ？
好きな作家さんばっかりだから、他の巻も楽しみ。

[shifu0523さんの感想 · 2016年10月19日]

【収録作品】「がんばっている君が好き」　濱野　京子／「バタークッキー」　吉田　純子／チューインガム」　いとう　みく／「ショコラのバレンタイン」　如月　かずさ／「チョコッとサプライズ」　赤羽　じゅんこ

[蒲郡市立図書館（NPO法人ブックパートナー）さんの感想 · 2016年10月4日]

　食べものを通していろいろな人間関係を描きます。①は初恋の味、②はおとなの味、③はゆめの味。人気作家の描くさまざまな味の短編集です。
（児童担当／ししかーち）平成28年10月の特集「朝読に読みたい！」

[たまネコ♪さんの感想 · 2016年8月16日]

バレーボールの お話しが 一番よかったかな♪ 甘酸っぱいね(^^)

著者プロフィール

熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』でJBBY賞、『トーキョー・クロスロード』で坪田譲治文学賞を受賞。主な作品に『トーキョー・クロスロード』（第25回坪田穣治文学賞受賞）、『この川のむこうに君がいる』『with you』（ともに青少年読書感想文全国コンクール課題図書選出)、『石を抱くエイリアン』『南河国物語』『Mガールズ』ほか、「レガッタ! 」シリーズ、「ことづて屋」シリーズなどがある。

「2023年 『金曜日のあたしたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」