ダレン・シャン1 奇怪なサーカス

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092903012

作品紹介・あらすじ

主人公ダレン・シャン少年は、偶然に奇怪なサーカスのチケットを手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、ダレンが正体不明のバンパイアと取り引きしたこととは…。

感想・レビュー・書評

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  •  10年位前に、「ハリー・ポッターの作者 J.K.ローリングが激賞」とある帯を見て、これなら面白そうだから当時小学生だった長女が読んでくれるかなと期待して、第一巻だけ子供の本棚に入れておいたのだが、長女も次女も見向いてくれず、この度、やっと三女がハマってくれて、12巻プラス外伝までブックオフで買って揃えました。三女はあっという間に読み切り、「ママも読んでみたら」というので、「子供に勧めておいて読まないというのは無いな」と思い、読んでみました。
     改めてこんな話だったのかと……。内容も分からず、10年間も子供達に押し付けていた私。(子供に本を読ませたくて)。雑な親だなあ。
     第一巻の副題が「奇怪なサーカス」なので、サーカスの話かと思っていたけど。
     ある時、親に内緒で親友とこっそりフリークサーカス(珍しい人や動物を見せるショー)を見に行き、そこで観た猛毒を持つ〈マダム・オクタ〉という蜘蛛がどうしても欲しくなり、盗んでしまう。それがきっかけで親友がマダム・オクタに刺され、死の淵を彷徨うことに。親友の命を助けるために、マダム・オクタの遣い手のクレプスリーというバンパイアと駆け引きをし、ダレン自身がクレプスリーの手下(つまりバンパイア)になるならという条件で親友の命は助けてもらった。
     ダレン自身は、クレプスリーにバンパイアの血を入れられ、窓から突き落とされ、死んだことにされて、埋葬されてから、クレプスリーに掘り起こされ、バンパイアの世界に旅立つという話。
     うーん…この歳になるとここまでどっぷりファンタジーの世界には入り込めないなあ。いや、子供のときでも私は四角四面だったので無理だったかも。
     自分自身好きかどうかも分からない本を子供に読まそうとしてたなんて本当に雑!でも、子供の好みは分かって良かった。なかなか、字の本食いついてくれないんですよね。ちなみに彼女はだだこの本が面白かったから読破したのではなく「全部読んだら「鬼滅の刃」全部買ったげる」と私がニンジンをぶら下げたからでもあるのです。つくづく、雑な親。
     でも、この本、全巻に渡って表紙、挿絵がとても綺麗です。それが私が読んでみるきっかけにもなりました。吸血鬼とかイギリスのホラーが好きな人にはたまらないかもしれないです。

  • 最初読み終わった後グロくてもう読みたくないって思ったのですが

    久しぶりに図書館に行ったらダレン・シャンを見かけたので
    読んでみたら見事にハマりました^^

    内容が忘れたとき見たらこの作品はすごい面白そうです!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「グロくてもう読みたくないって」
      そうなの?
      私は田口智子のイラストに惹かれているので、いつか読もうと思っています。
      同じ作者の「ダレン・シ...
      「グロくてもう読みたくないって」
      そうなの?
      私は田口智子のイラストに惹かれているので、いつか読もうと思っています。
      同じ作者の「ダレン・シャン前史 クレプスリー伝説」や「デモナータ」は読まれましたか?
      2012/09/03
  • ハリーポッターに続き、世に広まったダークファンタジー、という認識しかなかったシリーズ。何故に読もうと思ったかといえば、今度参加している集まりで子供達の読書感想文のお手伝いをすることになりまして、そこに参加してくれる一人がこのシリーズで読書感想文を書きたいと言っていて、それならこれを期に読んでみよう!と思ったのです。

    ひとりの、ちょっと悪ぶり、成績はまあまあ、妹とは仲が良く、友人たちはやんちゃの盛り、サッカーが大好きで得点屋の主人公はみんなから名前を呼ばれる。
    彼の名前が、ダレンシャン。
    ある日悪友たちのひとりがフリークサーカスのチラシを持ってくる。
    それを見に行きたくて、悪友のなかで一番の親友のスティーブと夜に出かけていく。
    そこで本物のバンパイアに出会い、彼にスティーブが仲間にしてくれるように頼みこむ場面をみてしまう。そしてそれとは別に、ダレンの心の中にはバンパイアが所有している大きな蜘蛛に魅了されてしまう。
    その蜘蛛の毒にやられて病院に運ばれるスティーブだけれど、バンパイアの所有するような蜘蛛の毒など人間に分かるわけがなく、彼はどんどんと衰弱していく。
    親友を助けるべく、ダレンは自分を差し出してバンパイアに助けを求める。
    なんとか助かるスティーブだったけれど、その代償はあまりに大きかった。
    人間としてのすべてを捨てて、ダレンはバンパイアとして生きていく一歩を踏み出す。そしてそれは、親友との永遠の決別の一歩でもあった。

    あ、ここで終わるんだ。
    そしてこれがハリーほど一般に浸透しなかった理由がよく分かった。
    ハリーほどの世界の描き込みはなく、主人公のばっさりいうと普通の悪ガキのダレンの目線で描かれる自分たちの色鮮やかな世界から、夜の異形の生き物たちの世界への移行は色をどんどん失っていく。
    感情移入ができる人物はいなかったけれど、妹がめちゃくちゃいい子で、好き。
    あとバンパイアの哀愁が滲むのがいいな。ここからもっとこれが深い色に成っていくといいなとと思う。
    妹、これからも物語に噛んでくるんじゃないかな~と思ったり。
    さて、二巻を借りてこよう。

  • 面白かった!児童書だけあって読みやすい。でもスリルがあってどきどきして続きが気になる内容でした。子供でなくても夢中になれると思います。

  • 読む前は「児童書」という認識しかなかったです。
    冒頭で「ん?」と思ったけど、子供が読むものだと思ってました。

    なのに最後、悲しくて切なくて泣きました。
    大人が読んでも十分面白いです。

    この1冊で完結してはいるけど、序章みたいなものです。
    覚悟がある人は2巻以降も読み進めればいいし、1巻で止めても綺麗かもしれません。

    この方の日本語訳、読みやすいです。

  • 小学生から中学にかけて弟と競うように読んだのが懐かしい作品。
    バンパイアなんていない!と思いながら、こんなサーカスはどこかにあるんじゃないかなぁ、と思っていたのを思い出す。

    時間があったら最初から最後まで読み直したい。

  • 読んだ時の楽しさは、今でも覚えてます。どんどん引き込まれて、何次元もの世界から目が離せませんでした。田口さんの翻訳も分かりやすくて、読みやすい。

  • 私にとってファンタジーと言ったらまずダレン!!
    そう言い切れるほどお気に入りの一冊であると同時にオススメの1冊です。
    ダレンを包み込む世界の異様さに魅了され、登場人物がおりなす人間味あふれるストーリーに胸を打たれる、涙する
    私がこの本に出会ったのは小学校6年生の時だったので、ダレンと一緒に成長してきたなぁと最近しみじみ思います。
    10代の人にたくさん読んでほしい、人生をかえる名著

  • 運命の分かれ目なら、いくらでもあった。
    (ダレンシャン)

    小学生の頃にハマったシリーズ。
    当時もハラハラしたが変わらず面白かった!

  • さっと読み終わった。
    話がやっと始まった感じ。
    シリーズで読み倒したい。今後の展開に期待!

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