ダレン・シャン3―バンパイア・クリスマス

  • 小学館
3.61
  • (172)
  • (162)
  • (465)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 1939
感想 : 91
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092903036

作品紹介・あらすじ

半バンパイアとなり家族や親友と別れ、「シルク・ド・フリーク」の一員として毎日を送っていたダレン少年。そんなある日、クレプスリーが再び旅に出ると言う。親友の蛇少年エブラとともに「シルク・ド・フリーク」を離れはるか遠くの都会へ。ダレンはそこで出会った同じ年頃の少女デビーに恋心を抱くが、世にも恐ろしい殺人事件に巻き込まれることに。人気シリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「善悪というものは、見方によって変わるんだ」。
    子供の頃はフーン?と読み流していた言葉だけれど、今読み直してみると良い事言うなぁ、と思える。
    バンパニーズが"悪者"ではない、はなかなか理解しづらいよね。「人間にとって有害」=「悪者」の思考回路を崩すのは難しいことだ。

  • 2巻で「3巻はダレンとクレプスリーの絆が深まる出来事が!」と書かれていたけれど、なるほど大きな事件だった。

    バンパイア将軍、というのはひとりの人物を指す言葉だと思っていたら、そうじゃなくて、そういう組織の名前だったのかとびっくりした。

    クレプスリーのほうがよくにっこりするなぁ。かわいいおじ様になっているじゃないか。

    バンパイア将軍で、元手下(だったよね?)のバンパイアがやってきて、クレプスリーと話をしたことから物語ははじまる。
    少し長めにクレプスリーとサーカスを抜けることになったダレンは、淋しさを紛らわすために、親友のエブラに同行を頼む。
    そうして都会のホテルでの暮らしがはじまるが、そこで待っていたのは、悪夢のような夜だった。
    そしてダレンは恋をしるのだったが、、、

    海外の児童文学の、少年の淡いで出会う恋の描写が好きだな。
    こんなに血なまぐさい話なのに、少女とのやさしいかかわりの時間は凛とした冬の、灯りが滲んでうつくしい。
    クレプスリーのデレがかわいい。(二回目)
    ダレンの泣き方がかわいい。というか、どこか子供っぽく感じる。

    エブラの誤解はちゃんと解けたのか。
    あの二時間ほどはエブラにとっては一番の苦しい時間だったのじゃないかと思う。この子本当にいい子だ。

    またもやあとがきで「次からの4巻から6巻はひとつの物語になる」という話で、これは図書館でまとめて借りてくるか、、、と考え中。

  • シリーズの中ではバンパイア世界に踏み込んだ作品
    4-6に比べるとバンパニーズ1体に対する話なので、そこまで…ってのが正直な感想です

  • 海外のクリスマスはすごく華やかだな〜なんて思いながら読みました。何度読んでも世界観が凄すぎ!

  • 933-S-3
    人気作家コーナー

  • 探偵ごっこの答え合わせは。
    何一つ情報を教えて貰えない状況で、誤解してしまう様なニュースが流れたら不安になるのも無理は無いな。
    作戦を知らぬまま残された相方は、きっと怒る前に不安でいっぱいだろう。

  • 12月12日という、クリスマス前のシーズンに読むことが出来たので、時期的にもピッタリな作品でした。

    今回はダレンにとって初めてのガールフレンドであるデビーという少女に出会うお話なので、一、二巻を経験して来た人ならもうそれだけで嫌な予感がするんじゃないかと。実際どうなるかは是非読んでみてほしい。

    その他、今後の物語に大きく影響する存在の序章的な位置付けでもあり、益々先が楽しみになります。
    次の巻、或いはさらにその次では(私の記憶が正しければ)バンパイアの世界でダレンが様々な試練に挑む事になる、結構印象に残っているお話なので楽しみ。

  • 相変わらずエブラが良い子。クレプスリーは悪い奴じゃない、と自分で気づいて言いきれるダレンも賢くて良い子。デビーはなんかちょっと受け付けがたいんだけどまた出てくるのかな…なんか…心根は良い子なのに謎の雌猫感がちぐはぐしてる気がする…

  • 4-09-290303-0
    C8397¥1600E.

    ダレン・シャン 3
    バンパイア・クリスマス
    2002年1月1日 初版第1刷発行
    2004年12月1日 初版第13刷発行

    著者:Darren Shan
    訳者 橋本恵
    発行所 小学館

    序章 クリプスリーを殺せ
    サーカスの暮らし
    ガブナー・パール
    旅立ち
    町の生活
    デビーという女の子
    約束の日
    はじめてのデート
    ヘムロック家
    事件のニュース
    疑惑
    追跡開始
    獲物の男
    戦う決心
    謎の生きもの
    バンパイアとバンパニーズ
    眠れぬ朝
    マーロックの知恵
    地下水路
    イブの午後
    エブラに続く道
    とらわれの身
    命ごい
    マーロックの約束
    デビーの部屋へ
    死闘
    聖夜

    訳者あとがき

    ダレン・シャン 
    ガクレプスリ・ラーテン ダレンの保護者
    ガブナー・パール (バンパイア将軍) ラーテンの友人
    エブラ 蛇少年 親友
    ハイバーニアス(ミスタートール)サーカスの座長
    デビー・ヘムロック(黒い女の子) 
    ジェシー・ヘムロック デビーの父
    ドナ・ヘムロック  デビーの母
    ヘムロックは毒にんじんの意味

    マーロック バンパニーズ

    今回のお話はクリスマスの頃のお話。ラーテンが人間として生きていた頃の故郷が舞台
    -----------------------------------

    ダレンとエブラはレフティ(リトルピープルで左足を引きずる個体、サムを埋葬してくれた)たちリトルピープルたちの食事の確保をしていたところへガブナーがたずねてくる。
    クレプスリーが子どものダレンを半吸血にしたためそのための裁きを受けねばならないと昔なじみで今はバンパイア将軍のガブナーがいう。

    クレプスリーとダレンとエブラはサーカスを離れクレプスリーの故郷でしばらく過ごす。
    テレビニュースで一滴も血の無い死体がたくさん発見された。ダレンは犯人をクレプスリーだと思いこむ。そしてこれ以上死体を増やさないためにダレンはクレプスリーを襲う。

    ダレンは半バンパイアのほかにバンパイアとバンパニーズの違いを知る。

    ダレンは淡い恋のようなものを経験しつつ
    大親友のエブラを助け出し、恐ろしいバンパニーズのマーロックをクレプスリーとともに葬った。

    次はクレプスリーが子どものぼくをバンパイアにした(規定違反を犯している)事に関してのお話

  • 古書購入

全91件中 1 - 10件を表示

ダレン・シャンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ラルフ イーザウ
綿矢 りさ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×