ダレン・シャン6―バンパイアの運命

  • 小学館
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092903067

感想・レビュー・書評

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  • 半バンパイアの主人公・ダレン少年は、仲間の危機を救うため、逃げ出したバンパイアマウンテンに戻り、奇抜な作戦でバンパニーズと戦います。予想もつかぬストーリー展開で、不思議な世界にひきこみます。
     英国アイルランド生まれのファンタジー翻訳児童文学です。友だちを救うため半バンパイアになった主人公ダレン少年が、父親のようなバンパイアのクレプスリーと旅を続けます。奇怪な世界を舞台にした読み物ですが、底に流れるテーマは友情であり、愛であり、勇気や冒険心です。単なるおもしろさだけでは終わらぬ深いテーマ性が内包されて、少年少女から大人、老人まで幅広いファンをつかんでいます。元は仲間であったバンパイアとバンパニーズの戦いも、まるで現在の人間社会のいがみあいのようであり、卓抜したおもしろさの中にも、人間の深いテーマが折りこまれています。予想もつかぬハラハラドキドキのストーリーは、読者の心をはなしません。

  • 図書館の返却日が迫ってきた!
    と急いで読みはじめたら、今までで一番夢中で読めたような気がする。

    仲間の裏切りにあい、辛くもバンパイア・マウンテンから逃れたダレンは、旅を共にしたオオカミたちと再会し、なんとか体を回復し、彼らの助けを借りてバンパイア・マウンテンへ再び潜り込む。なんとかシーバと接触を成功させ、カーダの企みと地下に潜むバンパニーズの存在を告げる。
    カーダの目的である血の石を守るため、ダレンはシーバの助けを借りて告発を試みる。

    児童書だ、ということで仕方ないのかもしれないけれど、なんとなくはらはらが足りない。36歳で読む弊害かもしれないし、私の想像力の足りなさのせいかもしれない。
    なんとなく、前の巻からダレンの話し方が変わっているように感じる。気のせいかな、、、
    クレプスリーに対してだけだけど、子供っぽさが抜けているというのか。
    まあ、見た目はともかく、本人の年齢は二十を超えているはずなんだからそういうものなのかもしれないけれど、でも前の巻からは数日しか経ってないんじゃないんだけれど、、、
    せっかく出てきた女性も、亡くなってしまった。残念。

  • まさかの結末。運命が大きく動き出した。バンパニーズ大王はやっぱりあいつなのか?

  • 久し振りのダレンシャンシリーズ。

    前巻ではピンチだったダレンが、まさかまさかの…!!

    今まで築き上げてきたものを変えると言うのは
    どんな時でも大変な事。
    バンパイアの世界も、これから少しずつ変わっていきそうですね。

  • バンパニーズを迎え撃つバンパイアたち。
    ダレンは戦いのむなしさを知る。
    カーダの真意を知る。

    (2005年05月31日読了)

  • 4巻からの続きものの完結編。
    たった200ページにこれだけ詰め込んだかっ…!っていう驚き。
    カーダの計画は切ないです。
    最後の最後までどんでん返しが!

  • 四、五、六と続いていたお話の終わり。
    結論から言うと何だかな・・・と思わなくも無い。
    楽しさより先に全体的に見て色々と考えさせられる巻だった。
    ダレンの思考とバンパイア達の思考の違いに、そしてカーダの考えとか。
    そしてバンパニーズとの今後の関係が気になりますね。
    そしてバンパニーズ大王の正体は・・・きっとこの話も次への伏線が有るのでしょう。また次巻からに期待。

  • 2023.12.24

  • 4-09-290306-5
    C8397\1500E.
    ダレン・シャンⅥ
    バンパイアの運命

    2002年10月20日初版第1刷発行
    著者:Darren Shan
    訳者:橋本恵 (はしもと めぐみ)
    発行所:小学館

    もくじより
    闇の中へ
    急流
    加速
    夜明け
    森まで
    再開
    それぞれの生き方
    狩場で
    うらぎり者のたくらみ
    案内役マグダ
    意外な味方
    生還
    叙任式
    告発
    作戦会議
    戦闘開始
    命のやりとり
    遺言
    二匹のクモ
    カーダの告白
    裁き
    葬儀
    血の儀式

    訳者あとがき
    -----------------------------
    カーダの裏切りによって窮地に陥ったダレン
    バンパイアマウンテンの中の水流をくぐることになる。
    へとへとのよれよれで水流から逃れ寒さに凍え瀕死で倒れているところにルディ(オオカミの子ども)と再会、ルディがオオカミの群れを呼びストリークと二匹で温めてくれ、群れのメスオオカミの乳をもらい体力を回復した。群れの中の老いたメスオオカミのマグダが道案内をしてくれてバンパイアマウンテンの抜け道を通り、需品長シーバー・ナイルに接触、無事に元帥たちに取り次いでもらえた。ハーキャットとも再会できた。
    バンパニーズの侵入を伝えたダレン、その情報をもとにパンパイアマウンテンにいるバンパニーズ駆逐作戦をねっていた。ダレンのクモ作戦で見事成功を収める。
    クレプスリーとダレンとシーバーはクモを操ることができたのだ。
    その一方でエラ・セイルスが重傷を負い命を終える。クレプスリーにダレンを殺させないでと言い残して。
    戦いの痕 クレプスリーのクモ「マダム」とマウンテンの地蜘蛛の一匹がその場を動こうとしない。ダレンはマダムを開放することにした。マダムは岩の割れ目に消え、もう一匹のクモもその後を追った。
    カーダの尋問が始まりその口からバンパニーズ大王の事が話される。
    バンパニーズは変わった棺を持っている。炎の棺と呼ばれ誰かが中に横たわり蓋がしまると横たわったものがバンパニーズ大王でなければ命を落とす。半年前にそれをして無傷で出てきたものがいた。未来のバンパニーズ大王となるものだ。カーダは様々な情報を残し多が処刑の判決は覆らず、ダレンは友達だったカーダを失った。
    ダレンはエラの葬儀の痕自分の裁きが始まるまで延々待たされた、いよいよ呼び出されたときはハーキャットに日記と身の回りの物を入れたバッグ(友達のサムグレストの形見)を渡した。
    裁きの時はクレプスリーとハーキャットが身を挺してかばってくれた。
    裁きの結果は元帥になるという突飛ではあるがバンパイアの掟に触れないものだった。
    元帥二人に血の石と血を流しこまれ半分のバンパイアの元帥が誕生した。

  • オオカミたちが再登場するのは、予想通りだったが、
    ラストは予想外だった。
    というか、ちょっと飛躍しすぎてないか?

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