エアボーン

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制作 : Kenneth Oppel  原田 勝 
  • 小学館 (2006年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092904545

エアボーンの感想・レビュー・書評

  • 空に棲む雲猫を探し飛行船での冒険が始まる。
    舞台は飛行船が世界中を闊歩していた時代。
    死んだ父にならい立派な飛行船乗りとなり大空を駆けめぐる夢を持つ少年マットと祖父が発見した謎の動物「空猫」を追い求めて冒険の旅に出た行動派の少女ケイトが織りなす愛と勇気の交流を軸に、彼らが乗り込む飛行船オーロラ号と空の海賊である「空賊」たちとの闘いが絡み、スピーディーで手に汗握る物語が展開する。
    考え抜かれたキャラクター設定、とくに空に棲む「空猫」という動物が魅力的に描かれ、物語でも重要な役割を果たしている。
    語り口は明るくユーモアあふれ、自然と人間に対する独自の世界観も散りばめられている。

  • 予備知識を全くもたず、本にはあらすじも書かれておらず、作者名もタイトルにも覚えがない。それでも何故か面白そうな予感があったのです。それは表紙に描かれた飛行船から得たイメージかも知れません。そして読んでみた処。何とも自分の好みのど真ん中、面白くて面白くて一気に読むのが勿体なくてそれでも読むのをやめたくもない。そんな素敵な物語でした。
    感覚としては20世紀初頭でしょうか、飛行船が交通の主要となっている世界が舞台の冒険活劇。飛行船の魅力が綿密に描かれ、乗客としても乗務員としても飛行船に乗る魅力にまず浸ることができます。
    コンプレックスも抱えながら自分の夢へと突き進む少年。お転婆で勝ち気でトラブルを巻き起こすけど、やはり自分の夢へと真っ直ぐなヒロイン。このふたりを中心に物語は進みます。登場人物も頼りになる船長、主人公の良き理解者の親友、変人の料理長など個性に富み、そこに空賊の襲来、無人島への不時着、謎の空飛ぶ獣、再び対峙する空賊との争いなどなど、次から次へとドキドキワクワクが展開されます。一難去ってまた一難、しかしところどころに冒険を楽しむ要素も加え、そこに淡い恋心のエッセンスも。何とも贅沢てんこ盛りの娯楽作品に仕上がっています。ああ、こんなにも本を読むことは面白いんだと実感できる素敵な読書時間を味わいました。こういう言い方は余り好きではないのですが、読んでいる最中田中芳樹の冒険活劇を彷彿しました。なので脳内キャラクターデザインはふくやまけいこだったのです。まあこれも読書の楽しみ方のひとつとして。
    物語の鍵となる雲猫(クラウドキャット)と名付けられる空飛ぶ獣も魅力的なのです。各章の頭に挿絵があるのですが、この雲猫については作中の描写のみで絵としては表わされていないのです。なかなか奇抜な見た目になるのではないかという描写もあるのですが、全体に美しく優雅な姿をも思い浮かべることができます。これは絵として表わされていないが故の想像力でいかようにも膨らませることのできる魅力なのでしょう。その反面もうひとつの鍵となる飛行船に関しては巻頭に展開図を用いてしっかりと説明されているのです。これはその説明(図)が魅力を促すものになるからでしょう。そういう見せ方も素敵です。この作品は是非アニメ映画になって欲しいと思ったのです。飛行船の魅力は映像で見てみたいと思ったのです。でも雲猫に関しては映像で見てしまうと違和感も生まれるのかも知れないなとの思いもあります。

  • 飛行船「オーロラ号」にキャビンボーイとして働いている少年マット・クルーズ。
    地上は苦手、空で暮らすことを喜んでいる。
    とてもオーロラ号を愛し、いつか船長として操縦したいと夢見ている。

    そんな船に、遅れて乗船してきた少女ケイト。
    冒険家だった祖父の日記に記された空を飛ぶ動物をみつけたいと意気揚揚。
    その奔放さでマットを振り回す。

    空賊が襲ってきて、不時着した島にはなんとその動物が・・・


    飛行船をメインの舞台として、少年マットの飛行船への思いや、仲間の乗組員達との会話、
    空賊との戦い、そして雲猫。
    なんだか読んでてワクワクする。
    描写もとても丁寧で。
    雲猫が現れた時のあの緊張感、高揚感、伝わってきます。
    脇役である登場人物達もしっかり描かれていて、物語の世界に入りやすい

  • 空中でお産をする不思議な生き物の話に始まり、子供向けのやさしいファンタジーかと思ったが、読み進めると血生臭い描写も増えてくる。
    描写が細かいので飛行船について知識はない自分にも臨場感を味わえた。

  • フィリップ・プルマン氏のお薦めにより読んでみました。(笑)ホントだってば。ハラハラ、ドキドキ。面白かったです。ハウルよりゲドよりジブリにぴったり!読み始めると絵柄が浮かび、脳内ジブリ映画化が止まらない。 続編「スカイブレーカー」も邦訳されているそうです。

  • 飛行船、気球、空賊、謎の動物…個人的に好きなものがたくさんつまっている1冊です。
    入道雲が流れる夏の青空の下で読みたい本。
    読んでいるとマンゴーの匂いをかぎたくなります。

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エアボーンの作品紹介

謎の動物雲猫(クラウドキャット)って何だ!?少年マットと少女ケイトが飛び込んだ手に汗握る冒険の旅。映画化進行中!大空を駆けぬける飛行船ファンタジー。

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