十三番目の子 (児童単行本)

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制作 : パム スマイ  Siobhan Dowd  Pam Smy  池田 真紀子 
  • 小学館 (2016年4月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092905603

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十三番目の子 (児童単行本)の感想・レビュー・書評

  • 最初のページからアニメーションのように、鳥が羽ばたいていく様子をパンしながら、岬にズームアップしていく挿し絵に期待が高まる。タッチはフェリクス・ホフマンに似ている。
    始まり方はファンタジーっぽく、ちょっと作り過ぎた設定かなと思うが、バーンの苦悩の描写に、信頼できる作家だから、もう少し読んでみよう、と思う。
    結論から言えば、そんなに名作ではない。ダウドが完成させていながら未発表だったということは、仕上がりに不満があったのだろう。生きていれば、発表しなかったか、大幅に改稿していたのではないか。
    ダウドのファンならいいが、初めて読むには適さないのでは。これを読んで、この作家の作品をもっと読みたいとは思わない。

  • 呪われた運命を背負ったダーラ。
    家族の絆を知らないまま死んでいこうとしているが…。
    「怪物はささやく」原案の方。

  • 死ぬべき定めに生まれて育つとどんなに苦しいだろう。ペッパー・ルーを読んだときも思ったけど、この本ではもっと容赦ない、むき出しの愛と葛藤。

  • ★★★★☆
    13番目の子どもは暗黒の神への生贄になるー。
    12番目の子どもを産んだ母は、すぐに強い陣痛を感じた。双子だったのだ。

    村はずれの長老のもとで孤独の中大きくなったダーラは生贄にされる13歳の誕生日の前の晩、はじめて双子の兄に会う。
    その夜、二人が知った恐ろしい事実とは。

    島の強い風の音が聞こえてくるような。
    (まっきー)

  • 原題:The Ranson of Dond
    by Siobhan Dowd
    https://en.wikipedia.org/wiki/Siobhan_Dowd
    本作品はダウドが生前に完成させていた作品のうちの、最後の未発表作品となる。
    「怪物はささやく」はダウドがプロットのみ残したものを、別の作者が書きあげた

    神話のような不思議なお話
    生まれながらに忌まわしい運命を背負うというダーラ。
    しかし彼女は双子の兄がいて、そこには秘密が隠されていた。

    一人の女が産んだ十三番目に生まれた子を十三回目の誕生日にいけにえにささげよ~地底の暗黒の神ドンドとの契約で、いけにえにされるダーラは生まれたときからいけにえとして長老カイルとともに生きてきた。
    それと引き替えに、その日から十三年の繁栄が約束され、したがわなければ、大嵐が村を滅ぼす。

  • 挿絵がとても素敵。お話と合っています。
    「怪物はささやく」の作者だと思うと、ハードルが上がってしまって、少し物足りない感じがあります。

  • 神やドラゴンをしずめるためにいけにえがささげられる話(そして時に勇者がそれを救う話)は神話や伝説にもたくさん出てくるけれど、この話は、そこに人間の弱さ(双子の誕生時の母、それをゆする産婆、冷淡な村人たち)をからめている。そして、最後にそれを乗り越える愛も。
    さし絵も淡々とした文をおぎなって、胸をあたためてくれる。リスが、うれしいよね。そういうふうに、愛する人が自分を見まもってくれると信じながら生きていけたらいいな。

    明日いけにえにささげられることをなげくダーラの姿が、若くして亡くなった著者に重なって、胸をつかれた。著者の魂が、作品とともに受けつがれますように。

  • 死ぬことを運命とし、死ぬために生きてきた。
    13歳は刻々と近づいてくる。
    彼女はどうやって生きてきたのだろう。どうやって自分を保ったのだろう。
    死ぬために生きてきたのに、死を恐れる心を持ってしまっていたら、生きていけないように思う。

    彼らの兄弟はどこにいったの?11人の兄弟は。

  • 人身御供にされる13番目の子は双子の片割れ……。

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十三番目の子 (児童単行本)の作品紹介

母の愛、生と死を詩的に語る感動物語

イニスコール島の村には、古くから、ある言い伝えがあった。一人の女が産んだ十三番目の子は、その十三回目の誕生日に、いけにえとして暗黒の神ドンドにささげなくてはならない。その子の命と引き替えに、村は十三年の繁栄が約束される、というのだ。
明日は、十三番目の子として生まれた娘ダーラの、十三歳の誕生日。
この世で過ごす最後の夜。ダーラの前に、クロウタドリに姿を変えた空の神ルグが現れ、母メブの家に連れていかれる。そこで知った衝撃の真実とは――。

家族の苦しみと悲しみ、深い愛と絆を描く感動の物語は、淡々とした筆致で語られ、抑えた色調の美しい絵が、それに寄り添う。
著者のシヴォーン・ダウドは、大学卒業後、国際ペンクラブに所属し、作家の言論や表現の自由を守る活動家として世界各地を飛び回りながら、自分でも本を書き始めたが、二〇〇七年、四十七歳の若さで他界。本書は、ダウドが生前に完成させていた作品のうちの、最後の未発表作品となる。


【編集担当からのおすすめ情報】
作者のシヴォーン・ダウドは、カーネギー賞、ガーディアン賞、コスタ賞など、いろいろな児童文学の賞にノミネートされる実力派です。2007年に若くして病死し、本作品は遺稿となります。発売以来、その美しさとすばらしさで話題になり、ドイツで毎年発表される「ホワイト・レーベン」の児童書リスト(イギリスのベスト5)にも選ばれている一冊です。

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