負けないパティシエガール (SUPER!YA)

  • 小学館
4.10
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本棚登録 : 186
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092905733

感想・レビュー・書評

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  • 「ある人にとって、読むことはとても自然なことだ。でも別のある人は何倍も努力しないといけない。ものを学ぶのには、いろいろな道があるから、どの道が悪いということはない。悪いのは、ちがった方法をとる人を、まちがっていると言って非難することだ」

    なぜ?どうして?とたずねられても、こたえられないこともある。なぜなら、自分でもわからないのだから。なぜ?と責めるのではなく、どうしてだろう?なぜなのだろう?と相手に対して想像を働かせたい。

  • フォスターはケーキ作りが得意な女の子。ママとふたり、ママの元彼ハックの暴力から逃れるためにやってきたカルペパーの町で、絶品カップケーキを武器に町のひとたちの胃袋をわしづかみにした。親切な人たちやドキュメンタリー映画監督をめざすチビのメイコン、気難しい元ハリウッド女優、そしてイケメンのランナーなどなど、個性的な登場人物が続々と登場します。一方、町が抱える問題や、ハックの黒い影、そしてフォスター自身の秘密など、ドキドキする要素もいっぱい。そのすべてが甘いカップケーキで解決するかも? 最後まで目が離せない物語です。

  • 翻訳YAの魅力ぎっしり。
    父の戦死、母の恋人の暴力からの逃避行、識字障がい。フォスターには悩みが尽きない。それでも彼女は毎日ケーキを作る。
    ケーキ作りが彼女を支えて新しい世界へと導き、周りの人々にも一歩進む勇気を与える。

  • 字が読めない、書けない。問題を抱えている少女フォスターが主人公です。
    お父さんが戦争で死んでしまい、お母さんがモノマネ芸人のハックをボーイフレンドにしました。でも、ハックはお母さんが別れてほしいと言ったら襲ってきたのです。フォスターとお母さんは荷物を急いで詰めて車で逃げました。そして、車が崖のふちぎりぎりにとまって落ちそうだったのです。それを助けてくれたのが「おまかせレッカー車」のキティとレスターだったのです。そしてこれからが冒険の始まりです。
    有名な女優のチャリーナさんに読み方を教えてもらったりします。
    お母さんがお父さんの物が詰まった枕カバーを取りに行った時にドキドキしました。 
    元気が出るお話です!

  • パティシエを目指す女の子の物語です。
    障害を持っている主人公は、ケーキ作りが得意なところから始まり、自分に降りかかる困難なことを全て前向きに乗り越えていくところが感動でした。
    何回も読み返したくなる本です。

  • 序盤のスタートの入り方にこの作家さんの技術を感じます。惹きかたがうまいです。
    何か特別な事件が(あるいみ特別ですが)起こるわけではないけれど、主人公たちからしたらそれはもう大事なわけで。「もし追いつかれたら・・・・・・」という不安と共に女の子の行く末が気になる。
    ずっと明るい話しばかりではないところもいいかなと。

    焦るべき状況にあるにも関わらず、女の子がとてもいいキャラしてます。子供なんだけど、お父さんがいないせいなのか、大人びている感じ。ませているのとはちょっと違う気がします。彼女が自分の理想の姿にむかってひたむきにお菓子を作り続ける姿が何とも可愛い。子供の読み物かもしれませんが、大人が読んでも楽しめると思いますよ。

    良い本です。

  • この作者、すごくいい。物語のテンポも展開も、主人公の魅力的なところも。そのうえ出てくるカップケーキが美味しそう。ラストシーン泣けた。

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