ルーシー変奏曲 (SUPER!YA)

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制作 : Sara Zarr  西本 かおる 
  • 小学館 (2014年2月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092905771

ルーシー変奏曲 (SUPER!YA)の感想・レビュー・書評

  • よかった。思春期の女の子が悩みながら自分を発見していく過程がよく描かれている。好きなこと、好きじゃないこと、やりたいこと、やりたくないことを整理するって大事だ。大人の微妙な狡さやわかりにくい家族の愛情の描き方もよかった。

  • ③内容
    ・対象: 高、YA
    ・特色&ジャンル ピアニストの少女の成長物語
    ・時代 原題
    ・舞台 サンフランシスコ 
    ・主人公 ルーシー・ベック=モロー16歳 
    サンフランシスコで二番目にいい私立高校のスピア・アカデミー校に通う。2年生の最終学期から復学

    ④キーワード
    ・オススメ  特殊な才能を持つ少女のプレッシャー、挫折、恋、成長

    ⑤コメント
    ・著者情報 Sara Zarr サラ・ザールは2007年『Story of a girl』でデビュー アメリカで多くの女の子に人気の作家

    ・出版情報

    ・翻訳の場合は原題
    『The Lucy Variations』

    ・背景
    ドイツからのアメリカへ移民した祖父母。祖父からピアノを弾くことをつきつけられた母、そしてその娘ルーシー。彼女には才能があり、幼少期からコンクール、演奏会などをこなしてきた。しかし祖母の臨終と重なったプラハのコンクール会場で、突然舞台から去ってしまう。
    現在は弟のガスがピアノを弾いている。彼のピアノの教師が急死、その替わりに選ばれたのはかつてピアニストのウィルだった。彼はそれまでの先生とは変わっていた。ドイツのビルギット大伯母さんの葬儀のため、祖父と葉はは感謝祭の前後にドイツへいくことになる。
    ピアノをやめたルーシーは、自分の気持ちがわからずに悩んでいた。

    第一組曲 テンポ・ルバート(自由なテンポで)
    第二組曲 カデンツァ(自由な独奏部)
    第三組曲 コン・ブリオ(生き生きと)
    コン・フォーコ(情熱を持って)
    第四組曲 ダ・カーポ(初めから)

    祖父 厳格な祖父P85「二度とピアノを弾かないと決めたんだな、ルーシー。明日になったら気が変わったなどと言うでないぞ」
    祖母 P170「ダス・ヴィルド・ツィヒ・フィンデン」なにもかもうまくいく~おばあちゃんがいつもいっていた言葉

     
    父 フランス系 「サ・パス・ウー・サ・キャッス!」(いちかばちかやってみろ)
    母 キャサリン
    弟 ギュスタフ 10歳

    マーティン 料理担当 おばあちゃんと仲が良かった

    ウィル・R・デヴィ
    アリューナ

    レイナ 親友
    カルソン 友人 台湾人

    テムニコワ先生 レッスン中に亡くなったガスのピアノの先生

    ガーシュウィン
    メンデルスゾーン ピアノ協奏曲第2番

    ヴィバルディ 冬
    ブラームスのソナタ
    フィリップ・グラス メタモルフォセス1番
    https://www.youtube.com/watch?v=_hMw1C6fPt8

    P206
    「ぼくは自分がなにをやりたいのか迷ったとき、まず、自分がやりたくないことはなんなのか、じっくり考えて除外していくんだ。そして残ったものを見直す」

  • いくつか宙ぶらりんになっている糸があって、その辺が気になる人と、気にならない人にわかれそう。わたしはちょっと気になってしまった。冒頭で亡くなるピアノの先生のエピソードはいったい何のために入っていたんだろう、とか、大叔母(だっけ?)の葬儀のためドイツにいって帰ってきた祖父と母の変化はいったい何がきっかけで起きたのだろう、とか。
    自分のなかにある特別さ(これはピアノに限らないし、才能とも限らない)を引き受けて生きていく決心をする、っていうのは、けっこう大変なことで、そこらへんの葛藤はうまく描かれていると思いました。

  • 面白かった~

    16歳の女の子のピアノと家族と恋と友情

    ルーシーの気持ちが丁寧でリアルで面白かった

    自分のやりたいことをやっていいって素晴らしい
    夢をあきらめるってつらい
    大人ってきたない(笑)
    弟かわいい

  • 読んで良かった。少しだけ泣いた。

  • ルーシーはピアノの英才教育を受けていた。祖父や母のいうことに従って、数々のコンクールでいい成績をあげてきたが、ある日コンクールの舞台から突然降りてしまう。激怒した祖父は2度とピアノを弾くなと言い、ルーシーもピアノから遠ざかっていたが、弟のガスのために来た新しいピアノの先生が、ルーシーの心の奥にある、音楽を愛する気持ちを揺さぶるのだった。

  • 天才ピアニストとして数々のコンテストに出ていたルーシー、おばあちゃんの危篤を知らされなかったことがきっかけで、ピアノを弾くことをやめてしまった。ワンマンな祖父と自分の夢を代わりに実現させたい母。今はルーシーの弟が代わりに英才教育を受けている。その弟のピアノ教師が急死し、代わりにやってきたピアノ教師にルーシーの心は傾いていく。
    自分のためにピアノを弾きたくなるルーシーが、新しいピアノ教師との心の触れ合いや友達との葛藤を経て、自分の進む道を自分でつかみ取っていく。

    特殊な環境の成長物語のように見えるが、どの子にも自分の将来を考える時期はあるもの。それは、様々な環境にあっても共通するものがあるのでは。この作品は、そういった意味で共感できるのではないかな?

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ルーシー変奏曲 (SUPER!YA)の作品紹介

美しくも切ない天才ピアニストの物語

天才ピアニストとして英才教育を受け幼少期から活躍していたルーシー。世界的なピアノコンテストに出るために、世界各地を回っていました。あるコンクールの当日、祖母の死を知り、ショックで会場から逃げ出してしまいました。そのことをきっかけに、ピアノをやめてしまいます。ルーシーのピアノにすべてをかけていた祖父の怒りをかい、家族ともうまくいかなくなってしまいました。しかし、ルーシーの後継者として育てられている弟のピアノ教師と交流することで、自分にとってのピアノは、なんだったのか考え始めます。自己発見と成長の感動物語。

【編集担当からのおすすめ情報】
作者のサラ・ザールは、2007年デビュー作品で全米図書賞を受賞して以来、YA話題作を発表し続け、すべての作品で、その年のベストブックに選ばれる定評のある作家です。また、数々の文学賞を受賞しています。本作品は、今年の春に発売され、この夏の各誌ベストブックに選ばれました。ニューヨークタイムズでは、「エレガントで感動的な小説」と絶賛されています。
ピアノを題材にしたこの本では、本文中で、ヴィヴァルディ、ショパン、ブラームス、ガーシュインなど、さまざまな作曲家の曲がとりあげられ、物語に彩りをそえています。ぜひ一緒に音楽も聴いてみてください。

ルーシー変奏曲 (SUPER!YA)はこんな本です

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