動物のクライシス: 小学館版科学学習まんが クライシス・シリーズ (2) (科学学習まんがクライシス・シリーズ)
- 小学館 (2016年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092966208
作品紹介・あらすじ
ゾウの魅力をつめこんだ科学学習まんが
『動物のクライシス2~ゾウ~』はアフリカのサバンナが舞台です。日本人の少年とケニア人の少女がゾウの研究者と冒険しながら、ゾウの生態や知られざる能力を学んでいきます。また乱獲や密猟などの諸問題を描きながら、人間と動物の共生についての理解を深められる内容になっています。
感想・レビュー・書評
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ゾウの耳があんなに大きいのに足の裏で聞いてることにびっくりした!
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[江東区図書館]
朝日新聞社の「サバイバル」シリーズ、次いで学研の「科学クエスト」シリーズ、そして今回、小学館の「クライシス」シリーズに行きついた。
他の二シリーズと違って、まだ近隣三区では江東区のみの蔵書で江戸川区と墨田区にはなく、知られていないためか予約も少なかったのですぐに借りられた。
てっきりこの"動物"は続いているのかと思ったら、副題通りの動物をターゲットとした別話。なんだ、順番通りに読む必要はなかったんだわ。
そしてこの巻ではゾウについて学んでいく。ゾウの減少については知っていたつもりだけど、ここまでの減少率(速度)とは思っていなかったし、未だにそこまで深刻な密漁が横行しているとも理解しておらず、正に自国民でこの少女のように感じている人がいたら、のほほんとしている元凶(でもある)の私たちのことは頭にくるかと思う。でももっとも身近な人たちこそゾウを悪魔とみなす対立というか共存の厳しさも知った。
アジアゾウとアフリカゾウの違いはもとより、ゾウの足の裏の(触)感度がいいことは知っていたけれど、ここまでの感知能力と伝達能力、そして記憶力があることは初めて知ったし、蜂を嫌がる(避ける)ということも初めて知ったな。