飛鳥の朝廷―古墳(大和)時代・飛鳥時代 (小学館版学習まんが―少年少女日本の歴史)

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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092981027

作品紹介・あらすじ

「日本の歴史」学習まんがの決定版!

第2巻 飛鳥朝廷(古墳(大和)・飛鳥時代)

この巻では大和政権が現れた古墳時代や、聖徳太子(厩戸皇子)が活躍した飛鳥時代の新しい国家ができていく時代の流れを描きます。

巨大な古墳はなぜ、どうやって作られたのか?
大陸からわたってきた仏教は、日本にどのような影響を与えたのか?
聖徳太子(厩戸皇子)が行った政治とはどのようなものだったのか?
等々、古代日本の政治の流れがよく理解できます。

また、日本神話をわかりやすく解説したり、日本中に残る古墳について紹介していますので、大昔にあったできごとでも身近に感じることができます。

【編集担当からのおすすめ情報】
30年以上にわたるベストセラーです。2015年現在、累計発行数は1800万部。あの「ビリギャル」もこのシリーズで日本史を学びました。全23巻をセットで読んでも、興味のある巻だけ読んでもしっかり楽しく学べます。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画で飛鳥の朝廷、古墳(大和)時代と飛鳥時代を描いたシリーズ2作目です。

    弥生時代から続いた戦いが終わり、大和(やまと)政権が国内統一を行ないます。強い天皇による親政の理想を掲げて聖徳太子が登場しますが。あまりに巨大な蘇我一族の前に、聖徳太子は改革半ばで都を離れて、斑鳩宮(いかるがのみや)へ移っていき亡くなります。その後、政治改革が行われますが、今度は天皇家内で争いが起こります。

    第一章「大王と古墳」
    古墳時代:古墳文化
    大和政権が、台頭してきて他の豪族と連合を組みながら。大和政権にとって最後で最大の危機ともいえる、九州の「磐井の反乱」を鎮めて国内統一の基礎を築きます。
    【この頃、大和政権が中心となり、各地の豪族と連合が始まる】
    古墳が築かれ、埴輪が作られる。
    渡来人が、機織り、鉄砲作りの技術、漢字などを伝える。
    日本にはもともと文字はなく、古墳時代の5世紀ごろ、日本語の一つずつの音に、同じ音の漢字をあてはめ、漢字で日本語を書く方法が生まれた。
    421年 倭王讃(わおうさん 仁徳天皇?)宋に使いを送る。
    【前方後円墳】がさかんに築かれる。
    478年 倭王武(ぶ 雄略天皇?)宋に使いを送る。
    527年 磐井の乱がおこる。

    第二章「聖徳太子と仏教伝来」
    聖徳太子が、天皇を中心とした政治体制を作ろうとしますが。強大な力を持つ蘇我一族の蘇我馬子を抑えることが出来ず、協力して政治改革を行っていきます。聖徳太子は、蘇我馬子を抑えるためにと冠位十二階、憲法十七条を制定し。仏教に帰依し。中国の隋へ使節を送り多くの知識を得ますが。改革半ばで都を離れて、斑鳩宮(いかるがのみや)へ移っていき亡くなります。
    538(552)年 【百済の聖明王が仏教を伝える】
    562年 【任那、新羅に滅ぼされる】
    多くの渡来人が大陸文化を伝える。
    587年 蘇我氏、物部氏を滅ぼす。
    飛鳥時代:飛鳥文化
    【天皇中心の国づくりを目指す】
    593年 【聖徳太子、推古天皇の摂政となる】
    603年 【冠位十二階】の制を作る。
    604年 【憲法十七条】を制定する。
    607年 小野妹子(いもこ)を【隋】におくる。【法隆寺】が建てられる。
    642年 蘇我入鹿、勢力を振るう。

    第三章「大化の改新」
    聖徳太子の意思を継いで中大兄(なかのおおえの)皇子が、蘇我氏を滅ぼして。天皇を中心とした政治を実現しょうとしますが。天皇家の中で次の天皇をめぐる争いが起きていきます。
    645年 中大兄(なかのおおえの)皇子・中臣鎌足、蘇我氏を滅ぼす。【乙巳(いつし)の変、大化の改新】
    652年 班田収授の法が行われる。
    658年 有間(ありまの)王子、謀反の罪で殺される。
    663年 日本の百済救援軍、白村江(はくすきのえ)で唐・新羅連合軍に大敗する。
    667年 都を大津に移す。

    第四章「壬申(じんしん)の乱」
    この時期は、天皇家の中で次の天皇に誰が成るか。少しでも可能性がある者は次々と謀反の罪を着せられて殺されて行きます。
    668年 中大兄(なかのおおえの)皇子が即位する【天智天皇】
    670年 庚午(こうご)年籍(ねんじゃく)が作られ始まる(~671年)
    672年 大海人(おおあまの)皇子、大友皇子を滅ぼす【壬申(じんしん)の乱】
    飛鳥時代:白鳳文化
    673年 飛鳥浄御原(きよみがはら)で大海人(おおあまの)皇子が即位する【天武天皇】
    684年 八色(やさく)の姓(かばね)が制定される。
    694年 【藤原京】に都が遷る。
    【律令政治が始まる】
    701年 【大宝律令】を制定する。

    【読後】
    大和政権の台頭、そして大和政権による国内統一を成し遂げたあと。大和政権内での次の天皇をめぐる争いです。本当に、従兄弟で兄弟で殺し合いをしていきます。弥生時代から争いの絶えない国が、やっと大和政権が統一したら。次は、大和政権内での次期天皇をめぐる殺し合いです。平和は、理想なのか。私は、静かに生きて行きたい。
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    飛鳥の朝廷―古墳(大和)時代、飛鳥時代
    小学館版 学習まんが ― 少年少女日本の歴史シリーズの2作目
    1998.02発行。字の大きさは…中。2022.09.27~28読了。★★★★☆
    大王と古墳、聖徳太子と仏教伝来、大化の改新、壬申(じんしん)の乱、の四章。
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  • マンガは最強のメディアとなる! マンガを熱心に読むことは専門書の研究にも匹敵する学びに通じ、時間対情報摂取量がとても高い、ということをホリエモンの著作で知った。

    早速、学びの実践つーことで第2巻。 

    大山古墳は世界最大級墳墓だったとは。あの秦の始皇帝陵やクフ王ピラミッドよりも大きい。日本が世界に誇るべき歴史的建造物だ。世界遺産登録もされて当然なのだ。

    飛鳥時代(大和時代)の法隆寺は世界最古の木造建築で、こちらも忘れてはならない。

    蘇我氏が物部氏との権力闘争に勝ち、栄えた物部氏は滅亡。いつの世にも権力を巡る暗闘があることを知る。

    聖徳太子は世評に違わず聡明な人物だ。いや、聡明というより、改革者。ニッポンの変革を押し進める若きリーダーだ。位階制度や憲法の制定は良く知られたところだが、朝鮮問題への対処や中国との外国交渉など多くの難問に果敢にチャレンジした。紙幣に印刷されるだけのことはある。


  • 2010年版。天皇一族の争いはけっこう複雑でなかなかマンガでもゆっくり読まないとわからなくなる。

  • 戦いの歴史を知るっておもしろいよね。
    飛鳥時代あたりから権力争い、
    私利私欲みたいなドラマが熱くなってくる!

  • 無料期間を期に読了。壬申の乱含め、前後の記載が詳細で分かりやすい。

  • 「[蘇我]馬子は政治を独裁し、天皇の地位をも左右できるほど力がありました」 麻生家は現代の蘇我氏かもしれません.醜い権力争いが現代と変わりません.『キングダム』が流行りましたが日本史を知っておいても損は無いと思います.仏教の強い影響を感じ,近畿地方に対する印象が変わりました.https://link.medium.com/z4Gs8DILA5

  • 無料公開ありがたい。歴史苦手すぎて2巻ですでに人物の名前がごちゃごちゃしてわからなくなってきた笑。でも絶対全巻読破するぞ。

  • 無料全巻読破チャレンジ。
    この巻から監修は児玉幸多先生。

  • 聖徳太子の影が薄い。
    この時代も、権力争いばかり。。

  • 聖徳太子が考えたことがよくわかった。

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