日本の歴史 立ち上がる民衆: 室町時代後期

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092981096

作品紹介・あらすじ

「日本の歴史」学習まんがの決定版!

第9巻 立ち上がる民衆(室町時代後期)

この巻では、室町幕府六代将軍の足利義教以降の、室町幕府が次第に力を失い、世の中が乱れていく室町時代後半を描きます。

将軍・足利義教はなぜ守護大名に暗殺されてしまったのか。
ききんや借金に苦しんだ農民らは、どんな方法で一揆(正長の土一揆)を起こしたのか。
将軍の後継ぎ問題から発生した応仁の乱は、なぜ10年も続いたのか。
等々、室町幕府が衰弱していく様子をまんがで徹底追跡します。

また、八代将軍・義政が建てた銀閣に代表される東山文化なども徹底解剖しています。

【編集担当からのおすすめ情報】
30年以上にわたるベストセラーです。2015年現在、累計発行数は1800万部。あの「ビリギャル」もこのシリーズで日本史を学びました。全23巻をセットで読んでも、興味のある巻だけ読んでもしっかり楽しく学べます。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の歴史を学び直してみようと思い立ち、手っ取り早く学習するにはマンガが良いだろうということで小学生の頃にお世話になったこの小学館シリーズを35年ぶりぐらいに再読してみました。ちなみにこのシリーズは、なんとなんと累計2090万部の超がつく程のロングセラーシリーズなのです。

    改めて歴史を学ぶことで、見えてくる新発見があるんですよね。このシリーズを通して、どこに行っても恥ずかしくない歴史の教養が身につくし、歴史小説などを読む際には時代背景を理解しているのでより一層楽しめるという効果もあります。

    本題です。
    シリーズ9巻は室町時代の後期が舞台です。ドラマや小説なんかでも取り上げられることが少なくなじみの薄い時代です。が、結構激しい時代なんですよ。
    守護大名が台頭しまくり、足利将軍家の権威が失墜しまくり、挙げ句に足利義教なんていう将軍様は宴会の席で暗殺されたりしてます。
    幕府が力を失っていく過程で、民衆は飢饉や増税で苦しみます。コロナや物価高で苦しむ現代の日本に通じるものがあります。
    圧政に苦しむ民は団結し、土一揆が起こり始めるのもこの頃です。
    一方で、武士たちは覇権を握るため争いを続けます。
    細川勝元VS山名宗全の応仁の乱です。長期化して都市部は荒廃し、誰のメリットにもならない無意味な戦いになったのですが人間というのはいつの時代もつくづく愚かな面があるもんだと痛感させられます。

    いよいよ群雄割拠の戦国時代はもうすぐそこですっ!

  • 今まで貴族、武将、民衆だった三角形が大きく崩れる室町時代後期。
    輝かしい功績を残した義満以降、まるで運が尽きたように幕府は衰え、土一揆によって民衆の力が増していく。その決定打として応仁の乱勃発。
    下剋上の時代の幕開けである。
    その一方、足利義政率いる同朋衆が文化の蕾に花咲かせ、東山文化が確立されたのもこの時代。戦に疲れた京の町に銀閣寺は建てられる。

    相変わらず丁寧でストレートな「日本の歴史」
    今回も面白い〜。
    第一章で義満コンプレックスをいだきまくってる人たちが出てきて、やっぱり義満すごかったんだなぁと実感。なんだか影みたいだもんね、この時代。
    そして応仁の乱。
    この時代の女性っていい意味でも悪い意味でもたくましい人多いナァ。富子とか民衆の奥さんとか。
    そして同朋衆。銀閣寺の工事してる義政見て毎回思うのが、なんで乱世の天下人って文化人が多いんだろーってこと。後白河法皇とかもそうだったしさ
    やっぱり上に立つ人で時代って左右されるもんなのかなぁ


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    土一揆、応仁の乱、銀閣、下克上へ。

  • た ③20210603、②20200905、①20200311
    な ①20220226

  • 参考書やドリルだけでは今一歩ストーリーなく、よくわからなく面白くない。これは歴史の流れがわかり、理解を確かにする。

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