読み書き(代読・代筆)情報支援員入門 (実用単行本)

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制作 : 読書権保障協議会 
  • 小学館 (2012年2月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093107921

読み書き(代読・代筆)情報支援員入門 (実用単行本)の感想・レビュー・書評

  • <特に印象に残ったこと>
    *「読み書きサービス」は、高齢者や障害者など読み書きに困難を伴う人のために、代読や代筆を公的に行うサービスのことである。
    *技術的にも、倫理的にも高度な専門性を求められるこのサービスは、音声訳技術はもちろん守秘義務や寒冷法規に関する基本的知識の理解などを身につけた人が行う必要がある。
    *「文字情報サービス」というのは、個人的な手紙や職場・地域の配布物などを音声や点字に変換したり、点字で書いた手紙を黒字に変換したりするサービスをプライバシーの保障される公共図書館などの公的機関で実施することを求めたものである。
    *読み書きに不自由もある人と不自由のない人との除法の格差をなくし、その社会参加を実現すること、
    すなわち、人権保障としての情報のバリアフリー(=「読書権」の保障)を公的サービスとして実現
    するという点で、基本的な違いはない。
    *読み書きに関する専門的知識と技術を持ち、利用者のプライバシーがきちんと守れる「読み書きサービス
    支援員(仮称)」の資格認定制度の創設ということも活動目標の一つとした。

  • 今でもすくなからず「読み書きができない」人がいることがショックだ。
    代読・代筆というのは視聴覚に障がいがある人だけのためと思い込んでいたことを申し訳なく思う。

    そして文芸書の朗読だけが仕事ではない。
    実際には郵便物、申請書、チラシ、取扱説明書、賞味期限、衣類の素材や色、図、表、写真…

    私たちがいかに普段、視覚からの文字情報に頼っているかが分かる。

    そして、ただ闇雲に読み書きスレが良いというものはない。
    利用者によって一つの情報の中の必要な部分、不要な部分は違う。
    どんな情報があるか提示して、その中から必要だと指定されたものだけ扱う。場合によっては、情報支援員が選択する。

    だからまずは、利用者のことをよく知る必要があると思う。
    特に必要としている情報は何か。
    どの部分を、どれくらいのペースで読むのが良いか。

    ともすると、利用者本人でなく、介助者とやりとりして済ましてしまいがちだ。そのほうが楽だし、利用者を怒らせたり、がっかりさせたりする心配がないからだ。
    しかし、直接利用者本人と向きあわなくては、ほんとうの意味で役に立ったとは言えないのではないか。
    きちんと、利用者と向き合える心構えも必要だと思う。



    以下、参考のため、本文54~55ページに「アエラ」から引用されたディスレクシア(失読症)の特徴を転記する。

    タンゴを音に分解したり、言葉の「音」と「文字」という記号をうまく対応させられない(SA⇒さ)


    きっとKindleが日本に上陸すれが、素晴らしいコミュニケーション・エイドとなるに違いない。できれば音声読み上げ機能があるともっと良いが。

    一音節一字対応のひらがなは読めても不規則な読み方をする漢字の組み合わせは苦手(空⇒くう、そら、あく)

    読み飛ばし、音の混同、逆読み、類似語・字の置き換え、錯読などといった症状が出る(クリニック⇒クリーニング、キッチン⇒チキン、めまぐるしい⇒めぐるましい、saw⇒was、dog⇒god、6と9、36と63など)

    長い文章を性格に速く読むのが困難

    書くのは読むのよりも困難さが残る

    読みが不規則な英語の学習が困難

    複雑な図形を覚えることが苦手な人もいる

    左右をよく間違える人もいる

    黒板の文字を読み取り、書き写すのが苦手

    (『アエラ』二〇〇二年十二月三〇日ー二〇〇三年一月六日合併号四三ページ)

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