初めての能・狂言: 能楽入門 1 (Shotor Library 能楽入門 1)
- 小学館 (1998年12月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093431132
作品紹介・あらすじ
室町時代から600年――世界に誇る日本の古典芸能、能・狂言を知る。
能や狂言というと“難しくてわからない”“敷居が高い”というイメージが先行しがちですが、今や、多くの外国人が関心を持ち、能楽堂で熱心に観能する姿を見かけます。世界に誇る日本の古典芸能を知りたい、興味はあるのにきっかけがつかめないという人のための、わかりやすく解説した初心者向けの入門書です。 基礎知識のほかに、泣く、怒るなど舞型表現の写真解説、実演中の舞台と楽屋裏の同時中継、野外能・地方能の魅力、初心者向けの作品紹介、用語解説、また能楽堂に行くためのノウハウ、チケットや情報の入手方法など、すぐにでも能や狂言が楽しめる内容です。 能や狂言には、歴史上の人物が登場したり、文学作品を題材にした作品も多く、嫉妬や喜び、ひょうきんな人々と人間の心の機微は昔も今も変わらぬことに親しみを感じます。能や狂言は、舞踊と音楽と演劇とが一体となった、オペラやミュージカルに近い存在といえます。意外に知られていないことですが、能と狂言は一度の上演で、交互に演じられ、それぞれの魅力が融合された構成になっています。抑揚のついた謡と、4つの楽器の不思議なハーモニーが奏でる心地よさ、静寂の中での精神の緊張、高揚、笑いと、体験したことのなかった世界が広がります。
感想・レビュー・書評
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開始: 2022/8/3
終了: 2022/8/26
感想
触れたことのない能の世界へ足を踏み入れたいと思い読了解。うすーくだが知識をつけられたので次は風姿花伝へと歩をすすめていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「源氏物語」をモチーフにした“能”の演目が十番あります。能は全くの不案内ですが、源氏を切り口にして、ひと月ひと演目のペースで書籍を読みながら、能楽堂にも足を運ぶのが今年のチャレンジです。先ずは、入門書からスタート。でも、秦河勝が能のルーツとは初めて知りました。
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能と狂言を観に行く前の予習として購入しました。文章に加え、写真やイラストがあるのでど素人の私にもとてもわかりやすかったです。薄い本なのですぐに読めます。初めて読むにはこれくらいがちょうどいいと思いました。
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基礎的な書物を求めて立ち読みした中で、
この書籍が一番しっくり来た。
他の書籍は、有名な能の解説が多い中、
この書は、一つの演目に注目して解説することで
知りたいことが浮き彫りになる構成がよい。
能にも狂言にもバランスよくまた両者の共存の意味をわかりやすく解説。
カラー写真も多く、文章量も少なくリファレンスになるので、はじめの一冊としてぴったり。 -
人間の心情をお面や衣装で現す点に興味がある。
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これを読めば基礎的なことは一通り頭に入ると思う。曲目のあらすじも載っている。