半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編

  • 12人登録
  • 4.00評価
    • (0)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
    • (0)
  • 1レビュー
  • 小学館 (2016年11月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093434423

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編の感想・レビュー・書評

  • 以前買った雑誌サライに「半島に行く」の連載を見付けた。二度行ったことのある丹後半島だったので、興味を持った。
    さて、その連載が一冊の本となって上梓されたのを新聞広告で知り、購入、
    気楽な歴史紀行と思ってたら、どうしてどうして、面白くて、久しぶりにページを捲る手が止まらない読書となった。
    歴史作家と歴史学者と画家の三人が、司馬遼太郎氏の「街道を行く」のようなことをと考え、街道が整備されたのは江戸時代、むしろ昔は海こそが遠方との交通手段で、半島はその結節点と見込んで始まる企画。

    六つの半島に旅して、語られる事物の豊かなこと。
    奥能登の大屋敷。若しやと思ったら、網野義彦氏「日本の歴史を読みなおす」で、百姓≠農業を着想し、その海を通じての交易の豊かさを語った場所だった。そして更なる能登の話題は長谷川等伯。
    鞆の浦では、最後の足利将軍、義昭の話。信長に京都から追放されて、幕府は終わったと思っていたが、鞆の浦で毛利の庇護のもと将軍として振舞っていたという。大河ドラマや歴史の本でも大抵、傀儡のくせに信長に逆らって捨てられた気位ばかり強い無能のように描かれるが、藤田教授によれば、隠然たる力を持ち、本能寺の変は、義昭ー光秀ラインに長曾我部、毛利までが反信長で繋がった結果とのこと。光秀や長曾我部の文書の解説は歴史研究の面白さをたっぷり味わせてもらえた。

    海や山の風景や料理や温泉など紀行文の味わいもたっぷり。僕もどこかに半島旅したいな~。

    僕のサライで読んだ丹後半島の旅は収録されていない。まだまだ続くのだろう。司馬さんの本のような大作になるかな。

全1件中 1 - 1件を表示

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編を本棚に登録しているひと

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編を本棚に「読みたい」で登録しているひと

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編を本棚に「積読」で登録しているひと

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編の作品紹介

歴史の旅に発見あり!

「半島は陸のどんづまりだけども、海の玄関口でもある」――。明治に鉄道が開通するまで、わが国の物流を担っていたのは海運だった。物流の集積地である半島の港には、物があふれ、人々が集い、あらゆる情報が飛び交った。 だからこそ、歴史は半島で動いた。 信長が初めて鉄砲を使用した桶狭間6年前の合戦(知多半島)、鑑真やザビエルが上陸した世界に開けた港(薩摩半島)、戦国屈指の山城を擁した城下町(能登半島)、本能寺の変の司令塔が置かれた「鞆幕府」(沼隈半島)、頼朝、早雲、江川英龍と歴史を転換させた韮山の地(伊豆半島)、信長の天下統一戦線を水軍で支えた九鬼一族(志摩半島)など、
直木賞作家・安部龍太郎氏と歴史学者の藤田達生氏が半島を丹念に歩き、海と陸の接点から日本史を捉え直す意欲作。創刊27年の月刊誌『サライ』の大好評連載が待望の単行本化。

【編集担当からのおすすめ情報】
知多半島の古刹・延命寺所蔵の洛中洛外図屏風は、大坂の陣の際に豊臣方の御座船から奪われたという貴重な作品。この屏風はいつ描かれたのか?
歴史解説を担当する三重大学の藤田達生教授が、その謎に挑む。

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編はこんな本です

半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編のKindle版

ツイートする