大前語録

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著者 : 大前研一
  • 小学館 (2015年9月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093460880

大前語録の感想・レビュー・書評

  • 引用続き/常に5年刻みで自分の将来について明確な目標をもつべきである/「そのうちに」ということは人生の禁句/人間が変わる方法は3つしかない①時間配分をかえる②住む場所を変える③つきあう人を変える/アフタ5の過ごし方としてぜひとも注目してほしいのは「家族の定期点検」家族が抱えている問題について定期的に語り合うこと

  •  大前研一学長の、ビジネスメソッド。あまり、テクニック的な所にフォーカスせず、マインドセットを整えるのに有用な本。
     「仕事には面白いやり方と、面白くないやり方がある」「プレゼンは3つくらい質問がでてくるようでなければ、良い企画とは言えない」「他人の期待する人生ではなく、自分が期待する人生を生きるべし」「そのうちには人生の禁句である」「人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える。最も無意味なのは、決意を新たにすることである」「アフターファイブの過ごし方として家庭の定期点検、すなわち家族が抱えている問題について、定期的に妻と語り合う場を持つということ。木曜夜をレストランで食事をしながら語り合う時間を作った」「今を楽しめない人間が、セカンドライフを楽しめる訳が無い」
     示唆に富む内容だ。全てのビジネスパーソンに当てはまるわけではないと思うが、伸びている人、特に中堅若手で成長しているときに、立ち止まって読みたい本だ。上司になると、誰も教えてくれない。その立場になって初めて準備したのでは遅い。部下に教えてあげられるのは、仕事の仕方よりも、もっと大切なことなんだと思う。大前学長も、そうなんだ、と思う。

  • 本レビューにはネタバレ、というか抜粋個所が多く、私自身にとっての備忘録としての内容になっています。
    ネタバレが嫌いという方はご注意ください。

    ①いい上司に恵まれまして、と言っている人の未来は暗い。それではいい上司に恵まれなければ終わり。
    →本当にいい上司とは何か、考えるべき。
    ②大器晩成。という言葉があるが、そういう人はあまりいない。最初にサボっているだけだ。
    →どこかで自分に対して大器晩成型だから。なんて言い訳していた気がする。よくよく考えればそれってなんだ。大器にもならず晩を迎えたら取り返しがつかない。今できることは今やるべき。
    ③日本人は従来のサラリーマンのメンタリティを捨てる必要があると思う。従来のサラリーマンのメンタリティとは、9時から5時までなんとなく仕事をしているふりをして、残業代を稼ぐという、しみったれた根性のこと。
    →なんとなく仕事をしているふりをして、残業代を稼ぐ。という点で私自身とても耳が痛いが共感です。
    ④悪魔の主張をする。反対を表明する勇気を持つことが、ビジネスマンにとっていかに必要かを痛感している。
    →どんな良い提案に対しても反対からスタートする議論方法、Devil's advocateという方法がある。辛い方法だが、反対者は提案者への論理的な反証と、有効な代案を提示する「証明する責任」が生じる。無意味なようだが、反対者からの批判をクリアしていくことで、提案内容はさらによくなっていく。悪魔の主張と反対なのが、相手の意見をそのまま受け入れてしまう態度。それは知的に怠惰な人間のすることである。
    ⑤「腐っても鯛」「寄らば大樹の陰」という諺があるが、腐った鯛は単なる腐った魚であるし、倒れる大樹の陰にいたら潰されてしまう。
    →腐って倒れることがわかっている会社に、若い人は定年までしがみついていたいのか、自分で自分に問いかけてもらいたい。
    ⑥与えられた仕事を与えられたとおりにやっているだけに人には”名札”がつかない。”名札”がつかなければ”値札”もつけられない。
    →もし、私が面接官なら「協調性がある」とか、「上司から与えられた仕事は必ずきちんとこなします」と答える人は、絶対に採用しない。「人一倍努力します」も、それだけではだめだ。こういう人は単なる体力勝負で、このタイプは大抵40歳を過ぎると使い物にならなくなる。他人にはできない発想をして、それを実行できる人材こそ、今、求められているのだ。単にできないことをやるのが「仕事」であり、だれでもできることをやるのは「作業」でしかないのである。
    ⑦プレゼンテーションにおける「提言」は一つでいい。
    →提言はいくつもあると迷いを生むが、とにかく一つだけこれを行ってください。といわれれば気持ちは動きやすい。しかも提言の背景に膨大なデータ収集や分析、フィールドインタビューがあればなおさらである。
    ⑧プレゼンテーションを聞いた人から質問が3つぐらい出てくるようでなければ良い企画とは言えないのである。
    →企画書からエッセンスを取り出し、コンパクトにまとめ(15行程度のサマリー)、企画のカギはこれです。とわかりやすく説明すれば良い。その際のポイントは、最初から企画に対する疑問点が3つ出てくるようにして、その答えを用意しておくことだ。
    ⑨成績の悪い営業マンほど、売れない理由の説明がうまい。
    →本当に耳が痛い。顧客を相手にした際も、商品の欠点を滔々と語っていないか。常に注意したいものだ。
    ⑩成功する人間としない人間には唯一、明らかな違いがある。それは、成功する人はどんな仕事でも厭わずやるが、成功しない人は仕事を選ぶということだ。
    →仕事を選り好みする人間は、いつも好きか嫌いかだけで仕事が終わってしまい、経験が蓄積していかない。そうすると、5年、10年経っても... 続きを読む

  • 完読

    示唆に富んでいた。
    日本のサラリーマンが世界で勝てない理由を感じた。

  • 今月で開店4周年を迎える居心地の良いカフェでレコードの音色を聞きながら30分程度で読了。
    著者の大前研一さんは言わずと知れた著名な経営コンサルタント。
    講演でも頼もうものなら、ものすごい金額だという噂。(それも需要と供給ですから、健全な姿だと思います)
    そんな単位あたりのパフォーマンスと言う切り口から見ますと、この本は、とても字が少ないです。(それが30分程度で読むことが出来た理由です。)
    見開きで右側に大きな文字で格言、左側にその説明の構成で2ページ完結で次々と88箇条が綴られています。
    もしも、一文字あたりの印税のような切り口があったとすれば、この本はものすごいパフォーマンスを示すように思います。
    文字が多いことをありがたがるようでは、いけないのでしょうが、この文字数でコノ価格。
    まさに、大前ビジネスの真骨頂を見た思いがいたしました。
    心に響く大前節がギュっと詰まったこの一冊。
    付箋は12枚付きました。

  • 1時間以内で読める。

  • 自分から最も遠い人こそ自分の人脈にする。
    私は、興味があればどこでも出かけ、誰にでも質問する。これが人脈づくりの基本である。
    飛行機に乗った時は隣の座席に座っている人に必ず話しかけるようにしている。隣席には自分の人脈を超えた未知の人物がすわっているわけだ。

    日本人は上司はこう考えているのではないかと推量して、それに沿った答えを出すクセがついている。したがって自分で答えを考えようとしない。上司が何から何まで言ってくれれば、それを考えずにやってしまった方が楽だと思い込んでいる人が多い。その結果、日本企業は競争力を落としてきている。ビジネスではボスのことよりも真実が上位概念である。

    仕事というのは、自分で見つけて、自分なりのやり方に変えていくものだ。

    営業マンが大事にすべきは、負け方なのだ。負けることで逆に顧客との関係を強化し、将来の勝ちに繋げることは可能だ。例えば、自社の商品が顧客の使用目的とマッチしなかったとしよう。そういう場合は、すぐさま売り込みを中止し、顧客のニーズにあった他社製品を紹介するのも手だ。ポイントは自分が窓口になること。顧客からすれば、自社利益だけを追求せず、こちらの利益を考えてくれている、ということになる。おそらくこの顧客は、将来、また声をかけてくれるだろう。これが、万全の負け方の一例だ。

    提言がいくつもあると経営者は二の足を踏んでしまうが、社長とにかくこの一つだけをやってくださいと言われれば、相手の気持ちは動きやすい。きっぱりと断言できないプレゼンは、誰も信頼、信用しない。
    しかもその提言に膨大なデータ収集や分析、フィールドインタビューがあり、提示された結論が否定しようのないものであることが分かれば、経営者は行動を取りやすくなる。これは相手が誰であれ、プレゼンの基本だ。

    プレゼンを聞いた人から、質問が3つくらい出てくるようでなければ、良い企画とは言えない。
    では、どうすれば良いのか。企画書からエッセンスを取り出し、コンパクトにまとめ(15行程度のサマリー)、この企画のカギはこれですとロジカルに分かりやすく説明すればいいのである。

    最も重要なリーダーの役目は、まず方向を決めること。次が程度(スピード)を決めること。ところが、日本企業では、方向がないのに程度だけを言う経営者が多い。売上を1.5倍に増やせとか、経費を2割削れとか、数字だけを目標に掲げる。そういう経営者はリーダーとして失格だ。

    最前線のリーダーと組織を動かすリーダーでは、必要な資質がまったく違う。

    価値を変えずに価格を下げても、商品は売れない。逆に言うと、価値を変えれば、価格を下げなくても商品は売れる。

    マイクロマネージャー型の上司が会社で最も嫌われる。

    戦略プランニングにおいて競合他社の存在を考慮するのは当たり前だが、必ずしも最優先事項ではない。まず考えるべきは顧客ニーズである。

    人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える、この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは、決意を新たにすること。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

    私の生き方のもう一つの特徴は、もったいないと思わずオールクリアボタンを押してきたことだ。勿体無いと思った途端に人生は負けである。

    自分の生き方として何を基準にしているかというと、死ぬときにこれで良かったのだと言うための生き方を工夫しているのだ。

    私はマッキンゼー時代、どんなに忙しくても必ず毎週木曜日の夜を家族の定期点検にあてていた。他の予定をいれず、近所のレストランで食事をしながら妻と話し合う時間を持つようにしていたのである。定期点検で語り合うテーマは主に二つ考えられる。一つは子育ての方針など家庭内のことだ。夫婦の考... 続きを読む

  • 大前語録ってことで、仕事やリーダーシップについて。

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「ビジネスでは真実がボスの言うことよりも上位概念である」「成績の悪い営業マンほど売れない理由の説明がうまい」「リーダーに最も重要な役目は方向を決めること。次にスピードだ」など、88の大前流ビジネススキルを解説とともに紹介。マッキンゼーの日本支社長を務めた氏が、過去の200冊以上に及ぶ自著から厳選したスキルは、デジタル化とグローバル化の荒波の中を彷徨うビジネスマンにとって最強の羅針盤となってくれます。大前哲学の集大成とも言える本書は、ビジネスマン必携のバイブルです。

【編集担当からのおすすめ情報】
一日一条大前流。これを実践すればわずか88日で最強のビジネスマンに生まれ変われます。たとえばレシピをひとつ紹介。「日本には大器晩成という言葉があるが、実際にはそういう人はあまりいないと思う。私に言わせれば、それは最初にサボっているだけだ」。こんな強い言葉にドキッとさせられる人も多いのでは。しかし、その一条は、これまでのサラリーマン生活から一歩抜け出したいと思う人にとって、強い勇気を与えてくれる言葉にもなってくれます。特効薬は88条。ぜひお試し下さい。

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