ネンドノカンド -脱力デザイン論-

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著者 : 佐藤オオキ
  • 小学館 (2012年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093460897

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ネンドノカンド -脱力デザイン論-の感想・レビュー・書評

  • コンセントカバー「socket-deer」が良い感じ。非売品なのがもったいない。

  • ロジカルだけど意外性もある文章構成が、デザインのうまさを物語ってる。

  • 【No.20】「アイデアはためて使おうとするとダメ。1回ごとに全部出しきっちゃわないと。今後これ、いつか使おうととっておくと腐っちゃう」「オフ日はできるだけゆっくりと動き、物事に必要以上に時間をかけることで、ギアを一段階落とすようにしている」「複数のことを同時に考えているように見える人は、情報を整理して、その課題を解決するまでのスピードが速い」「物事の”キワ”を見つめれば見つめるほど、白と黒の境界線にしか見えないはずの領域に、濃度の異なる無数のグレーの存在に気づく」「10のうち、3は必ず何かが起きるって気持ちでいられると、その何かが起きてもそれなりに対処できるもの。そういう気持ちの余裕や、対応する引き出しがあるかどうかが、デザイナーの力量とイコールなんじゃないかと思ったりする。社会で活躍している人は、みんな一定以上のレベル。やはり”不測の事態の対応能力”に差が出る」「どんなにおもしろいアイデアも、実現できなければそこには社会的価値がない」「一流とされる人たちは、作業をする前の”下ごしらえ”や、周辺を保護する”養生作業”が優れているのが共通している」「コンスタントに量を生み出す土台があって、そこから生まれたノウハウを養分にすることではじめて、質の高いデザインが開花する」

  • 佐藤オオキが行ってきたアイデア発想の数々の事例。要素の整理整頓とちょっとの異種融合的チャレンジ。

  • 佐藤オオキのエッセイから読み取れる、思考やユーモア。
    肩肘張らずに情熱を燃やすのはこういうことなんだろうな。

  • オオキさんの作品とちょっとした思い、出来事などが読みやすい文体で書かれた本。
    読んでいて、nendoの作品はオオキさんだからこそつくられている作品なんだとしみじみ思った。
    つまり、ほかの人が真似をして、同じようになにかが生み出せるということでもなく、オオキさんだからできるやり方と作品。
    それがわかったことも、この本を読んでよかったことのひとつ。

    オオキさんもプロジェクトが気になって寝れないときもある/デザインでコストを下げれる/仕事で頭を下げることも多い/デザインにも「ボケとツッコミ」/自分の目に自信をもてるように/デザインには「正しい」と「好き」がある/集めたくなる→散らからないデザイン/一定レベルでソフトが使用できれば大差ない/ブランドに世界戦略の鍵

  • この人の感覚がとにかく面白く感じる。面白がっているところが同じなのかな?

  • デザイナー佐藤オオキの自ら手がけたデザインの紹介と説明の本。角に描かれているイラストがイイ味出してる。文体もユーモラスでわかりやすく、すごく引き出しの多い人だなあと感じた。作っている作品もシンプルながら、ひとひねりもふたひねりもあって面白い。これからますます注目していきたい人のひとり。

  • 面白い、というか、全然関係のなさそうな話から始まって、プロダクトの話にたどり着いて、軽いオチもつけて終わるこの構成が素晴らしい。私も今度、ブログで真似てみよう。


    なんてことないよーって風に見せて、たんたんと数こなす感じもプロっぽくてすてき。


    私もドラえもん派だな。
    でもって、何かで身近な人の役に立って、世の中を少しでも良くできたら、ってのも日頃考えてたこと。


    また日を開けて読み返したい。

  • デザインで世界を飛び回る筆者のさまざまな観点からの手記をまとめたもの。面白い。
    人を育てるのは、飛躍型かだんだん型か。小さな成功体験、成長を感じさせてあげる。
    竹で町おこしを使用とした台湾。竹の製品を作る技術を利用して鉄の椅子を作る。
    藤子不二雄の言葉。sfは少し不思議という意味。平凡な日常がベースで体温を感じさせる人物を作る。裏から物事を見て新しい視点と驚きを与える。

  • 某雑誌で隔週連載された佐藤オオキのコラム集。

    佐藤オオキといえば世界的に幅広い分野で活躍しているデザイナー。そんな彼の考え方・日常のお話が、ほとんどの場合自分の手がけた1つの作品に帰結していく。

    結構な分量があるのに、1つ1つのコラムが非常に面白いので次へ次へと読んでしまった。
    デザイナーというとどうしてもカッコつけているという印象があるが、彼に関してはまったくそれがない。
    足がすぐ群れて臭かったり、ガラスの腸のせいですぐトイレに走ったり、彼の使用後のトイレがものすごく臭かったり……。
    もとの連載が男性誌なせいもあるだろうが、普通の人が隠したいと思う部分もおおっぴらに語っている。(もちろんそういうものばかりではないが)

    真面目なデザイン論も、面白い日常の話も、すべてひっくるめて彼の素直さ、率直さ、正直さが伝わってくる。

    スペシャルコンテンツとして、彼の手描きの年表・オフィスの間取りも良かった!

    かなり満足した一冊。

  • 世界的なデザイナー賞を受賞し、国内外で活躍する著者。彼が立ち上げた会社は、ビー玉から高層ビルまで、大きさ、ジャンルを問わず色々なものをデザインします。今まで携わってきたものも数知れず、デザインのコンセプト、発想法、仕事の進め方など、過去の作品をもとに語ります。「アイデアは貯めるものではない」など、読んでいると自分の考えが刺激されます。

  • 佐藤オオキさんのノウハウを学ぶというより、単純にオオキさんの日々の日記がすごく面白く書かれている。
    デザインとしてのヒントもちょくちょく書いてあり、本としてもおそらく読みやすさやデザインも考えられたとても良い本。

  • テレビで拝見して、ひょっとしてこの人はモンテッソーリ教育を受けたのでは?と興味を持って読んでみた。それはわからないけれど、面白い!地球儀欲しい。

  • すこしふしぎだけど、使えるデザイン。左脳型と右脳型のバランスが取れたデザイン。粘土のようにこねる楽しさ。

  • 小ねた豊富なドラえもん派の几帳面な巨漢デザイナー。
    日ごろのちょっとしたエピソードから始まる、「すこしふしぎ」なデザインの紹介。

    「デザインの鮮度」
     デザインはあまり熟成させないほうがいい。
     アイデアには鮮度があるから。
     素材の見極めと、手際の良い包丁さばき、最小限の調味料による表現。

    「スンドメの美学」
     一見するとデザイナーが関わっていないように見える印象なのに、
     よくよく見ると細かいディテールにこだわっている「狙いすぎていない」デザイン。
     スレスレの際どさ。

    「巻き込み力」
     センスなどと一般的に呼ばれているものは、
     トップデザイナーもちょっと気の利いた学生もそう大差がない、
     プロジェクトを牽引していく「巻き込み力」にこそ大きな差がある。
     常に自分が感じている「楽しさ」を包み隠さず相手に伝えるようにしている。

    「見つけかた」
     解決案は目の前に。
     1.対象物を見ない。
        意識の絞込みが邪魔をする。
        周囲ににじみ出ている要素や背後に隠れている情報にも意識を広げる。
     2.常にリセットする。
        貴重な第一印象を何度でも繰り返せるように。
        いろんな人の第一印象とそれに伴う行動をイメージし、
        ひとつのストーリーを紡いで空間デザインを作り上げる。

    「量と質が反比例していた時代は終わり」
     コンスタントに量を生み出す土台があって、
     そこから生まれたノウハウを養分にすることで
     はじめて質の高いデザインが開花する。

  • オチを先に決めてしまう

    例)実際は白色なのに赤く「感じられる」椅子
    フリ 人が「赤」と知覚できさえすれば、それは十分「赤い椅子」と呼べるであろうという根拠

    どこまでも自由でありながらも、スタートとゴールの間のスキマに最もはまるピースを探し出す

    好きなデザインと正しいデザインの2つのものさし

    切り取った構成要素の時系列や関係性を組み替えていくことで新しいアイデアが次々と出てくる
    鉛筆が一本あるとしたら、素材や質感、色、温度、香り、などの基本スペックから、鉛筆にまつわる行為や状態をザーッと洗い出して、さらには、鉛の芯、周囲の木、と各パーツに分解しながらそれらの関係性を整理する。木は芯が折れるのを保護するためなのか、それとも指の汚れを防ぐためなのか?本当に削りたいのは芯なのか?木なのか?それらの関係を切り離したり、入れ替えたりすることで新しい鉛筆のデザインが見えてくる

    対象物を「見ない」
    探し物が「確かここにあったはず」と思う場所にないのと一緒で、「まさかこんなところに..」と思うような場所に落ちているもの。この時「ここにあるはず」という、「意識の絞り込み」が邪魔している。コスト削減や競合商品との差別化など局所的な要素を意識しすぎることで、その商品の本質的な魅力を見失うことがよくある。これを防ぐためには、対象物をできるだけ凝視しないようにして、その周辺ににじみ出ている要素や背後に隠れている情報にも意識を広げることが重要

    第一印象を何度でも繰り返せるよう、常に「リセットする」こと

    「型」とは、デザイナーによる「問題解決の仕方」の違い

  • デザインに関してだけでなく,色々な心構えについて書かれていた本で考え方とか参考になりました.
    また,小分けに分割されているのですが,その際に紹介されている一つ一つのデザインが面白く読みごたえがありました

  • 和図書 757/Sa85
    資料ID 2013102984

  • 読んでで楽しい。ニヤニヤしながら、多分読んでいたと思う。

    抱えている仕事の量を考えると、とても余裕なんてなさそうなのに、実にたのしい。

    仕事は楽しく!

    装丁は祖父江慎さん。佐藤さんの作品と文ととてもマッチしてすごくイイ!

  • 約50の「ハッ!」 とさせるデザインと、デザイナーの日常に触れられる一冊。

    著者は06年のNews Week誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選出されたデザインオフィスnendo の代表。デザイナーといっても、インテリアから建築物まで幅広く手がけるところ、旅行でいったミラノサローネで、雑貨を作る建築家や車のインテリアを手がけるグラフィックデザイナーに出会い衝撃を受け、世界の異種格闘技に飛び込むべく「○○デザイナー」の「○○」は外したそうです。

    おなかが弱いのに世界中を飛び回り、奥さんもいらっしゃるのに同性愛者から狙われる、二歳上の著者の、タフな頑張りには脱帽しました。

    やっぱデザイナーは椅子だろ、と思わせてくれたはP67の"black thin lines" でしょうか。

    ある日までは無かったものなんだけど、ある日を境にヒトが寄り添うようになっていた、それがデザインとして優れているということなんだと腹落ちさせてくれました。

  • 弟に借りた本。

    デザインオフィス、「nendo」の代表、佐藤オオキさんの本。

    すごく読みやすかった。
    絵も可愛い。

  • 脱力とうたいながらも、かなりハードな日々を送られている様子がリアル。それでいて楽しそうな様子が伝わってきた。こういう人に、世界でどんどん活躍してほしいと心より願う。

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ネンドノカンド -脱力デザイン論-の作品紹介

ビー玉から高層ビルまでデザインする、nendoの世界はこうやってできていた。佐藤オオキの発想力、デザイン理論、お腹のゆるさがわかる!2012 Designer of the Year二完!世界が注目するデザイナー佐藤オオキ初の著書。

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