大遺言:祖父・永六輔の今を生きる36の言葉

著者 :
  • 小学館
3.53
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本棚登録 : 59
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093460910

作品紹介・あらすじ

永六輔って何者? 言葉の天才の孫が辿る!

祖父・永六輔は、僕に何も残さず逝ってしまった。
僕は祖父の著書や手帳、ノートを読み漁り、ゆかりの人を訪ね歩いた。

すると、時代が移り変わっても全く色褪せない「祖父の教え」が、
続々と見つかった。



黒柳徹子、久米宏、小林亜星、タモリ、ピーコ、さだまさし、清水ミチコ…。
永六輔の「言葉」によって、仕事や人生が激変した著名人は数知れない。

自殺を考えた女性も、仕事を失ったプロも、自暴自棄に陥った若者も、
「言葉の天才」の一言に救われ、今は大充実の人生を歩む。

●「知識に予算はかからない」●「叱ってくれる人を探す」●「人間関係に順位をつけない」●「人間は今が一番若い」●「生きているだけで面白い」●「聞くは話すより難しい」●「笑うことは武器になる」●「立場や肩書きを裏切れ」…

「天才」が83年間かけてつむいだ言葉は、『上を向いて歩こう』『見上げてごらん夜の星を』『こんにちは赤ちゃん』『大往生』など、数々の国民的名作にも生かされている。

だがそれだけではない。孫が選び抜いた36の言葉。

本書は、今を生きる私たちの人生を、思い切り楽しく、上を向いて歩いていくための「教科書」です。


【編集担当からのおすすめ情報】
「無駄なことは何もない。無駄にする人がいるだけだ」ーー。
永六輔さんの孫の拓実さんは、高校時代、ケガによって目標を失い、自暴自棄に陥りましたが、この一言を実践し、一念発起。現在は東京大学に通いながら、祖父の背中を追い、作家を志しています。
脈々と受け継がれた「言葉の天才」「言葉の職人」の才能。
永六輔さんを知っている人も知らない人も、あらゆる世代の心に響く一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 永六輔さんの孫の拓実さんが祖父の珠玉の言葉を集めたエッセイ。
    孫からしたら、いくら祖父が偉大でもただのじいちゃんってかんじなんだろうけど、その人に関わった人たちから聞く話はやはり、「永さんただものじゃない」ですよね。
    でも、やはりラジオでご本人の肉声でこの言葉たちをもう一回聞きたいなぁ。

  •  「珠玉の言葉」集なんて巷に掃いて捨てるほどある。この本も珠玉集と言えなくもないが、趣はちょっと異なる。収録されているコトバがぼくらと同じ目線上にある。
     著者が強調したかったのも、そこんところ。
     加えて、永六輔の周囲にいた人々が「そういう人だったのよ」と裏付ける発言が収録されているのが本書の貴重さだろう。「永六輔の孫なんですけど」というインタビューへのホンネの応答は、「永六輔の孫」であった著者しかなしえない。
     文のリズムと心地良さ。
     著者は永六輔の孫。もしも編集者の協力無く単独でこの本を上梓したのであれば、間違いなく文才がある。

  • あまり永六輔さんの本やラジオなどには接したことはありません。存命のうちに、ラジオを聞いたり講演を聞いたりする機会を作らなかっことが残念です。深い言葉を残されているなあと感じます。著者の祖父への想いを強く感じました。ただ、著者はまだまだ若く、これからいろいろな人生の経験を積んだのち、もう一度書いてみていただければ、さらに深い作品が生まれるのではないかと思います。

  • 自分の欠点を自覚すれば、自分が追及するものが見えてくる

  • 永六輔って、すごい奴だってわかった。残された親族も大変だー。

  • 1.知恵に金はかからない
    2.尊敬されるより愛されるほうが難しい
    3.死にかたは生きざま、いつか死ぬなら好きなことをして死ぬ

  • 20170705 そういえば亡くなってたんだ。今、居てくれたらどんな事を我々に伝えて来ただろうか。大変読みやすく、祖父に対する思いが溢れてるように感じました。自分として生きるという事でしたができたら職業永六輔を継いで貰えないだろうか。

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