夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)

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著者 : 福永武彦
  • 小学館 (2017年4月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093522991

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夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)の感想・レビュー・書評

  • P+D BOOKSから4冊目の福永武彦。似たようなラインナップでもこれが講談社文芸文庫になると途端にお値段が3倍に跳ね上がるので、基本ワンコインとちょっとで買えるP+D BOOKSはとてもありがたい。持ち運びはちょっとかさばるけど、そろそろ老化で視力の落ち始めた身としては字の大きさもありがたいです。さてこちらは短編集。もともと2冊の短編集を1冊にまとめたもののようで、前半と後半(心の中を~以降)で微妙にテイストが違った気がする。

    表題作は10才のギリシャ神話好きの少年の話で、おおむね可愛らしい。変わり種で面白いなと思ったのが、SFっぽい「未来都市」。手塚治虫とか藤子不二雄あたりの絵柄で脳内イメージしました。「鬼」は今昔物語から題材をとった王朝もの。「世界の終り」は表面的な部分だけ拾えば嫁姑問題で心を病んだ女性の話だけど、彼女が遭遇するドッペルゲンガーらしきもの等、狂気の中に幻想的な要素があって好きでした。「鏡の中の少女」も読み様によっては幻想小説かも。

    ※収録作品
    夢見る少年の昼と夜/秋の嘆き/風景/幻影/死者の馭者/一時間の航海/鏡の中の少女/心の中を流れる河(+再版後記)/夜の寂しい顔/未来都市/鬼/死後/影の部分/世界の終り(+後記・再版後記)

  • P+D BOOKSで復刊された福永武彦も4冊目になった。
    全体的に長編よりも幻想味が強い。『未来都市』なんかはディストピアもののSFだし、作風の意外性というのか、バリエーションがあって面白かった。
    これでもうちょっと書店で気軽に手に入るようになればいいんだけど……。在庫してる店、少ないよなぁ。

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夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)の作品紹介

珠玉の“ロマネスクな短編”14作を収録!

帰りの遅い父を待ちながら優しく甘い夢を紡ぐ孤独な少年の内面を、ロマネスクな文体で描いた表題作「夢見る少年の昼と夜」。

不可思議な死を遂げた兄の秘密が自分の運命にも繋がっている事実を知った女性の生を見つめる「秋の嘆き」ほか、「死神の馭者」、「鏡の中の少女」、「夜の寂しい顔」「未来都市」、「鬼」など、意識の深い底に横たわる揺らぎを凝視した福永ワールドの短編14作。

初版単行本『心の中を流れる河』、『世界の終り』より編纂した一冊。

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