ゼルプの欺瞞 (SHOGAKUKAN MYSTERY)

  • 小学館
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093563321

感想・レビュー・書評

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  • 行方不明の娘を探してほしいという依頼を受けた私立探偵ゼルプは、女子大生の彼女の生活から手がかりを掴もうとするが、関係者は非協力的、さらに“父"だと名乗った依頼者の男も正体不明だった。そして彼女の知人である医者が殺されたとき、闇に葬られた過去の基地爆発事件が浮上してきた……。ベルンハルト・シュリンクがあの『朗読者』に先だって一九九二年に発表し、翌年ドイツ・ミステリ大賞を受賞した話題の長編小説。
    原題:Selbs Betrug
    (1992年)

  •  硬質かつ重厚なミステリーでした。
     緻密な構成で読ませる感じです。
     ドイツ、という国の抱えている歴史が織り込まれた物語でそれも含めて興味深く読めます。
     その辺がかなり面白い。日本と似ているようで似ていない歴史背景に驚かされます。
     ミステリらしいミステリでした。

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著者プロフィール

ベルンハルト・シュリンク(ドイツ:ベルリン・フンボルト大学教授)

「2019年 『現代ドイツ基本権〔第2版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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