ゼルプの殺人 (SHOGAKUKAN MYSTERY)

  • 小学館
2.50
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093563338

作品紹介・あらすじ

銀行頭取ヴェルカーから匿名の預金者の身元調査を依頼されたゼルプ。だが彼の調査経過報告にも上の空の頭取の態度に疑問を抱いた彼は、頭取自身を調べ始める。彼につきそう謎の男。銀行の歴史を調べていた元教師の不審な死。ゼルプを尾行する謎の男たち。そして旧東独から来たゼルプの息子と名乗る青年の登場。老探偵ゼルプ三部作の掉尾を飾る、サスペンスに満ちたドイツ・ミステリの金字塔。

感想・レビュー・書評

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  • 「朗読者」「オルガ」の著者のミステリ
    ゼルプは元ナチでヤメ検の70歳の探偵だ
    彼を愛してくれるシングルマザーのブリギッテとその息子とよい関係なのにプロポーズが出来ない
    個人銀行家からわりのよい依頼を受けるが、この仕事は思ってたよりも複雑で甘く考えていたゼルプを夢中にさせた 東西ドイツの格差も見える
    スキンヘッドの若者取り囲まれ「ハイルヒトラー」と叫ばされ川に落とされたりするゼルプ
    考えすぎて反応が遅すぎるわりな妙な正義感をだしてまわりを危険にさらす老探偵の物語

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著者プロフィール

ベルンハルト・シュリンク(ドイツ:ベルリン・フンボルト大学教授)

「2019年 『現代ドイツ基本権〔第2版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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