オズの魔法使い

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制作 : Lyman Frank Baum  江國 香織 
  • 小学館 (2013年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093567152

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オズの魔法使いの感想・レビュー・書評

  • 『オズの魔法使い』はストーリーは知っているものの、今までちゃんと読んだことがありませんでした。
    江國香織さんの翻訳ならば読みやすいだろうと思い、本書を手に取りました。
    BL出版から刊行された絵本をもとに、新たに加筆修正を施し、植田真さんのやさしい絵を添えた1冊です。

    こんなに善と悪がはっきりとしているお話だったんだ、というのが読後の印象でした。
    邪な魔女は滅ぼされ、よき魔女はドロシーと旅の仲間を助け、祝福する。
    やさしい心をもったブリキのきこりは虫を踏んで殺してしまったことに涙を流す一方で、野ネズミを獲物にしようと追いかける山ねこの頭を斧でまっぷたつにしてしまう。
    いいものと悪いもの、そしてそれに対するドロシーたちの立場がはっきりしているので、わかりやすく安心して読むことができます。
    …が、ちょっと物足りなく感じてしまうというのも本音。

    磁器の国の場面はまったく知らなかったので、とても新鮮でした。
    美しい磁器でできた住人たちが着飾って町を歩いている様子など、想像するとわくわくします。
    彼らを壊さないようにそうっとなでて、表面のつるりとした感触を味わってみたくなりました。

  • 初めて読んだのは、確か小学生高学年の頃、
    図書館で出会ったハヤカワ文庫版にて、でした。

    意外だったのは、ボーム本人のモノだけでも14冊のシリーズがあり、
    パスティーシュ・オマージュ等をあわせると、数十冊を越えるとか何とか。

    そのオズの最初の物語が江國さんの訳で甦ったとのことで、
    子供へ読み聞かせながら、一緒に追いかけてみました。

    全体的に優しい物語なのは変わらずですが、、
    所々で、シニカルだったり、残酷な言い回しを使っていたりと、

    小学生低学年向けとしては、訳し方がちょっと早かったかなとも、
    そういった意味では、大人のための一冊なのかもしれません。

    読み聞かせの時に、不適当だなぁ、、と思ったフレーズは、
    柔らかめの言い回しに変えたり、部分的に飛ばしたりもしてました。

    個人的には久々に懐かしい旅ができて、ほっこりと。

    息子も結構気に入ったらしく、第2作目の『オズの虹の国』へと。
    しばらくはオズでの旅が続くことになりそうです。

  • 大型絵本版から加筆修正されたということで、絵本ではなく
    こちらのほうを購入。

    江國さんが翻訳して見せてくれるオズの世界は
    どんな世界なのかドキドキしながら本を読み進めていくと
    期待通り、言葉の1つ1つが優しくて美しいオズの世界。

    あかるい色の花々に彩られた美しい緑の草原。
    果物のいっぱいなった木々に縁どられた道。
    ひなげしのベッド。

    大好きな野ねずみの女王さまたちもより柔らかで気品のある
    ステキな章になっていてうれしい[*Ü*]

    オズの城のドロシーにあてがわれた小部屋も
    より魅力的に描かれていて、想像してはうっとり。
    部屋の真ん中にある緑の香水が美しい曲線を描いて
    緑の大理石の水盤に落ちていく噴水。
    いいなぁ♡自分の大好きな香水がふんわりと
    美しい噴水から循環して香ってくるなんて
    想像しただけで幸せすぎる光景!!!

    大好きなお話が翻訳で少し表情が変わる。
    また1つ素敵なオズを見つけたようでうれしい1冊でした。

  • 学生だった頃ハヤカワ文庫の「オズ」シリーズ(佐藤高子:訳、新井苑子:イラスト)は愛読書でした。映画化で角川からも柴田元幸:訳、吉野朔実:イラストと言う素敵な新訳オズが出る。さて江國香織:訳、植田真:イラストとの比較は、どちらが人気出るでしょうね。。。

    小学館のPR
    「映画公開の世界的名作が瑞々しい文章で甦る

    カンザス州の広大な平原の真ん中に、叔父さん夫婦と住んでいた少女ドロシー・ゲイルは、ある日、巨大な竜巻に襲われ、家や愛犬のトトとともに見知らぬ土地へと運ばれてしまいます。そこは4人の魔女がいるマンチキンの国。そのうちの1人、北の魔女が「この国の中心にあるエメラルドの街にオズという魔法使いがいて、あの人ならあなたを助けてくれる」とドロシーに告げます。エメラルドの街へと続く黄色いレンガ道を歩き出したドロシーとトトは、途中、脳みそのないかかし、心臓のないブリキのきこり、そして臆病なライオンを道連れに、彼らに助けられながら、偉大なる魔法使いオズに会いに行く旅を続けるのでした。ドロシーたちを待ち受けているのは、致命的なひなげし畑、邪な魔女、つばさのあるさるたち、おそろしい獣……読み始めたらやめられない、わくわくどきどきの物語を、大人たちも楽しめる江國香織さんの素晴らしい翻訳で読むことができます。

    編集者からのおすすめ情報
    全世界同時公開の映画『オズ はじまりの戦い』の原作ともなる名作を、江國香織さんの魅惑の文章と植田真さんの美しい絵で楽しんでください。」

  • 久しぶり、もしくは初めて原作を読んだかもしれない。
    前日譚でもある映画がとても素敵で、原作読もうかなぁと思っていたところ大好きな江國香織さん訳のものがあると知り手に取った。
    江國さんの言葉のいいまわしがやっぱり好き。ひらがな使いとか。オズの世界とマッチしている。やわらかで、けど強さもたくましさもあるゆるやかな世界に。上質なお話。

  • SPACの演劇よりも話は長い。

  • 小学4年生の時に福音館の函入りの完訳本を2晩で夢中で読んだのを覚えている。それ以来の再読である。江國香織が新訳を出したとのことで。当時に比べるとこれはイマイチ感動が薄かった。挿絵がふわっとしすぎてるのが原因かもしれない。私は福音館のあの挿絵が好きだったんだ……。自分がこれを読んだときから随分大人になってしまってるからかもしれないけど、やっぱり福音館版は超えられないと思う。多少高くても福音館の魅力的な挿絵が詰まった完訳版で読むのがこどもにはいいかな。

  • 請求記号:933.7/B28
    (東松山図書課 システム担当)

  • 子供の頃に読んだと思っていたのですがどうも初読だったようです。
    こう言う話だったんだ、と読後に考え込んでしまいました。

    『生きものを傷つけてしまわないよう細心の注意をはらってきた』ブリキのきこりがかわいい野ねずみが山ねこに殺されるのが許せずに山ねこを平気で殺す辺りは牛は食べていいけれど鯨はダメ的な考えを彷彿とさせらてしまいました。
    ある意味アメリカらしい作品か?

  • wickedを見る準備として読んでみた。
    こんな話だったっけーという感じ。
    絶対見る前に読んだ方がいい本

  • 映画や劇をより楽しく観るために読んだ。「江國香織:訳」に魅かれてこの本を選択。他の訳の本と読み比べると面白いかも。
    子供の頃に読んだはずだが、かなりの内容を忘れていた。
    『ヒーローズ・ジャーニー』の段階と照らし合わせると更に面白い。

  • お嬢さん相手に毎晩だったりお休みの日の昼下がり、ひたすらコツコツ読み聞かせ。
    たまにはだいぶ間が空いてしまったりも、そうして長々コツコツと、ドロシーたちと歩いて旅した気分に浸りつつ読み進める、そういう物語でした。

    そう。読む物語というよりも、時間の経過がある分歩いて旅する物語、という感覚がすごくありました。

    元々オズの魔法使いを読んでも見てもいないということもあり、強いて言うなら数年前、BSでやってた映画ウィズ(THE WIZ)の印象がおぼろげに…という程度。
    (ウィズはウィズで、インパクトは相当だったけど。だってダイアナ・ロスがドロシーで、案山子をマイケル・ジャクソンが演じており、舞台は実はNYだった…というのはググって先程仕入れた知識。何ていうか古い映画な分、斬新だったな…また観たいって思うもの)

    ということで、読み進めながら、非常にワクワクした物語でした。
    最近物語る、というのも楽しくなっているし。
    読み聞かせって、最初余り得意でもなかったし、楽しいもんだとも思わなかったけど、慣れて来ると凄く面白いし気持ち良い。
    音読って大切だわ。

    (うちの子は4歳〜5歳のお誕生日前後で読んだけど、けっこう読めてしまうもんです)

  • 童話やオマージュ作品、映像化などあまりにもされすぎているので、原作はなんとなく読んだような気になっていたけど、江國香織さんの訳ということで手にとった一冊。

    前書きのフランク ボウムの文章の「子供のためのエンターテイメントに嫌なエピソードは不要なのではないかと思う」というのには、少しだけ同意。
    人生の苦味や悲しみの部分は、子供達それぞれのリアルライフで得たもののもほうがよりいっそう実感できるし、糧にもなる。童話でそういった部分はあえて描かないポリシー、というのは賛否両論たる部分だけど、これだけきっぱり書かれていると、いっそ清々しく感じました。

    江國さんのやわらかな文と、時折はさまれている上品な挿絵の雰囲気が良く、サクサクっと読めてしまいました。
    小学校高学年ぐらいだったら、子供が読んでも読みやすいかな。

    普段ミステリーとかホラー小説とかでドロドロの人間関係の話ばかり読んでいたワタシには、一服の清涼剤みたいな一冊でした。
    絵の部分を大きくして子供向けにも江國さんの文章で出版してもらいたいです。

  • 江國さんの新しい訳って云うことで、30数年振りに読んだ。

    特に訳って部分で感じたことはなかったけど、こないだ「オズ はじまりの戦い」を見たところなんので、繋がりが分かってより面白かった。

    まえがきのボームの文章を読んで、ブリキのきこりの虫やありに対する態度と敵に対する態度を読んでいくと、アメリカ人の基本的な考え方が納得できるように思えました。

  • 「オズの魔法使い」の、江國さんによる翻訳本。

    童話の原作(翻訳)を読んだことのない人って、
    意外と、結構、多いんじゃないかな~??
    ボクは…、「オズの魔法使い」は初読でした…。

    江國さんの文章も、世界観によく馴染んでいて、
    へぇ~、こんなお話だったんだ~、って感じで、
    面白かったです…。

    前日譚となる、
    映画「オズ はじまりの戦い」(2013年)も、
    原作を読んでないと、面白さ2割減かも…。

    たまには、こぅいう読書も、いいもんですね~。

  • 本当に小さい頃に呼んだと思われる「オズの魔法使い」
    ミュージカルの「Wicked」
    映画の「オズの魔法使い」
    を見た時にあれ?実際のオズの魔法使いはどんなはなしやっけと思ってたけど
    やっと理解できた

    翻訳は気になる箇所があったけど笑

  • 子供の頃に読んだっきり、すっかり内容を忘れていた。
    読みながら、あぁ、こんな話だったっけって思った。
    江國さんらしいするっと入ってくる文章だったけど、
    するっと入り過ぎて少し淡白すぎる印象を受けた。
    挿絵のタッチが素敵。

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オズの魔法使いの作品紹介

江國香織のみずみずしい日本語と植田真の繊細で美しい絵に彩られて現代のワンダーテイルがよみがえる。

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