- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093621724
作品紹介・あらすじ
日本古典文学のベストセラーが現代語訳と原文でよめる『日本の古典をよむ』シリーズ第2回配本。『古事記』に後れること8年、720年に誕生した日本初の正史『日本書紀』と、8世紀の地方の状況がわかる『風土記』から、読みどころを選んで上下巻の2冊セットで。『日本書紀 上』には神代(巻1)から推古天皇(巻22)までを収録、国家の起源と天皇の歴史が編年体で解き明かされる。『日本書紀 下・風土記』には舒明天皇(巻23)から持統天皇(巻30)までを収録、大化の改新や壬申の乱といった迫真に満ちた記述が続く。同時収録の『風土記』は、国引き神話、浦島説話など、こちらもおもしろさ満載! まさに古代史の証言に触れることができる。
感想・レビュー・書評
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◆読書記録2冊目
◆No.089詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本書紀の良いところを抜粋して、現代語訳と原文で書かれている。大まかな流れを知るには良い本だ。
日本書紀は古事記と同時期に書かれているし似通ったところも多いが、違うものとして捉えるとが正道だろう。
古事記と比べるとファンタジー要素が薄くなっているので退屈な感じもする。そして登場人物などは古事記と同じで右から左だ。
日本書紀をベースにした二次創作が出てきたら、また読み直したいと思う。 -
大陸から渡ってきた書を書き写すことが、日本の文化の基礎になった。
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これは下巻に入っている風土記が目当てだったが下巻だけ買うのも座りが悪く上下巻で購入した。風土記自体はほんのさわり程度で残念だったが久しぶりに日本書紀が読めて楽しかった。やはり神話の時代の話は面白い。また、ジャケ買いではないが表紙の絵がとてもいい。シリーズ全作がイラストレーターでさまざまな本の装画を手掛けられている松尾たいこ氏の手によりこの日本書紀は上下巻ともとても素敵だ。
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百襲姫、大碓、小碓、宿禰なんかが出てくると嬉しくなる。小碓=おぐな=日本武尊だそう。身長3m。乙女に変装するにはいくらなんでも大きすぎるんでない?
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読みたかった神話はどうやら古事記に入っているらしく、少しがっかり。荻原規子の『白鳥異伝』は思った以上に神話に沿って書いてあることを知った。