地図の読み方 (BE-PAL BOOKS)

著者 :
  • 小学館
3.78
  • (17)
  • (5)
  • (20)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 191
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093661119

作品紹介・あらすじ

山歩きのための「2万5000分の1地形図」の読み方、実践公開講座

中高年を中心とした、山歩き愛好者が急増していますが、初心者は知人に誘われて山の会に入り、リーダーに連れられて山に登り始めることになります。この時点では地形図を読む必要もなく、また地形図の読み方を教えてくれるようなこともありません。しかし、山好きがこうじてくると、会の活動だけではあきたらず、少人数で好きな山に登りたくなってきます。このとき地形図を読める人がメンバーにいればよいのですが、ほとんどは、ガイドブックを頼りに山へ登ることになります。そのため道に迷ったときに現在位置がわからず、最悪の場合は遭難するというような事態に陥ることになります。
地形図が読めるということは、自分の現在位置を知ることです。現在位置が確認できれば、危険ははるかに軽減できます。ところが、この山歩きに必要な地形図の読み方は、高校、大学の山岳部にでも所属しない限りは教えてもらうことができません。自分の行きたい山に自力で登るためには絶対に必要なことだと知りつつも、中高年の山歩き愛好者には学習する機会も書籍もないのが実情です。そんな山歩き愛好者のための、地形図読みの初歩から実践までが、別冊地図帳に書き込みながら自然に身につく教科書です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・これはもうバイブル。すぐに地図を持って山に行きたくなる。地図読みの入門書という体裁を取りながら、山とは何か、山歩きとは何かまで教えてくれる。図書館で借りたけど買う事にする。
    ・山は尾根と沢でできている。山の成り立ち、浸食作用。そんな事考えもしなかった。ピーク、尾根、コル、沢、相関関係に目から鱗。
    ・地図が読めなくてもコースを歩くだけで登山は楽しい。でも地図が読めればその体験は何倍にも深いものになる。そう教えてくれた素晴らしい一冊。

  • これほど感動したハウツー本はない。
    というか、ハウツー本は嫌いなのですけど、これはハウツー本というより、「教科書」だと思います。

    地図の読み方は知ってる私でしたが、何が面白いって彼の地図の読み明かし方、パズルを解くように楽しんで地図を読む方法を教えてくれたのが最高でした。
    単なる地図以上の楽しみが、地図読みに出てきました。
    実際にこの本を読んでいる最中に山を歩いて実感したのですが、それまで漠然と歩いていた地形を、肌で感じながら歩けるようになった、ということです。

    細かすぎるほど丁寧な指導ですが、この本はほんとにすごいと思う。
    道具として地図を使うというより、もう溺愛してる愛人みたいな地図の使い方というか。(笑)
    地図に対する愛情が溢れてるのがほんとうに微笑ましいです。
    私もこれでますます地図好きになりました。
    これからはもっと地図と実際の対比する時間をとって、いつか、地図を観ただけで立体的に絵が描けるようになりたいです。

    目からウロコの1冊でした。
    図書館で借りたけど、この本はいずれ買って蔵書にします。

  • 四国遍路に向け、少しは地図の読み方を知ろうと思ったのである。

    登山地図すら読んだこともない初心者の俺には、難しかった…。一通り目を通したけど、チンプンカンプン。日本語で書かれているが、まるで外国語を読んでいるようだった。尾根が~沢が~と言われても、全く映像が浮かんでこない。

    もっとやさしく書かれた本が読みたいが…。もう一度最初から読み直そうか、迷っている。

  • 2万5000分の1の地形図の読み方、使い方を著者の理論により解説された書。実際の山容を等高線でどのように表記しているか、尾根と沢の特徴/読み方、実際のテクニック等が網羅され、非常に勉強になる。

  • 地形図を読み込むことの楽しさを教えてくれる良書。別冊地図帳に書き込みながら練習出来るのも非常に良い。
    この本を読んで登山地図を卒業する決意を固めました。
    一刻も早く、コンパスと2万5000分の1地形図を手にもって、山へ行きたくなります。今までとは違った山の見え方がするかと思うと楽しみでしょうがない。

  • 2012/6/27 Amazonより届く。
    2012/7/8~7/19

    六甲山のトレッキングを始めようと思いたち、購入した本。地図がこんなにも面白く情報の宝庫であったとは!早く地図とコンパスを持って山に出かけたい。(ちょっとドジってしまって現在左足首捻挫中なので、もうしばらくお預けなのだが)

  • 地形図を初めて見た人には親切で良い本なのかもしれないが、説明が少々くどい気がした。

    説明の為に使われる地図を付録で付けた点は評価できる。

  • 見落としがちな細かいところまで、図を用いてとても詳しく解説されている。
    ただ、等高線をたどる経験が中学生以来という私には少しついていけないところもあった。じっくり腰を据えて勉強したい本。

  • 地図おもしれええええ!
    山登りの趣味はないけど、地図を眺めるのにはまりそう。
    自分の指紋すら地図に見えてくる。

  • 未読

全13件中 1 - 10件を表示

平塚晶人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×