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著者 : 柳美里
  • 小学館 (2000年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093792042

命の感想・レビュー・書評

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  • 内容は帯の通りだな、と思ったのですがテンポの良さや言葉使い、描かれている人達の様子など面白い要素もある魅力的な本でした。正直、作者の柳さんの言動に対してイラついたりもしちゃうんですが、なんだかんだちゃっかりしてるところはちゃっかりしているので、本当はこういう人じゃないんじゃないか、って疑ってしまったり……。なんにせよ、胸糞悪い気分になりながらも最後まで読ませてしまう力量みたいなものを強く感じました。ただ、こういう内容だけじゃなくて、違う面を今度は見てみたいです。

  • 作者は不倫の末、妊娠すると共に、恩師の癌にも直面する。生と死を一度に受ける現実を赤裸々に綴っている。どんな人との子供であろうと、命には変わりない。人の命の儚さが沁みる本であった。

  • 恋愛は理論でするものではなく、感情でするものだから、客観的に見てしょうもない男に入れあげてしまうのも、仕方がない。
    それにしても、ここに描かれている女(柳美里)は、非常にやっかいで、弱く、言っては悪いが面倒くさい。
    覚悟というか、自分に対する厳しさというか、そういったものが薄いような気がする。
    事前に備えたり、先を読んだりするのが下手で、生活力もない。
    実際はどうか知らないけれど、この本からはそういうふうに感じた。
    こうやって、生活というものからふわふわ浮いている人が作家になれるのかもしれない、と思った。
    もう、だいぶ昔の本だから、今や息子さんも大きくなられたようだ。
    子育ての場面では、東さんと柳美里さんが力み過ぎているのがほほえましい。
    初めての子どもって、そうだよねえ、と、クスクス笑ってしまった。

  • 想像よりかなり良かった!

    生まれゆく命と死にゆく魂のせめぎ合い、何もかもさらけ出した文章は壮絶だ。

    出産や子育てがリアルに描かれていて、アラサーの私には一段と興味深い。

    ただ不倫、またそこからの妊娠は最低だ。子供が可哀想で仕方ない

    東さんとの関係のはじまりも気になる。

  • 著者の考えや、価値観には正直共感できない。
    しかし、そのことを忘れるほどの生と死の表現を感じた。まだ作中で東さんは無くなっていないが、効かない抗がん剤、ガンの転移と、このまま悪化していく徴候しかなく、読み終わった時には暗い気持ちが残った。

  • 柳美里さんのことを無頼な人だと思っていたので、意外と周りに助けてくれる人が多い上に執筆以外はまともに自分のことも自分で出来ないような人だと知ってビックリした。

  • 自分には決してできないややこしい生き方を疑似体験して疲れてみたいときに読むといいでしょう。うっかり雨の日の図書館でたまたま手にとって読み進めてしまうとさらにつらい気分になって椅子から立ち上がれない危険性があるのでご注意。重くて粘着質なところが面白い!!

  • 柳美里さんの作品には賛否両論。
    東由多加氏の柳美里さんと生まれてきた子供への愛が一番心に響いた。

  • ずっと読みたかった柳美里の「命」四部作、全て読みました。出版当時中学生で柳先生のこともよく知らなかったのですが、「彼」とのこと、東さんの関係のこととか克明に記されていて、正直やっと理解できたなという満足感があります。

  • 妊娠中に読んでしまったため、赤ちゃんのことをないがしろにする著者に腹が立ってしまった。

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命の作品紹介

妻ある男性との恋愛、妊娠、未婚出産、そして癌闘病。十年分を一気に生きた一年間の哀しく、壮絶な私記。芥川賞作家がすべてを綴った衝撃の出産・闘病「私記」。

命の文庫

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