模倣犯〈下〉

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著者 : 宮部みゆき
  • 小学館 (2001年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (701ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093792653

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模倣犯〈下〉の感想・レビュー・書評

  • 上巻から数か月あけて、やっと手に取りました。

    読み終わってもすっきりはしない。
    謎は残る。
    彼が母親を殺したのはなぜだろう。

    高井家の残った夫婦はどうなっただろう。

    裁判はどうなったのか。

    宮部氏の作品は昔からあまり好きではない。
    でもおもしろい。
    とても厚い本だがあっという間に読み終わった。

    次は楽園を読みたい。

  • 最後の最後、真犯人解明の部分が、え??ってくらい早かったのが多少不満と言えば不満だが。
    読者は真犯人を知っているまま、どうやって真犯人を解明していくんだろう…と、ワクワクしながら読んだ。
    上巻からいやいや長かったけど、読破した時は、「いい仕事したぁー!」って感じだった。

  • 高井和明の事情をしっかりと知れて良かった。ドラマでは愚鈍に見えて実は真実が見えている者、映画ではただ鈍い人だったので、それだけではない彼の姿があったからこそ、この結末があったのだと感じられた。事件は解決しても、いやしていないのだ。有馬義男の悲しみが終わることはないのだから。ドラマで有馬義男を演じていた橋爪功さんは素晴らしかった。あの切なさこそ、この作品の全てな気もする。

  • 事件はさらなる方向へ動き出し、登場人物たちがそれぞれ語りだす。私の単純な一人称の考えではとてつもなくすごいことで、その場面場面で感動がありました。事件にかかわった人々が、その時間と共にいろいろな経験をし、それに伴う感情の流れが丁寧に表現されています。悲惨な事件もようやく終わりを迎えますが、事件を解決した側の決意、被害にあった家族の切なさなどエンディングもさすがでした。

  • 宮部みゆきさんの著書は 単に相手への憎悪だけで起こるサスペンスではない。
    人が誰しも持つ 孤独さや寂しさ辛さから 起こる悲劇である。
    それをバネに前を向きがんばることの出来ない主人公が 多い気がする。

    前に向けず、自分に降りかかっている不幸を 自分で解決できず 誰でもいいからその気持ちを晴らしたいが為に起こる事件。
    理解しがたい内容ではあるが、惹きつけられるものがあるのはなぜか。

    きっと 根源は誰しもが持つ孤独さや寂しさ辛さだから かもしれない。

  • 2016.7.25 読了


    長かった~~~

    けど、引っ張られたわりに
    終わりは あっけなかった。。。

    まあ こうなるしかないか。。。

    第3部は 読むのがツライというか、
    苦しかった。

    早く終ってほしかったくらい。

    けど、終わると寂しい。。。
    なんせ 長かったから。。。

  • この作品で宮部みゆきを読まなくなった。あまりに殺伐としていて著者のイメージが吹き飛んだ。

  • 2016.4.5 再読
    スカッとする場面もあるけれど、どんな結末だって遺族は遺族。何をしたって結果は変わらない中で動き、声を上げられるってものすごいパワー。
    きっと私だったら何も出来ずじっと時がすぎるのを待つだろうな。それが良いかも悪いかもわからない。
    鞠子のおじいちゃんから、始終目が離せない。

  • 下巻になってからはかなり辛い展開
    犯人は現実社会の闇

  • 終わりがあっさり。リアルな感じで読み進むのが疲れる。続きが読みたいような、読みたくないような。閉じたり開いたりしてた。登場人物がクッキリしている。みんなどこか不完全で人間らしい。

  • 上巻ではあまり見られなかった犯人の内情が、捜査と同時進行で明らかになっていく。
    読み進めるごとに、じわじわと面白くなっていきます。
    でも、犯人が捕まるきっかけはと、「え?!これで終わり??」というほどとてもあっけなかったです。

  • 名作。読ませるが、無駄に長い。絶対にもう少し短くできたはず。
    特に後半にかけて顕著で、少し読むのが辛くなったほど。物語にほとんど影響のないエピソードは削って欲しかった。

    登場人物に魅力がない。個人的に、全員嫌い。
    特にカズとその妹。
    カズは多少運も悪いとはいえ、周りの事をまるで考えず家族を地獄に落とした様は流石である。
    なぜか本当は頭がいいみたいな描写だが、「行動的なバカが一番タチが悪い。」の典型な気がする。

    妹は凄くかわいそうな人物なのに、後半の自殺で、やっと死んだか。くらいにしか思わせなかった。人物描写は、参りましたの一言である。

    ただ、魅力のない人物と、あまり内容のない陳腐なストーリーで、ここまで面白くできるんだから流石は宮部さんである。

    ただ、長さもあり、再読しようとは決して思わない本。

  • 映画化されたときに読んだ。

  • 名作。宮部先生ほんとにありがとうございます。
    また長いのに息もつかせぬ展開。
    こんなにも残酷な人間がいていいのだろうか。
    有馬さん、がんばったね…真一くんも、よく耐えたね…和明くん由美子さん、かわいそうとしか言えません。
    恐ろしい人間ドラマだった。

  • 事故死した二人が死ぬまでの第二部。ピースこと網川が登場しマスコミで脚光を浴び、逮捕されるまでの第三部。

    これだけのいろんな出来事を、膨大な登場人物が出てくるというのに、わかりやすい文体でまとめ上げてしまう作者の力量はすごい。事件取材を取材しつつ、まとめ上げられず取材が元で家庭がおかしくなった経験が僕にもあるので、前畑滋子に感情移入して読んだ。彼女が戸籍などからアジトを特定していくような経験もやったことがあるのでそうだよそうだよと頷きながら読めた。あと捜査中だからってことで取材がなかなか進まないところも。

    小説というのはいろんな人を神の視点で動かせるという点で便利な表現方法だと改めて思った。手法を学べて良かった。

    見つかった携帯電話のこととか最初に栗橋が殺した二人の遺体がどうなったかとか。張られた伏線が回収されてないのが気になったので一点減点する。

  • あー長かった。結論としてはストーリー☆4の文章が☆2で平均で3点。

    長く、つまらない第2章が終わり、第3章になったところでようやく理解可能な時間軸の話が主になる。といっても、改行即で別人の視点に移るという、ルール違反スレスレの文章も頻発するので、それなりに疲れる。

    全体のストーリーとしては、殺人チームが偶然片割れが死んでしまうことで、もう一人が安全圏に逃げこむが、不幸なことに自己顕示欲が強く…というストーリーで、読者をじらしまくったり、マスコミ等をうまく巻き込んでいく手法は鮮やかで、一読の価値はある。

    結末があっけなかったり、タイトル「模倣犯」の意味がわからないとのレビューが多いようだが、主軸はたくさん書かれているような「犯罪心理」ではなく「(被害者加害者問わず)残された人たちの葛藤」であるので、それで良いのではないか。

    ただ、宮部みゆきの他の作品でも感じたのだが、突然女性作家特有のメチャクチャな文章が出てくるのが辛い。何度も書いているように、視点が飛びまくる、会話の駆け引きが計算できていないまま書いてしまい、( )書きで登場人物の心理描写をしてしまう、調べた資料を引き写すだけで内容に生かされない、等など。

    とにかく枚数を稼がなければいけなかったのかもしれないが、数ページにわたって「私の考える家族の幸せ」「私の考えるマスコミのあり方」「私の考える雑誌編集のあり方」というどうでも良い文章が、枚数稼ぎに挿入されている様に感じる部分がある。他の作品でも感じたのだが、執筆時に集中力が続かなかったのであろう。

    また、上巻で感じたのと同じく、会話などで登場人物の人となりを書き分けるということができていない。「おっつかっつ」なんてしゃべる20代がいますか?「彼女はバイト帰りにミニバイクで走っていると」の「ミニバイク」は警察・報道用語であり、通常の会話で使っている人がいますか?まるで、有馬義男と同じ世代の人物しか登場しない作品に見えるのだ。

    はっきりいって、今まで読んだ宮部作品の中では、文章としては間違いなく最低レベルのもので、ストーリーは良いからと、手放しで褒めるような作品ではない。

    文科省の賞など、複数の賞をとったようだが、宮部みゆきが作品内で書いているとおり「推薦した本を1冊たりとも読んでいない」のではないのかな。そこまで見越して、わざとひどい文章を意図的に挿入したのであれば、それはそれで作品の内容的にも合致していて面白いが。

    「長いのに、どんどん続きを読みたくなる」という作品ではあるが、第2章を超えてからは「無駄な文章を読み飛ばして、本を消化しなければ」という理由で、「続きを読まねば」と感じる作品であった。

    文庫版5巻は、どうやらほとんど加筆はないようなので、読むことはないだろうなあ。

    最後に、上巻でも書いたが、「ピース」が芥川賞を取ったあの芸人にしか思えないので、別の意味でも辛かった。

  • なかなかの大作でした。事件の話は怖かったが、後半は人の心理の描写が非常によく、夢中になって読みました。

  • 最後はあっさりと終わった感じだったが、「模倣犯」という言葉がああいう風に使われるとは思わなかった。そういう意味では随分と読者の予想を裏切る作品だった気がする。網川がいつまでものうのうとしている事に対するイライラ感があの様な形で終息していいのかどうか・・・。だけれども十分に悪を嫌悪させ、イライラさせ、個人の無力さと理不尽さを感じさせる凄い作品だったと思う。

  • 上巻から続く気持ちのざわつきは、下巻になってもおさまらず、よっぽど途中で読むのをやめようかと

    どんどん人は死んでいくし、警察の捜査も下巻からはぼんやりとした描写になり、先行きが読めません

    そんな中で主人公(!)の有馬義男の存在感が際立ちます

    最後になって「模倣犯」の意味もやっと分かり事件は解決

    でも有馬義男にとっては全然解決になっていないのね

  • あまりに最後ピースがさっくり落ちたので多少物足りなさも。彼によって死に追いやられた多くの人達のためにも、もっとジワジワと彼を追い込んでいって頂きたかった。結局彼の術中にはまって高井由美子までが死んでしまい…あんなに兄を案じ、聡明な所もあった人なのに。高井和明も実は愚鈍ではなく、誰よりも友達思いの優しい人だった…栗橋浩美もその事に気付くのが遅すぎたのね。ひたすら有馬義男に救われた全編でした。真一も亡霊から解放された様子♪亡霊だった樋口めぐみは救いようなし。ピースの毒牙にかからなかっただけ良かったよね…

  • 面白かった 分厚いわりに読み始めるとサクサク読めました
    つらいなぁ
    模倣犯の意味が解明されるところはもう少しゆっくりすすんでほしかった

  • まずはじめに、宮部さん、ありがとうございました。

    お礼を述べたところで感想をば。
    長かったよ!!!!!!
    ちょっと、上下巻の本しばらくええわ、、と思うほど長かった。
    正直途中飽きました。一気に読んだけど、とりあえず登場人物のエピソードが多すぎるわ。
    と文句垂れつつ、だけど、やっぱなんのかんので、読んじゃう本です。
    実際、エピソードがしっかりしてるから薄っぺらい感じはしなかった。(まあこんな分厚い本よんで、薄っぺらい印象なんて最悪ですが)
    あと、たくさん「ぞわわわわわあ」とさせられた。
    もちろん栗橋と網川のやってることは、本当に背筋が凍るほどおぞましいものだけど、そういった種とは違う、怖さ。
    例えば、栗橋の残虐なところと、とても人間的なところがあるところ。栗橋が一人称で語られるとき、ぐっと身近に感じるのです。だけど、こんな残虐なやつだってわかると、こわい。と思った。残虐なことする人は生まれながらの悪魔で、そんな身近にはいないでしょ、そうでしょ、って思っていたのが、壊される感じ。
    あと、樋口めぐみと高木由美子を同じ位置に書いたところ本当にぞうっとしました。
    真一が「あなたは樋口めぐみと一緒だ!」と言ったとき、(わたしもそう思ったけど)有罪の家族と冤罪の家族が同じ位置についちゃう怖さ。

    樋口めぐみも網川も栗橋も最悪だ。本当に最悪だ。でもその人の中では自分は正義。
    いい人だ、まっすぐな人だと思っていた高木由美子も事件のあとは、自分の中の正義を振りかざす。その姿がとても残酷だ、と思った。

    いや、本当にこの話自体ほんとうに残酷だよ。カズも由美子も最後死んだ。本当にたくさんの人が死んだ。
    最後の篠原と武上のお嬢さんがくっついたり、滋子と昭二(何気にこの二人すごく嫌いなタイプで、読んでてイライラしました・・・)がヨリが戻ったくらいで、そんなくらいで浮かばれないよ!!!!!

    とまた、愚痴みたいになりましたが、なげえなげえ、といった以上に、こんな長い、しかも多方面から攻めて行く話を書いた宮部さんに感謝しています。
    あとがきで宮部さんもおっしゃってましたが、きっとこの小説はたくさんの人が関わって書いたんだなあと思うくらい、内容的にも分厚い小説でした。
    読了万歳!

  • 一言で言うと、長くて重かった。その割に最後はなんか非常にあっけなく、中途半端。警察の最後の捜査過程は?もう少し武上、篠崎コンビも出てくるかと思ったが、、、。この最後なら全体的にもう少し短く、テンポよくてもよかったのに。残念。

  • 上下巻合わせた感想です。

    新聞か雑誌で数年かけて連載していた話な為、間延びした感あり、回収できてない伏線もありで、読むのに費やした時間に見合わないなと感じました。

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模倣犯〈下〉の作品紹介

炎上しながら谷底へ落ちていく一台の車。事故死した男の自宅には、数々の「殺人の記録」が。事件を操る真犯人の正体は…!?あまりに切ない結末!魂を抉る驚愕と感動の三千五百五十一枚。

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