- Amazon.co.jp ・本 (701ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093792653
作品紹介・あらすじ
炎上しながら谷底へ落ちていく一台の車。事故死した男の自宅には、数々の「殺人の記録」が。事件を操る真犯人の正体は…!?あまりに切ない結末!魂を抉る驚愕と感動の三千五百五十一枚。
感想・レビュー・書評
-
発刊後17年目にしてやっと読んだ長編。最後の方は少し走り過ぎた印象だったけどそれなりに楽しめた。私のお気に入り人物はやっぱり豆腐屋の爺さん有馬義男だな、ちょっとカッコ良すぎる役回りで出来すぎだけど。一時は宮部みゆきに嵌まって書くモノ次々に読んだけど近頃ひさしぶりに彼女の作品を読んでやっぱり上手いなぁと思う。ハズレが無い作者だな。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上巻は1週間。
下巻は1日で読み終えた。
とにかく夢中。
続きが気になるなんてものではなかった。
上巻と同じように心を無にして、とにかく読み進める。
深い悲しみもあり、僅かな希望もあり。
でも知らなければいけないことだと思い、しっかり読んだ。 -
なぜ模倣犯という題なのか不思議に思いながら読み進めていった。最後にやっとわかった。
-
事件はさらなる方向へ動き出し、登場人物たちがそれぞれ語りだす。私の単純な一人称の考えではとてつもなくすごいことで、その場面場面で感動がありました。事件にかかわった人々が、その時間と共にいろいろな経験をし、それに伴う感情の流れが丁寧に表現されています。悲惨な事件もようやく終わりを迎えますが、事件を解決した側の決意、被害にあった家族の切なさなどエンディングもさすがでした。
-
エグい…(T^T)
マスコミがエンターテイメントを求めている姿と真実を暴く両面を見せつけ、大衆がそれを楽しんでる姿が気持ち悪い。
被害者の家族がもてあそばれる姿がまた気持ち悪い。
浩一が犯人なのはわかっているのに(読者側)どうにも進展しないのが胸に重い感じだった。
救いなのは真一と豆腐屋と滋子が落ち着くところに落ち着いたこと。
日頃からマスコミ(特にワイドショー)に踊らされることがおおい視聴者。
マスコミが真実を暴くだけのものならいいが決してそんなことはない。
いろんな人たちを傷つけているのも確か。
自分で情報を見分けられるような目をもっていきたいのと「大衆」のようにはなりたくない。 -
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️