カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編

著者 : 細野真宏

• 小学館 (2003年1月14日発売)

感想・レビュー・書評

[夜型さんの感想 · 2017年12月21日]

予備校数学講師が、経済ニュースを理解するための経済学を解説したテキスト。
聞き手役を配して、政治経済という教科で扱われていた経済分野を、かなり易しいテンポで記述しています。
なので、分厚いですが、さくさく読めます。
非常に噛み砕いて解説してくれていますが、それゆえに経済をがっちり学びたい人には物足りないかもしれません。

表紙の絵は、東京大学物語の江川達也さんが担当。

[あああら 1646886番目の読書家さんの感想 · 2022年1月16日]

カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編 単行本 – 2003/1/14

2010年10月9日記述

日本編と同時発売された世界経済編。
２００３年出版。

ヘッジファンドとはどんなものであるのかや、ロシア危機についてやアジア通貨危機、LTCMの破綻についてなどが大変わかり易く書かれています。

大学の教授あたりが書く本では難しいものばかりで分かったようなわからなかったような感じで狐につままれたような印象しか殆どの人は持てません。しかしこの何となくとした漠然とした理解は大変危険です。
現代史の本をさらっと読んでも政治状況の解説が充実していても、こういった世界経済に関しては分かりにくいのが現状です。

日本編と合わせて読んでみて下さい。
目から鱗でしょう。

[公認会計士 日根野健さんの感想 · 2010年9月16日]

ポンド危機
アジア通貨危機
ロシア危機

[よっしーさんの感想 · 2023年8月16日]

大学時代にお世話になった経済の入門書。こちらも改めて読むと、自分が教える側になった場合、どのようにわかりやすく伝えるべきか考えさせられる。世界経済の場合、過去の出来事がより現代にも通じる気がした。

[本の虫さんの感想 · 2022年3月20日]

前作に続き世界経済編も再読です。
戦後以降の通貨危機や固定相場と変動相場制の核が理解できます。
断片的な知識ではなく、世界経済がこのようにして繋がっているのか！という点がわかりやすいフローでまとまっていて、複雑多岐なマネー経済を紐解くことができます。

[watarut1984さんの感想 · 2021年6月27日]

2021/06/27

[まさのり(u_u)読書さんの感想 · 2020年3月14日]

02.03.14

[taka-ikedaさんの感想 · 2018年11月18日]

カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 世界経済編

[nikunikunickさんの感想 · 2018年11月12日]

カリスマ受験講師・細野真宏による経済解説の世界経済編。1990年代以降の世界で起きた経済危機を題材としながら、世界の経済を分かりやすく解説している。
　日本の経済もよく理解できていないのに、世界の経済など余計に理解に苦しむだろうと思っていたが、日本経済編と世界経済編の両方を読んで、そもそも経済を考えるのに日本と世界で切り分けて理解しようとしていたのが無知の極みだと思った。もちろん世界各国の経済が相互に作用することは分かるが、本書では、ポンド危機、アジア通貨危機などの事象を通し、それぞれの国で何が起きて、どう策を取って、それがどう影響し合ったか、ということが一つ一つ丁寧に解説されていて、各国の経済が密接に繋がっていることが非常によく分かった。本書はリーマンショック以前に書かれたものであるし、刻一刻と世界の経済は移り変わっているため、得た知識を元に本書以降に起きた出来事について、自身で勉強しようと思う。

[Yukirobbinsonさんの感想 · 2018年9月2日]

為替を中心にアジア・ロシア・イギリスの通貨危機についての解説を与えており、非常にわかりやすかった。少しマンネリ感があったかな。